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“センサリールーム”の、その先へ。
東京ヴェルディは、センサリールームの主な対象である自閉症・感覚過敏の方たちだけでなく、様々な障がいやご病気のある方、そのご家族などが、スタジアム観戦を楽しめるよう、3月5日(日)ヴァンフォーレ甲府戦にて、東京こどもホスピスプロジェクトと連携しGreen Heart Roomの招待を実施しました。
当日の様子をお伝えします。
これまでGreen Heart Roomには主に障がいのある方をご招待してきましたが、重いご病気と向き合う方にもスタジアムでのJリーグ観戦をお楽しみいただきたく、今回は東京こどもホスピスプロジェクトを通して、本間柊平さん(19)と岩井杏さん(10)、それぞれのご家族をご招待しました。
■本取り組みの背景
https://www.verdy.co.jp/news/11717
味の素スタジアムにご到着後、まずはピッチレベルにご案内してサッカー体験をしました。
スポーツの楽しさを伝える戦隊『ヴェルレンジャー』も登場し、和やかな雰囲気でPK対決などを実施しました。
またピッチの確認に出てきた東京ヴェルディの河村慶人 選手とハイタッチするなど、交流の時間を持つこともできました。
その後はコンコースのグッズ売店や飲食売店でお買い物をされたあと、スタジアムの特別観覧室をカスタマイズしたGreen Heart Roomで試合観戦を楽しんでいただきました。
試合は0-0の引き分けでしたが、リラックスしてご家族での観戦をお楽しみいただくことができました。
慢性閉塞性肺疾患と白血病を患う本間さんからは、これまでは車いすでの試合観戦にハードルを感じてスタジアム来場をあきらめていたものの、この日は「得点が取れなくて悔しかったけど、生で試合を観られて貴重だった。いい体験になった」という感想をいただきました。
ウルリッヒ型筋ジストロフィーを患う岩井さんは、「楽しかった。河村選手とハイタッチできてうれしかった」と話してくれました。
2021シーズンから取り組みをはじめたGreen Heart Roomですが、今後はさらに企業・団体と連携しながら展開していきたいと考えています。
東京ヴェルディは誰もがスポーツを楽しめる社会の実現を目指して、これからも活動を続けていきます。