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9月1日の2024-25 WEリーグ クラシエカップ グループステージ第1節大宮アルディージャVENTUS戦から毎週、1試合ないし2試合をこなして突っ走ってきた。ようやくできた1週間のブレイクのあとに迎えるのは皇后杯だ。
今回で46回となる皇后杯だが、その中でベレーザは16回の優勝を誇る。直近では第44回大会、2023年1月28日の決勝でINAC神戸レオネッサを4-0で破り制覇している。昨季は、準々決勝でちふれASエルフェン埼玉に延長戦の末に敗れて連覇を逃した。今回は、そこから出直しの戦いとなる。
今季、クラシエカップは惜しくもノックアウトステージ進出を逃したが、2024-25 SOMPO WEリーグでは好調だ。中断前最後の試合となったのは第11節サンフレッチェ広島レジーナ戦。
試合は、序盤から両チームに決定機が訪れる中、前半36分という早い時間にピッチに投入された眞城美春が、その直後の38分に自身WEリーグ初ゴールを決めて先制に成功。58分には北村菜々美がカットインからゴールを決めて追加点。課題だった守備でもきっちりと無失点に抑えて、今季3度目の完封勝利。試合翌日にヨドコウ桜スタジアムで行われた試合でI神戸がC大阪に敗れたため、ベレーザが首位に浮上。最高の形でリーグを折り返すことになった。
良い流れの中で迎える今大会。WEリーグ所属チームであるベレーザは5回戦から登場する。相手はジェフユナイテッド市原・千葉レディース。
千葉LはWEリーグでは5勝2分4敗の6位。直近では大宮Vと対戦している。両チーム交互に決定機を作るという撃ち合いの試合。それでもゴール前の精度が足りず、なかなかネットを揺らすことができなかった。試合が動いたのは後半に入ってから。57分、千葉Lが相手陣内でスローインのボールを奪ってゴール前に迫ると、鴨川実歩のシュートはGKに阻まれてしまう。だが、こぼれたボールを小林莉々子が押し込んで先制。最後まで大宮Vの猛攻を凌いだ千葉Lがこのまま勝ち切り今季5勝目となった。
両者はWEリーグ開幕から7度対戦し、ベレーザが4勝1分2敗と勝ち越してはいるが、直近の今季第8節の対戦では小林莉々子のゴールで0-1で敗れている。いきなり難しい相手との対戦になった。
何が起こるかわからないノックアウト方式の今大会。その中で、いかに強さを見せて堂々と戦えるか。松田岳夫監督がリーグ前半戦最後の試合で話していた「次の皇后杯に向けて、もう一段チーム力を上げて臨んでいければと思います」という言葉どおり、この2週間でもう一度戦い方を整理して積み上げてきた。クラシエカップのタイトルは逃したが、残る2冠奪取に向けて――。その挑戦が、ここから始まる。