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キャンプも終盤に突入し、トレーニングに充てる日も残り2日となりました。東京が雪のちらつく天気の一報で、キャンプ地の静岡県掛川市は朝から冷たい小雨の降る天気。そのピッチへの影響を考慮して、午前中のトレーニングは人工芝のピッチを使って実施しました。
メインメニューは、このキャンプで初めてとなるピッチ全面を使ったゲーム形式のトレーニングでした。チームコンセプトであるコンパクトな陣形からの連動した攻守を意識し、アグレッシブな守備とマイボール奪取からの素早い切り替えとダイナミックな攻撃を展開していました。
アップからパス&コントロールまでの流れはいつもの通りスムーズに進みましたが、その後のポゼッショントレーニングでは冨樫監督から激しい檄が飛びました。
メニューを続けている最中から冨樫監督の指示が熱を帯びていき、インターバルの間に「ボールをクリアするだけで満足するな! それじゃ相変わらずマイボールじゃないじゃないか! 奪ったボールをつないで、大切にコントロールしていくことが俺たちの目指しているサッカーじゃないのか?」と、強い口調で指導し、発破をかけてトレーニングの雰囲気を締めました。
その流れで、4人のディフェンスライン対3人のオフェンスがマッチアップするメニューでは、ラインコントロールと球際に攻防が熱を帯び、互いに譲らずに厳しさを追求する内容となりました。
ピッチ全面を使ったゲームでは、中央部分をカラーコーンで区切り、そのコンパクトなゾーンの中でボールを動かして組み立てさせ、守備はコンパクトな陣形で連動してボールに寄せていくルールを設定。バイタルエリアにボールが入った場合には攻撃陣のみ入り、フィニッシュまで持ち込む形を反復しました。
最後はカラーコーンはそのまま置きながらも、エリアの制限をなくしてゲームを実施。それでも、両チームともにコンパクトな陣形を維持して攻守を連続的に行なう姿勢を見せていました。
雨が止んだ午後は若手中心のメンバー編成で、対人プレーをひたすら反復しました。アップの後は、2対2のマッチアップ。攻撃陣は崩しのアイデアを、守備陣は連係して距離感を保ってスペースを消しながらボールに寄せていくことを意識し、午前中と同様に球際の激しさを失わないように、お互いに頭と身体をフル稼働させてメニューをこなしていきました。
最後はゴールを置いて、サイドのスローインから3対3で崩してフィニッシュまで持ち込むトレーニング。守備陣にとっても簡単に裏をとられないように連係が求められ、お互いに一歩も退かない激しいぶつかり合いが見られました。
キャンプもトレーニングはあと1日。その後、2日連続でトレーニングマッチを行い、東京へと戻ります。