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明日(6/29)の川崎フロンターレ戦に向けて、城福監督が6/27にメディアの取材に応じました。そのダイジェストをお届けします。
―今週のトレーニングで選手へ強調したことを教えてください。
ゲームの中で攻守は表裏一体なので、失点は攻撃の失い方から始まっていますし、得点であれば奪い方からつながっています。例えばこの前(セレッソ大阪戦)の我々の得点は、最後に宮原和也がクロスを入れて深澤大輝がファーでフリーで打ち損じた延長線上に宮原和也のところにこぼれてシュートを打ちコーナーキックになっています。そのシーンの前に我々が約2分くらいボールを保持しています。得点になったところは森田晃樹が戻って自分で奪う強度を出せたのですが、それはその前に我々が2分間ボールを持っていたからこそあの強度を出せたわけです。そういう意味で攻守は表裏一体ですし、失点のところでいえば、相手はつながれることを嫌がっていたにもかかわらず我々が大きなボールを蹴って、レイジーな部分があって拾えず、まさに相手の個のカウンターの威力を自ら出させてしまったという意味でも失い方がすごく大きな問題でした。そのため攻守両方のアプローチをしました。
ただ共通して言えることは、ファーストディフェンダーが甘いと今後我々が対戦する相手は何でもできるチームだということです。クロスの精度も少しでも空ければそこにボールを落としてきますし、決定的なシーンを作ってきます。詰めの甘さが、1失点目も2失点目も顕著になった場面だったのですが、そこは我々のベースの一丁目一番地のところなので、しっかりと確認をしました。我々が表裏一体でどういうサッカーをするのかは、映像だけでなく確認をしました。
―C大阪戦では得点シーンをはじめ森田晃樹選手の気持ちのこもったプレーが見られました。彼への評価を聞かせてください。
チームが苦しい状況にあることはみんなが分かっていますし、キャプテンの森田晃樹にもどうにかしたいという想いがあったと思います。彼は声で引っ張るのではなくプレーで引っ張るタイプです。あの得点シーンもそうですが、最後の最後も途中から出た選手を追い越して相手のゴールキーパーにプレッシャーに行っているのは森田晃樹です。それは我々が抱える大きな課題でもありますが、彼のその姿勢はみんなに伝わっていっていると思いますし、次の試合に懸ける想いもみんなと共有できていると思います。
―6月25日(水)の試合でも川崎フロンターレは安定した強さを発揮していましたが、チームの印象を聞かせてください。
選手層の厚いチームですが、特に試合の入りのハイプレッシャーと奪った後のクオリティの高さはフロンターレが本来持っている強みなので、ここを受けないようにしないといけないです。我々がその逆をやらないといけない。やはり間合いを許せばどんなボールでも出せる選手がいるので、自分たちが思っている以上に一歩寄せることを息が上がった状態のなかでみんながやれるかが重要になると思います。自分たちのボールを保持してゴール方向へ進む手応えはありますので、そこから先の統一性。どういう絵を描いてアタッキングサードでボールを持つか、エリアによって何を狙うか。そこは今週のトレーニングでやれることはやってきたので、今いるメンバーのなかで表現ができればいいなと思います。
▼Next Home Game
明治安田J1リーグ 第22節
6月29日(日)18:00キックオフ
味の素スタジアム
東京ヴェルディ vs 川崎フロンターレ
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