NEWSニュース
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まずは2016年ホームゲームにお越しいただき、ありがとうございました。残念な結果となりましたが、他会場の結果もあり、何とかJ2残留を決めることができました。これもひとえにヴェルディを支えてくれる多くの方々、スポンサー、関係者、ボランティアスタッフ、そしてサポーターの皆様のおかげだと思います。ありがとうございました。
1992年に読売クラブ、ヴェルディに入団し、第1回ナビスコカップ開幕戦アウェイ広島のスタジアムで初めて緑のユニフォームに袖を通した時の感動は今でも鮮明に覚えています。
翌年、Jリーグが開幕し、素晴らしい黄金期を過ごすことができました。尊敬するラモスさんの背中を見て、ヴェルディのサッカーというものを日々学ばせていただきました。それから、色んなチームに行き、素晴らしい仲間に恵まれて、多くのタイトルを取るという幸せにも恵まれました。
そんな中でもいつも僕の心の中にはヴェルディがありました。ヴェルディのことを忘れたことは片時もありませんでした。ヴェルディを思うが故に、別れを決断しなければならない時もありました。また、時として一方的に別れを告げられ、悔し涙を流した日も正直ありました。ヴェルディと共に歩んできたサッカー人生だとあらためて思います。
今こうして、まさか43歳でこのヴェルディに戻ってこられるとは夢にも思っていませんでした。羽生社長を始め、多くの関係者の皆様のお力添えによって、愛するヴェルディに戻って来ることができました。それから3年間、才能のある若い選手と共に汗を流し、素晴らしいサポーターに支えられて、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
自分自身、誇りに思えることが2つだけあります。1つは子供の時から大好きだった読売クラブ、ヴェルディでプロサッカー選手になれたこと。そして、もう1つはこの愛するヴェルディで現役を引退できることです。
現状、確かに厳しい戦いが続き、苦しい時期ではありますが、必ずやヴェルディは復活します。それはこの3年間、過ごした自分の中での確信でもあります。だからこそ、皆様、ヴェルディを愛する皆様、もう一度ヴェルディがチャンピオンチームに返り咲き、日本サッカーを引っ張るリーディングクラブに返り咲くその日まで。いや、その先永久にずっとヴェルディをお願いします。
大切なことは、どれだけたくさんのことをしたかということよりも、どれだけ心を込めてやってきたかだと思います。これから始まる新しい人生、心を込めてヴェルディ再建、日本サッカーのために努力していきたいと思います。ヴェルディを愛する皆様と共に、本当に長い間ありがとうございました。
2016年11月12日(土)味の素スタジアム