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クラブ創設から50年、Jリーグ誕生から25年を迎えようとしている今年、東京ヴェルディは次のステージへ踏み出します。
1969年に、日本初のプロサッカークラブを目指して産声をあげた東京ヴェルディ。
国内屈指の選手たちにより、チームも人気を博してJリーグ初代チャンピオンに輝き、その後も数々のタイトルを獲得してきました。
しかし、Jリーグとともに続くと思われていたこの栄光は途切れ、J2降格、親会社の撤退・経営危機がチームを襲い、世間の『Jリーグ=東京ヴェルディ』という認識がどんどん薄れていきます。
「名門ヴェルディをなくしてはいけない」
経営危機の時も、そしてなかなか成績が安定しない中でも、サポーターは変わらぬ愛情で熱いサポートを続けてくれました。
その想いに応えるべく奮起したチームは、2シーズン続けてプレーオフに進出し、昨シーズンは、J1の舞台まであと1勝というところまで辿り着きました。
グローバルでも通用する『東京』というブランド・プラットフォームを有し、日本サッカー界でも屈指の実績と歴史がある東京ヴェルディ。
求められる人物・能力・労働環境・教育方法・価値観などが多様化している今、『東京』を本拠地とする東京ヴェルディは、サッカー業界の垣根を越えて様々なチャネルへタッチポイントを設け収益モデルを拡張するスポーツエンタテイメントビジネスを創出し、色々な競技・年代が関わりあう人材育成を担う世界へ誇る総合クラブとして変貌を遂げていきます。
企業の起源、関わる人々、ビジョン、オフィス… すべての環境が情報となり、ブランドとして形成される時代。徹底した統一感がなければ共感は生まれません。
そこで、50周年を迎え総合クラブとして変貌を遂げようとする東京ヴェルディも、ロゴデザインを一新します。
ユベントスやリバプールFCなど世界のビッグクラブも世界的なマーケティングを意識してロゴを変更し、ブランディングの再構築を行っています。エンブレム枠を外してシンプルに再構成したロゴを開発し、歴史を継承しながらファッションなどのカルチャーに導入しています。
東京ヴェルディも日本で初めてこの運用を導入し、他競技を同じグッズで応援・協力し合う一体感を醸成してブランドを強化しながら、ヴェルディブランドを表面化できる他領域でニュース性と新しい売上の拡大を図ります。
ロゴデザインの変更にあたり、
①デジタル・マーケティングへの対応
②ヴェルディだけが持つ価値の再表現
③総合クラブで展開できる新システム
④ファッションとして成立するクオリティー
をポイントに、世界の名門クラブと同等レベルのクオリティを投下するために、ロゴ・タイポグラフィの巨匠『 Neville Brody 』を起用しました。世界から見た『TOKYO』を表現します。
サッカー部門は登録の関係から2020シーズンから使用する予定です。
【Neville Brody(ネヴィル・ブロディ) 】
デジタル・デザイン、タイポグラフィー、アイデンティティに特化した、影響力を持つデザイナー。
クリエイティヴの境界を押し広げる彼の洞察や情熱は、自身が運営するクリエイティヴ・エージェンシー『Brody Associates』の作品から見て取れる。30年以上に渡り、アルバム・スリーヴや文化施設のアイデンティティ、グローバル・ビジネスを展開する企業のデザインなど幅広く制作。
ロイヤル・カレッジ・オブ・アーツ(RCA)教授、クリエイティブエクセレンスを促進する非営利団体D & A D の前プレジデント。世界中のデザインおよび教育の機関にて多数のレクチャーを展開。