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東京ヴェルディは、7月5日(水)V・ファーレン長崎戦にて、V・ファーレン長崎および長崎原爆資料館(長崎県長崎市)と協働し、平和祈念活動を実施しました。
今回の取組みは、長く平和活動に尽力されている長崎をホームタウンにするクラブとの試合日を機会とし、全国的に平和に対する機運が高まる夏、首都・東京にあるクラブとして、長崎のみなさまと協働で、平和について考える機会をつくりたいという想いから実施しました。
■実施内容
【長崎原爆資料館パネル展示】
昭和20年8月9日午前11時2分、長崎に一発の原子爆弾が投下されました。
今回、長崎原爆資料館のご協力のもと、ひとりでも多くの方々に被爆の実相を知っていただくため、パネル展示を実施しました。
多くの皆さまに足を止めてご覧いただく中、SNSでのやり取りをきっかけに当日ご来場されていたティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使とご友人のディエゴ・アレハンドロ・ダルトン・ロサレス駐日エルサルバドル大使もご覧いただきました。
▼ファン・サポーターの皆さま
▼レジャバ駐日ジョージア大使とダルトン駐日エルサルバドル大使
【長崎クスノキプロジェクト紹介】
長崎には、原爆の爆風や熱線を耐え抜き、今も生き続ける『被爆樹木』が存在します。長崎クスノキプロジェクトは、そんな長崎の『被爆樹木』の保全、保護を行っています。
その存在を広く認知してもらうことで、戦争の記憶、被爆の実相を伝え、命の逞しさ、平和への願いを次世代へとつないでいくプロジェクトを資料展示と動画放映でご紹介しました。
また長崎市の山王神社にある被爆クスノキの種子から育てられた、被爆クスノキ2世の苗木も長崎から取り寄せ、芽吹いたばかりの小さな命が逞しく生きる姿をご覧いただきました。
山王神社の被爆クスノキは、長崎市出身アーティストで、長崎クスノキプロジェクト総合プロデューサーも務める福山雅治さんの楽曲『クスノキ』のモデルにもなりました。
【平和のメッセージフラッグ】
平和への想い、メッセージをチームフラッグに記入していただくコーナーを設置しました。
ホーム・ビジター問わず、当日ご来場された多くのファン・サポーターの皆さまに、平和への想いを込めたメッセージをいただきました。
またレジャバ駐日ジョージア大使とダルトン駐日エルサルバドル大使、さらには当日会場視察でご来場されていたJリーグの野々村芳和チェアマンとWEリーグの髙田春奈チェアにもメッセージをお寄せいただきました。
▼レジャバ駐日ジョージア大使とダルトン駐日エルサルバドル大使
▼野々村チェアマンと髙田チェア
当日試合運営に携わった出演者やスタッフも記入しました。
▼スタジアムMCのHappy だんばらさん、アシスタントMCの陸杜緒子さん
▼ヴェルディヴィーナス
▼中村考昭 代表取締役社長、試合運営スタッフ
【千羽鶴】
遠い長崎の地へ行くことができないけれど想いをともにしたいという皆さまのために、平和への想いを込めた千羽鶴を受け付けました。
本企画のお知らせから時間がありませんでしたが、『数十羽しかできなかったけど、長崎へ届けていただけるのであれば。』ということで、お持ちいただいた方がいらっしゃいました。
色も鮮やかで綺麗にまとめていただいていて、そのお気持ちとともに長崎へ届けたいと思います。
皆さまからメッセージをお寄せいただいたフラッグと千羽鶴は、V・ファーレン長崎を通じて、後日長崎原爆資料館に寄贈する予定です。
未だ世界各地で戦争や紛争が絶えない情勢ですが、サッカーというスポーツを通じて、平和について考えるきっかけにしていただけたでしょうか。
今回だけでなく、また東京ヴェルディだけでなく、日テレ・東京ヴェルディベレーザ(WEリーグ)でも、このような活動を行っていければと思います。
今後もホームタウン活動のスローガンに掲げている『BE HAPPY, TOGETHER』の精神に則り、ホームタウンにお住まいの皆さま、ファン・サポーターの皆さまと『ともに(Together)』『豊か(Happy)』になれるような活動に取り組んでまいります。