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MATCH試合情報

2021明治安田生命J2リーグ 第8節 - FC琉球 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

ホーム連戦で連勝し、勝ち点を積み上げて上位FC琉球とのアウェイゲームに乗り込んだヴェルディ。この試合から中3日で3試合を戦う連戦に突入することもあって、今季負けなしの相手といえども、勢いを消さずに勝ち点3を持ち帰りたい一戦になった。

 

前節からの大きなメンバーの変更はリベロ。山本理仁がホーム連戦で高いパフォーマンスを発揮していたが、連戦を見越してメンバーから外れ、同期の馬場晴也が起用された。他のメンバーは前節と変わらず、サブには持井響太が2試合目のベンチ入り。Jリーグ通算200試合出場に大手をかけている安在和樹はサブスタートとなった。

 

強風が吹く中でヴェルディは前半に風上に立つエンドでスタートした。ただし、立ち上がりは琉球の勢いに押される。マイボールのキックオフで始まりながら、最初のパスがズレてそのまま清武に持ち込まれてミドルシュートを打たれる。これはマテウスがファインセーブで凌ぐと、3分にも左サイドを深くえぐられて、ゴール前に相手3人が入ってくるサイド攻撃を受けたが、マテウスが飛び出してボールに寄せてクロスボールはフィニッシュまで落ち込まれずにすんだ。立ち上がりにややミスが出ていたヴェルディは、マイボールを慎重に動かしながら徐々にリズムとテンポを作っていく。ボールを保持して自分たち主導で試合を進められるようになってくると、ゴール前に入り込んでいく場面が出てくる。19分には左サイドの福村貴幸がフリーの状態でいたのを素早く使い、アーリークロスからゴール前に佐藤凌我が飛び込み、間に出てきて相手GKより先に頭で合わせるが、これはわずかにゴール上へ。バイタルエリアにボールが入るようになって相手を押し下げる時間が続くと、25分には平智広がゆっくりしたパスワークからスイッチを入れてくさびの縦パス。ペナルティエリア際で梶川諒太がヒールでつなぐと、受けた山下諒也が相手をはがしながらターンして右足を振る。わずかにボールはゴール上へと逸れたが、一度主導権を握ってからはヴェルディが相手を押し込む時間が続く。

 

ところが、ワンプレーで展開は180度変わる。41分、タッチライン際の球際での競り合いで佐藤優平がボールではなく相手選手にチャレンジしたとした一発退場処分となる。ここからは自陣ゴール前を固めてブロックを組み、耐える展開が続く。終了間際にはセットプレーで押し込まれてピンチを迎えるが、身体を張ってなんとか凌いで前半を終えた。

 

数的不利な状況で立ち上がりから球際に厳しくいき、下がり過ぎることなく前線から追いながら、押し込まれる場面では全体がしかりと下がってゴール前に人数をかけて耐え続ける。60分には小池に代えて持井を投入し、プロデビューさせる。押し込まれる時間帯が続きながら耐えてきたが、62分にネットを揺らされる。右サイドからのハイボール気味のクロスボールをファーサイドでゴール前に折り返されると、飛び込んできた田中にワンタッチで押し込まれて先制を許す。さらに67分には1対1の守備で平がハンドをとられてPKを献上。このPKを富所に決められてリードを広げられた。

 

苦しい状況に置かれながらもヴェルディの選手たちは最後まで勝利を諦めず、前に出続けた。途中投入された石浦大雅や松橋優安が個人技でボールを運んでバイタルエリアに入っていき、山下は幾度となくスピードを生かして相手守備陣を翻弄する。ボールを奪われても、梶川や加藤弘堅が球際で厳しく寄せてセカンドボールを拾い、福村や若狭はサイドを上下動して攻守両面に絡み続ける。終盤の10分間はヴェルディが押し込み続ける展開に持ち込んだ。88分には相手を押し込んで置き、石浦が狙いすましたシュートをゴール左隅に流し込んだが、これはゴール前でボールに関与した端戸仁がオフサイドの判定をとられてノーゴールに。90+2分には左サイドからのフリーキックで福村がファーサイドにピンポイントのクロスを入れる。大外から回り込んだ若狭がフリーの状態で頭で合わせたが、これも枠を捉え切れず。

 

終盤には数的不利を感じさせないほど、選手一人ひとりがハードワークし、そして自分たちのスタイルを継続しようと戦い続けた。最後まで諦めない粘り強さを継続し、中3日で戦うホームゲーム、西が丘での京都サンガF.C.戦で勝利に向けて準備を進める。

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監督コメント

永井 秀樹 監督

試合を振り返ってください。
立ち上がりのところは少し緩さが見られて入りのところは良くなかったです。ただ、10分、15分を過ぎた辺りからは良くなったと思っています。前半に一人退場してしまうという、なかなか厳しい状況が起こりましたが、ハーフタイムも「そういうことを言い訳にしないようなサッカーをしていこう」というような話をしましたが、今日の一番の反省は自分自身にあります。 やはり、我々はボールを持って攻撃するという、どんなことがあってもブレてはいけない哲学がある中で、監督である自分自身が少しバランスを取りに行ったようなところが今日の一番の反省であります。選手たちには本当に申し訳ないことをしたと、今は感じています。最後の15分ぐらいの攻撃する姿勢はまさに我々の目指すサッカーでありますし、そういうところを数的不利ではありますが、少し守備のバランスを取ることに重きを置き過ぎたことが、逆に受けに回ってしまったという部分に繋がったと反省しています。 選手たちは最後の最後まで諦めることなく、点を取りに行く、前に行くという姿勢を見せてくれましたが、その選手たちを本当に素晴らしいと思います。自分自身の反省をもう一度していく中で、またきちんとホームの京都戦に向けてしっかりとしたプランを考えていきます。 そして、アウェイの沖縄まで来ていただいたファン・サポーターの皆様には感動、喜びを届けることができなかったのは自分の責任だと感じています。申し訳なく思います。必ず次のホームで良いサッカー、そして勝利というものをお届けできるように、また選手たちと短い期間ではありますが、最大限の準備をしていきたいと思います。

試合の行方に大きな影響を与えた佐藤優平選手の退場シーンに関して監督の考えを聞かせてください。
正直なところ、(ファウルが)起こった時は目の前にいましたが、別のところのコーチングを行っていたので、佐藤選手がどのようなファウルをしたのかを自分の目で確認することはできなかったです。もう一度、これから映像を見直したいと思います。佐藤優平は我々の重要な戦力でありますし、自分としては彼の戦う気持ち、相手に負けたくないという気持ちをまずは買いたいと思いますが、あらためて映像を見直したいと思います。

数的不利に加え、上位相手のアウェイゲームであれば、勝ち点1を頭に入れての戦いでも問題ない気はしますが、それでもバランスを取った戦い方が反省点なのでしょうか?
そういった考えがないわけではないですが、やはり我々のサッカーを志向する上で受け身になるということは、トータルで考えると、やはり違ったのかなと今は感じています。

後半途中にJリーグデビューさせ、その後にベンチに下げた持井響太選手の起用の意図を聞かせてください。
まずは彼のここ最近のトレーニングのパフォーマンスが非常に高く、彼自身が掴み取ったメンバー入り、そしてスタートしたメンバーに一番近い選手でした。我々が数的不利な状況で中盤と守備の時にはサイドハーフでのプレーを求め、ゴール前では自分で仕掛けるところを期待して彼を投入しました。サッカーというのは選手が良い時も、うまくいかない時もあるもので、彼のパフォーマンスを責めるつもりはありません。非常に難しい状況の中で今日のような状況では少し彼には荷が重過ぎたと感じてはいますが、彼がここまで見せてくれた姿勢やトレーニングの中でのパフォーマンスを評価する中で、また次に彼がピッチに立った時に今日の悔しさというものを胸にやっていってほしいと思います。

退場者を出した影響もあった中、前半の良いパフォーマンス、後半終盤の反撃と良い部分も出せた試合だったと思います、今日の試合で今後に向けて得たプラスの部分、チームの現在地について率直な感想を聞かせてください。
本当に数的不利で非常に厳しい状況だったことは間違いなかったですが、その中でも最後の10分、15分に関してはピッチでプレーする選手たちのプレーから、我々はやはり攻撃しなければならない、矢印を前に向けなければいけないということは、改めて感じました。やはり攻撃こそ最大の防御だということも、あらためて思いました。非常に悔しい敗戦ではありますが、次のホーム戦に必ず繋げることができる最後の終盤だったのかなと思います。自分自身への反省が非常に大きく、選手たちに非常に申し訳ない気持ちです。

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選手コメント

MF4梶川 諒太

退場者を出した中、チームとして共有していた後半の戦い方について聞かせてください。
前半の最後からもそうでしたが、ある程度割り切ってやるしかないという感じで、しっかりと後ろでブロックを作りながら、とにかくチャンスを窺いながらという戦い方でした。ただ、なかなか琉球さんもそこまでガンガン繋いでやっていたわけではなかったので、相手が焦れるように持っていきたかったですが、そこでの行くところと行かないところの判断に関して前と後ろでズレが出てしまい、そこでのギャップなんかは多少突かれてしまい、結果的に失点にも繋がってしまいました。そこはもったいなかったと思います。 あとはボールを持った時に定位置を取ろうとし過ぎたというか、通常の11人であれば、定位置を取って相手を剥がしていくこともできますが、人が少ないと定位置を取れなかったり、そこを気にするあまり味方のボールホルダーへのサポートが少なかったので、そういう部分で助けに行く動きなどをピッチの中で判断できれば、もっとボールを保持できたのではないかと思います。

より流動的なポジションチェンジや臨機応変な対応が試合終盤の攻勢に繋がったという感覚でしょうか?
10人相手でやっている場合、相手もボールを回そうと思えば、回し続けられると思いますが、みんながもう一度ボールをもらおうとする動きが増えてきて、(石浦)大雅が受けたりする場面もありましたが、少しずつ自分たちのやりたい形、普段とは程遠いものでしたが、それでも自分たちの形を作れたところもありました。

後半開始前にマテウス選手と通訳を介してコミュニケーションを取っていましたが、どんな内容だったのでしょうか?
人数が少ないのでボール回しの部分でマテウスにもボールに関わりながらやってほしいと伝えました。もちろん、風下だったので無理な場面ではセーフティに前に蹴っても問題ないですが、基本的には後ろに枚数をかけると前に人がいなくなってしまうので、少し前に人数を残すためにもマテウスに繋ぎに絡んでほしいと伝えました。

後半に関しては0-0の時間帯をできるだけ長く維持するという部分がチームとしての共通認識としてありましたか?
もちろんゼロで行ければ、後半にもチャンスがありましたし、そういった部分で勝ちに持っていける可能性もあったので、まずはゼロでいかなければならなかったです。前半の途中に10人になった時も、上手く相手の焦れたタイミングでパスのズレも見受けられたので、そういう部分で後半もそういうシーンを増やして引っくり返したいと考えていました。もちろん勝ち点3がベストですが、割り切ってゼロでいくというのが、今日の試合でまずやるべきところだったのかなと思います。

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DF2若狭 大志

退場者を出した中、チームとして共有していた後半の戦い方について聞かせてください。
ボールを持たれる展開が多かったですが、自分たちがボールを持ったときには自分たちのサッカーをしたいと思っていました。ただ、それがなかなかできなかったという感じでした。

不運な部分もありましたが、今日の失点シーンを含め試合の中で悔いが残る場面はどの辺りでしょうか?
映像を見てみないと分からない部分もありますが、少し足が止まってしまった部分があったので、そこはチームとして改善していきたいです。

相手がヴェルディの右サイドに人をかけてきて数的不利で守る場面が見受けられましたが、そこへの対応に関してはいかがでしたか?
一回数的不利を感じる場面はありましたが、それ以外は普段通りの感覚でやっていました。

後半終盤のご自身の決定機を振り返ってください。
あれは本当にすいませんとしか言えないです。ちょっと慎重になり過ぎた感じです。本当に次は必ず決めます!

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