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MATCH試合情報

2022 明治安田生命J2リーグ 第23節 - ジェフユナイテッド千葉 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
まずは多くのサポーターが、アウェイにも関わらず来てくれて、本当に背中を押してくれました。彼らの思いに応えることができず、本当に悔しいし残念です。次は必ず彼らと一緒に喜び合いたいなと思います。 試合については非常に良い入りができましたが、最初のフリーキックで失点してしまい、その後にPKで失点、後半の入りはコーナーキックで失点してしまい、負けたときに一番悔しいというか、こういう点の取られ方をしてしまうと、やはり勝てないですし、苦しくなります。セットプレーのところは笛を吹かれた瞬間からリセットしてしっかりと準備しなければ、こういうふうに痛い目に遭うという部分で、良い勉強になったと思います。 我々が与えたPKと(笛を)吹いていただけなかったPKに関して、我々にとっては非常に厳しいジャッジだったと思いますが、それにしても点の取られ方や時間帯という部分は、大いに反省すべきところです。 ただ、大事なのは自分たちがやっているサッカーのどこが足りなくて、どの時間帯ができたのかというところで、見失わないようにしたいですし、コンディション的に週中に厳しいゲームがあったので、そこを考慮しての起用もありましたが、そこに関してはすべて自分の判断でやったことなので、自分の判断が間違っていたのかなと思います。もっともっと選手の力を、今日のような日程でも引き出せたのではないかと思っています。

失点はいずれもセットプレーからでしたが、流れを失うようなきっかけは感じていましたか?
それはひとつではないですが、相手は2トップにシンプルにロングフィードを入れてくるサッカーなので、そこのフィジカル的な部分で抑え切れないというところで、少し押し込まれてしまいました。そこでどうすべきかというところでは、センターバックがフィジカル的な勝負で勝てればいいですが、それだけではなく我々が精度高くボールを握るところであったり、失ったときにボールを回収するためのリカバリーパワーのチーム全体の強度は足りなかった。またボールの失い方が悪いことで、リカバリーの圧力をかけ切れなかった部分もあったと思います。我々のサッカーから逆算した反省という部分では、攻撃のところと切替えのところも起因していると思います。

ボールを握って相手を走らせるという部分で苦しんだ要因はどの辺りにありましたか?
コンディションのところをトータルして考えたときに、たとえば馬場をサイドバックで起用したり、彼ならやれると思って起用しましたが、先に点を取って引いてくる相手に対して、サイドバックがこういう立ち位置を取って欲しいという部分で、元々チームとしての期間も短いですが、彼にとっては短い期間の中で少し戸惑ったところがあり、アンカー含めて後ろに重たくなってしまった場面がありました。 それによってインサイドハーフの梶川や井出が少し下りてくるような場面があり、佐藤凌我が孤立する場面がありました。もっと前に厚いポゼッションをしたかったですが、それにはサイドバックのポジショニングを含めて、浸透させ切らずに起用した私の責任だと思います。ただ、後半はそこを修正してボールを握れたと思うので、前半からもっともっと前に厚いポゼッションができれば、早めの反撃ができたのかなと思います。とにかく、2失点目のPKと、3点目の後半開始直後のコーナーキックでの点の取られ方は非常に痛かったです。そうは言っても、早いうちに1点を返したかったという意味では、もう少し前に厚いポゼッションをしたかったと考えています。

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選手コメント

DF 3ンドカ ボニフェイス

ゴールシーンを振り返ってください。
キーパーがフィールドプレーヤーに代わったことで、チームとして、どんどんシュートを打っていこうという部分もありましたし、(キッカーの山本)理仁にファーを要求したら、すごく良いボールを蹴ってくれたので、しっかりと合わせました。

相手のロングボールに対して、セカンドの奪い合いで苦戦しましたが、ディフェンスラインと中盤でどのようなコミュニケーションを取っていましたか?
しっかりと弾きながらセカンドボールを拾うというのはいつものチームのやり方ですが、どうしてもそこの戦いは五分五分だったと思いますが、もっと圧倒したかったです。五分五分の中、セットプレーから失点が重なってしまうと、正直難しいと思います。その後は相手もブロックを敷いて守ってくるので、簡単に失点してしまったところが敗因だったと思います。

相手のキーマンである櫻川ソロモン選手とのマッチアップはいかがでしたか?
正直、相手の攻撃の起点はそこと、もう一人(ブワニカ啓太選手)だったというところで、もっと自分が圧倒できれば、相手の攻め手はなかったと思いますが、どうしても少し起点を作らせてしまったので、今日チームがうまくいかなかったという部分で、自分の責任は大きかったと考えています。

この連戦では川崎フロンターレのレアンドロダミアン選手を含め、屈強なフォワードとの対戦が続きましたが?
フロンターレ戦でも一瞬の隙で相手につけこまれるシーンも作ってしまいましたし、今日の試合を含め、自分はまだまだだと思い知らされたというか、今日の試合ではヘディングの競り合いでは必ず勝たなければいけない、スピードやヘディングの部分では必ず勝たないと思っています。この前の試合であれば、常に集中して適切なポジショニングを取り続けるなど、もっともっとできることはあると思います。

今日はかなり厳しい暑さでの試合になりましたが?
正直、かなり暑かったです。じわじわと暑さがくる感じだったので、先に失点しなければ自分たちが優位に試合を進められたとは思いますが、結果的に失点してしまい、千葉にとってラクな試合になってしまったと思います。

新体制で初黒星という部分で次節の琉球戦はより重要な試合になりますが?
サポーターが最後まで昇格を意識し続けられるように、自分たちも当然そこを意識していますし、次の試合では必ずそういう試合をしないといけないと思っています。

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DF 15馬場 晴也

新体制での初出場はあまり慣れていない右サイドバックでのプレーになりましたが?
完全に初めてというわけではなかったですが、まずは守備のところを意識して入りました。ただ、PKを与えてしまい、その後もあまり攻撃に関わることができなかったので、自分としては不甲斐ない試合だったと思っています。

試合の入り自体は悪くなかったですが、早い時間帯の失点以降は難しい試合展開になりました。
セットプレーで先に点を取られて、相手が前から来なくなったことで難しくなりました。そういう意味で先制点が重要でした。ただ、相手に引かれた状態でも自分たちであれば、崩すことはできたと思っているので、そこは立ち位置を含め改善点は多いと思います。

後半メンバー交代も行った中、立ち上がりの失点が大きく響きました。
こういう暑い天候や芝の状態を含め、セットプレーは非常に大事になってくる中で、相手がその部分で自分たちを上回っていて、それがこういう結果に繋がってしまったと思います。

今日の厳しいコンディション、相手のスタイルを考えれば、先に点を与えないこと、ボールを握って相手を走らせるという戦い方が必要だったと思いますが?
先制点は非常に重要でした。暑さもそうですが、メンタル的にも早い時間帯の失点でダウンしてしまった部分もありますし、あれが本当にもったいなかったと思います。

後半に関してはサイドを起点に良い形の攻撃もありましたが?
少し自分が内側に入って、(バスケス)バイロンを空けるような形に立ち位置を変えて、その中でチャンスは増えていきましたが、自分はもっと攻撃に関われれば、チームとしてもより多くのチャンスを作れたのかなと思います。

前半に関しては攻撃時の立ち位置のところでしっくりとこない印象でしたが?
相手がなかなか前に出てこないので、ボールを持てる感覚はありましたが、そこで少し落ち着いてしまう部分もあり、もっと自分のところで変化を付けることが必要だったと思います。相手の守備時の目線がなかなか変わらなかったので、後半のように内側を取ったり、裏を狙っていくプレーなど、もっとできることはあったと思います。

前半はハーフスペースでボールを受けてフィニッシュまで持ち込めそうな良い攻撃参加もありましたが、あの形を増やしたかった感覚でしょうか?
あそこに入っていくのはセンターバックでも今シーズンあったところで、ああいう形からいかにシュートまで持ち込んでいくかが、今後の課題だと思っていますし、それができればもっとチームにプラスアルファをもたらせるのではないかなと思います。

代表帰りの短い準備期間の中、新たなスタイルに順応する上で最も意識した部分を聞かせてください。
監督がよく話しているリカバリーパワー、その切り替えのところの部分です。時間がほとんどなかったので、複雑なことまではできないと思ったので、そういう基本的なすぐにできる部分は意識して試合に入りました。

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MF 10新井 瑞希

セットプレーからの3失点を含め、相手の土俵でプレーしてしまった試合になったと思いますが?
1失点目は前半の早い時間帯に決められてしまい、それによって相手がやりやすくなってしまったというか、天候的にも暑かったですし、相手は先にセットプレーで点を取れたことで、より堅く戦う形になりました。ロングボールを放り込んで陣地を回復するような戦い方がやりやすい展開にしてしまいました。そこで凌ぎ切れなかったのが、かなり痛かったです。

前半崩しの形を作れない中、後半にバスケスバイロン選手と共に局面の打開を期待されての投入となりました。どのような攻略のイメージで臨みましたか?
外から見ていた印象では押し込める時間が少なかったので、具体的な指示は特になかったですが、自分と(バスケス)バイロンが出るときは、なるべくボールに関わりながら、相手を押し込めるようにサイドで運びながら、チーム全体の距離感を押し上げていくイメージでした。後半は途中から相手が(ディフェンスラインを)5枚にしてくれた影響もありますが、相手が5枚になってからはボールに触れる回数も増えたので、前半に比べて押し込むことはできたと思います。

コンディションの問題、相手のストロングという部分はありますが、セカンドや球際の部分で苦戦する展開になりました。
相手の(櫻川)ソロモン選手とかに長いボールを蹴られたときに、今までであればそこで自分たちがセカンドを拾って、逆に速いカウンターを繰り出せましたが、今日はそこで相手に拾われてしまい、押し込まれる形になりました。暑さの影響ももちろんありましたが、ロングボールを蹴られたときにセカンドを拾っても、相手がすぐにそれを見越したポジションを取っていることもあり、相手の方がセカンドに反応する人数が多いことで、せっかく自分たちで拾ったボールをうまく展開できず。逆にボールを失って押し込まれる場面が多かったです。

流れの中ではほとんど決定機を与えなかった中、セットプレーの失点が大きく響く形になりました。
セットプレーは前日にしっかりと千葉がやってきそうなプレーを意識しながら練習はしていました。ただ、そこで相手のストロングな部分を消し切れなかったという部分では、少し自分たちの甘さがあったのかなと思います。

天皇杯から中3日の厳しいコンディションの中、相手が5バックになった試合終盤はご自身のところで良い仕掛けが幾度もありました。
ボールに触る回数が増えたことで、仕掛けのところは求められている部分なので、そこで対面の選手に勝つことを意識してプレーしました。

新体制で初黒星という部分で次節の琉球戦はより重要な試合になりますが?
今まで良い形で勝ってきていて、こうやって黒星を喫した際、城福さんも試合後におっしゃっていましたが、『顔を上げていこう』という話だったので、今は一喜一憂することなく次の試合に向かって自分たちができることを高めていくしかないと思うので、そこに集中して次の試合に向けて準備をしていきたいです。

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