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2024-25 SOMPO WEリーグ開幕戦は昨季王者の浦和との対戦となった。
昨季最終節からの4ヶ月、前回対戦は2点リードで前半を折り返したものの、後半に追いつかれてドローに終わっている。そのリベンジとなるはずだった。しかし、松田岳夫監督が「立ち上がりから少し臆病になっていたというか、ボールを持ってから周りの味方を探したり、チャレンジする気持ちが感じられないシーンが非常に多かった」というように、リズムを作れず、試合は序盤から相手に押し込まれる展開。12分にはスルーパスでディフェンスラインを崩され、最後は島田芽依に押し込まれて苦しい1点がのしかかる。
それでも、後半の立ち上がり「前半はいろいろなことを考えすぎていたが、後半はとにかくゴールを目指そうと強く思った」という鈴木陽が、北村菜々美のスルーパスに反応。態勢を崩しながらも力強く放ったシュートは、しかしGKのファインセーブにあってしまう。52分に、クロスから追加点を奪われてしまうも、終盤にかけて何度も相手にゴールに迫ったが無得点のまま試合終了。リーグ戦は悔しい黒星スタートとなってしまった。
リーグでは実に14試合ぶりの敗戦。しかも相手がライバルの浦和ということで、ショックは少なからずあるだろう。ただ、まだリーグの初戦、さらにこの敗戦を生かすことで、今後のリーグ戦にとっては大きな価値のあるものになる。
前節大きなチャンスを作った鈴木は、前節の気付きをプレーに生かそうとしている。「この1週間で意識をまず変えた。今までだったら2歩、3歩を寄せられるところがあったということを前節、再確認できた。守備の強度を上げるとか、プレスの強度を上げるということをこの1週間で意識して、自分がチームのスイッチになろうと思っている」と話している。さらに、未だ達成できていない今季初ゴールも視野に入れる。
「自分はFWなので、自分が点を取って勝つことが一番良いことだし、チームにとってそれがプラスになると思っている」
チームを活気づける一発に期待だ。
一方、ちふれASエルフェン埼玉は、開幕戦で大宮アルディージャVENTUSと対戦した。この試合の1週間前、WEリーグ クラシエカップ グループステージ第2節ではINAC神戸レオネッサを1-0で破り、勢いに乗ってこの試合に臨んでいる。23分には中盤で縦パスを受けた瀬戸口梢が迷いなく左足を振り抜くと、ボールはクロスバーに当たりながらゴールに飛び込んでEL埼玉が先制。さらに、後半開始早々の49分にはCKのチャンスにニアで大沼歩加がコースを変え、ファーから岸みのりが押し込んで追加点を奪う。後半アディショナルタイムにミスから失点を喫するが、そのまま逃げ切り2-1で勝利。EL埼玉は、ベレーザと対照的にリーグ白星スタートを切っている。
ベレーザはここから公式戦3連戦。また今節のキックオフ時間が14時、水曜日は19時、そして日曜日は17時とまちまちだ。よってコンディション調整も大事な要素の一つとなるだろう。メンタル面でもこの3連戦初戦に勝利し、まずは前節の負けを払拭して9月29日のホーム、アルビレックス新潟レディース戦まで突っ走りたい。