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9月21日(土)にSOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2019(以下SIW)のイベントとして、『東京ヴェルディユニバーサルサッカークリニック』を開催しました。
今回のクリニックでは、渋谷区の基本構想やSIWのテーマとしても掲げられているダイバーシティ&インクルージョンという理念に基づき、知的障がい児クラスと小学3・4年生女子クラスを設定しました。
イベント当日、会場となった渋谷ストリームのTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURTには、参加者の皆さんとともにご家族、SIW関係者、メディア、渋谷区職員など、多くの方々がご来場されました。
ひとつめのセッションとなった知的障がい児クラスには、特別ゲストとして知的障がい者フットサル日本代表の木村純一監督、赤須勝一郎選手、野崎将智選手、吉川圭祐選手が参加しました。
クリニックはスキップをしながらのハイタッチなど、コミュニケーションやスキンシップを織り交ぜたウォーミングアップでスタート。続いて遊びの要素を取り入れたドリブルのトレーニングなどを実施し、最後にチーム分けをしてミニゲームを行いました。
ミニゲームの開始前には参加者みんなでFIFA Anthem(国際試合での入場曲)を歌いながらピッチに入り、試合前の挨拶や両チームの握手など、公式戦キックオフ前の流れを体験。ご家族の皆様からも入場時に手拍子が起こるなど、サポーターの前でプレーをしているかのような雰囲気で試合を楽しむことができました。
クリニック後、
「子どもも親も本当に楽しめました」
「参加できるサッカー教室が普段はなかなかないので、
今後もこのようなクリニックをぜひ続けて欲しいです」
といったお声を頂戴しました。
続いて行われたふたつめのセッションは、小学3・4年生女子クラス。こちらには日テレ・ベレーザの岩清水梓選手が特別ゲストとして参加しました。
まずはコートに座って、岩清水選手と東京ヴェルディの中村コーチによるトークショーを実施。岩清水選手が小学生だった頃の話や、なでしこジャパンでのエピソードなどを披露しました。
そして話題が2020年の東京オリンピック・パラリンピックに及んだタイミングで、岩清水選手がサプライズで2012年のロンドンオリンピックで獲得した銀メダルを披露!
特別に参加者と保護者のなかからひとりずつにメダルをかけてもらいました。他の参加者の皆さんも、順番に銀メダルに直接触れてもらうことに。「ずっしり重い!」、「想像していたよりも大きい!」など、様々な感想が聞かれました。
トークショー終了後は、サッカークリニックを実施。初対面同士の参加者が多いので、アイスブレイクを兼ねてボール遊びや鬼ごっこの要素を取り入れたウォーミングアップのメニューでスタートしました。ただし、遊びのように見えてもボールフィーリング、周囲の観察、状況判断など、サッカーに必要なポイントはしっかり含まれています。
ウォーミングアップ後は岩清水選手直伝でキックやトラップ、ヘディングのトレーニング。東京ヴェルディサッカースクールでもコーチをしている岩清水選手のアドバイスは非常に的確で分かりやすく、指導した参加者がすぐにコツをつかんでいく様子も多数見られました。
小学3・4年生女子クラスでも最後はミニゲームを実施し、非常に白熱した試合が展開されました。
全試合終了後、岩清水選手から参加者の皆さんへメッセージを伝え、記念撮影、サイン会を実施し、SIWでの『東京ヴェルディユニバーサルサッカークリニック』は終了となりました。
参加者や保護者の皆さんからは、
「これまでできなかったプレーが、教えてもらってできるようになった」
「私は何かをあきらめちゃうことが多いけど、
岩清水選手はあきらめずに頑張ってなでしこジャパンに選ばれたのがすごいと思った」
「世界で活躍した人の話を間近で聴けて、貴重な体験でした」
「同年代の女子だけでサッカーをできる機会が普段はないので、
これだけたくさんの人数でできてよかったです。また開催してください」
といったお声を頂戴しました。
ご参加いただいた皆様、SIW関係者の皆様、渋谷区の皆様、ありがとうございました。
東京ヴェルディ、日テレ・ベレーザはこれからも、渋谷区とともに『ダイバーシティ&インクルージョン』というテーマを掲げ、ホームタウンやそこに暮らす方々に貢献できるよう活動を続けていきます。