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土曜日の試合から中3日、西が丘3連戦の最後の試合になる。
直近の試合は、SOMPO WEリーグ 第7節AC長野パルセイロ・レディース戦。クラブ新記録となる6連勝がかかった試合だったが、いつものベレーザの試合運びとなった。12分、リーグ戦先発復帰となった菅野奏音のミドルシュートが決まって先制。その直後の15分には、氏原里穂菜が態勢を崩しながら鋭いシュートを沈めて追加点を奪う。氏原にとってはWEリーグ初先発、初得点となった。さらに前半終了間際の44分にも菅野がクロスからプロ初となるヘディングシュートを決めて3点リードで試合を折り返す。後半はCKから失点を喫するも、74分には途中出場の樋渡百花がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これを自身で確実に決めて4点目、さらに樋渡のスルーパスにタイミングよく抜け出した松永未夢が押し込んで5点目。一度火がついたら止められないベレーザ攻撃陣が大きく突き放し、終わってみれば圧勝となった。
そうした良い流れの中で迎える今節。それは、今季これまでで最も大事な一戦になる。WEリーグ クラシエカップ グループステージ突破をかけたグループAの1位、2位対決。ベレーザは、この試合に勝利しか突破の可能性は残されていない。ただ相手より1点多く奪う、そうしたわかりやすい試合になる。その意味で、得点が取れているいま、木下桃香が「点が入ると、みんな自信にもなりますし、良いイメージ臨めるのかなと思います」と言うように、大一番を迎える時期としては最適なのかもしれない。
現在グループA首位のサンフレッチェ広島レジーナは、2日に行われる予定だったWEリーグ第7節大宮V戦が台風後の温帯低気圧の影響による激しい風雨のため中止。よって、最後に行われた試合は10月26日のクラシエカップ 第5節 AC長野戦。負ければグループステージ敗退の可能性もあったプレッシャーの中、開始早々の3分に先制点を奪い、さらに27分にも追加点を決めると、1失点は喫したものの、そのまま逃げ切って勝利。結果的にベレーザを上回ることになった。
S広島Rは、リーグ戦でも無敗をキープするなど、好調を維持している。さらに「広島はカップ戦になればメンバーを入れ替えていますが、それでも全然力が落ちないのは、選手層の厚さとやり方が浸透しているんだなと思います」と木下が言うように、簡単な相手でないのは間違いない。
2シーズンぶりのグループステージ突破へ。ホームでともに戦うファン・サポーターの前で、1つ上のステージに進みたい。