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今季初の3連戦を終えて、中5日で今節を迎える。またここから3連戦がスタートすることになる。
前節はホーム西が丘でアルビレックス新潟レディースと対戦した。試合は開始早々の5分、右サイド山本柚月のクロスが相手のオウンゴールを誘発していきなり先制に成功する。そこからはもうベレーザのペースだった。30分にはFIFA U-20女子ワールドカップから戻ってきたばかりの土方麻椰がミドルシュートを放つもクロスバー直撃。だがその7分後には、土方がドリブルでハーフウェーライン手前からスピードに乗って相手を翻弄する。2人をかわしてスルーパスを送ると、北村菜々美がタイミング良く飛び出し、GKとの1対1を制してリードを広げる。後半は、メンバーを上手く交代しながら優位を保ち89分には、ペナルティエリア内で松永未夢が仕掛けて折り返し。ニアで樋渡百花が頭で合わせて、ファーから青木夕菜が押し込んで3点目。これで勝負こそ決まったものの、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫してしまう。それでも最終結果は3-1。ベレーザはこの公式戦3連戦を3連勝で飾った。
U-20組の復帰、北村の今季初ゴール、青木のWEリーグ最年少ゴールなど、明るい話題の多かった前節から、今節へ。課題もあったものの、より充実した状況でアウェイに向かうことになる。
今節対するセレッソ大阪ヤンマーレディースは、現在SOMPO WEリーグ第3節を終えて首位。C大阪は前節、大宮アルディージャVENTUSと対戦した。試合は42分に脇阪麗奈のFKを白垣うのがニアでコースを変えてゴールに流し込みC大阪が先制に成功。ここから一気にC大阪の攻撃が爆発する。44分には左サイドから百濃実結香が持ち込み、クロスを矢形海優が頭で合わせて追加点。さらに45+3分にはCKの流れから再び矢形が頭で押し込んでリードを広げる。前半終了間際の6分間で一挙3得点と、大宮Vを一気に突き放した。これで終わらず63分だった。右サイド脇阪のクロスを矢形が押し込んでハットトリックを達成。4得点を挙げたC大阪が大宮Vに大勝した。
C大阪は得失点差+6と、攻守が噛み合っている状態だ。失点はリーグ最少の1、得点はベレーザと並んで最多の7だ。C大阪の7得点のうち、前節ハットトリックを達成した矢形が4得点とチームの半分以上を奪っている状態。さらにその4得点の内訳を見るとヘディングで3得点と、彼女のストロングが生きていると言えるだろう。160cmと上背があるわけではないが、勢いよくディフェンスの前に入ってくる、クロスに対してそのポジション取りは警戒した方が良い。
C大阪との対戦成績は、WEリーグでは2戦2分。その2戦とも1-1というスコアになっている。今回こそ決着をつけること、そしてまた順位を上げていきたい。
(写真 近藤篤)