MATCH試合情報
MATCH試合情報



試合を振り返ってください。
多くのファン・サポーターが来てくれていたので、彼らの期待に応えたかったのですが、残念な結果となりました。彼らに申し訳ないというふうに思います。悪い入りをしたとは思っていないですし、決定機が最初にあったのは我々だったと思っています。あの退場のシーンや前半最後の2失点目のバックパスからスタートしているところ。若い選手が今年は本当に苦しみながら経験した1年だったなと思います。この経験を骨身に染みさせないと、このチームは本当に来年も非常に苦しい戦いになるのではないかなと思います。3試合を残して残留を決めたがゆえに、これを経験したという表現ができますが、そうでなければ本当にクラブにとっても選手個人にとっても本当に難しい終盤になっていたのかなと思います。
後半途中から数的不利を感じさせないパフォーマンスを見せていましたが、チームのどういった変化をお感じになりましたか?
気持ちを見せることはこのチームの最低限のところなので、0-1、0-2の時にもっとそれを見せなければいけなかったと思います。もちろんあの状況で1人少ない時間があれだけ長くて、そのなかでも彼らが心折れずに戦ったことに関して、僕は「やっていない」とは言えません。結果で「ダメじゃないか」という言葉は全部自分に向けてほしいと思っています。
谷口栄斗選手の不在の理由について聞かせてください。
体調不良です。
今季のリーグの戦いを終えた直後に選手たちにかけた言葉について聞かせてください。
まずは非常に難しいシーズンでしたが、3試合を残して残留を決めたことで、今日の試合を含めて経験になったと言えるのですが、だからこそ3試合残して残留を決めたことは、彼らが勝ち取ったものだと思います。ただ、10人になったきっかけもそうですが、2失点目のところも大卒1年目の選手が両方関わっていますが、J1では「良い経験をしたな」では済まない。これを我々はどう育てていかなければいけないかということは、クラブもそうですし選手本人が本当に骨身に染みて個人としてレベルアップしていかなければいけないと思います。それは降格という2文字を消したうえで今日戦えたということを彼らがどう真摯に受け止めるか。次にこの経験を活かせるか。3試合残して残留を決められたことが、まずはすべてだったということ。あとはまだまだ、まだまだやらなければいけないことがこのチームにはあるということは伝えました。
MF 7森田 晃樹
試合を振り返ってください。
アクシデント(退場)がありましたが、正直もう少し耐えることができたなと思っています。あとは11人の時にもっと自分たちのペースに持っていければ良かったと思います。
数的不利の際には[5-3-1]の形で守っていました。
中盤が3枚というところで、相手の中盤のシャドーのような選手が少し下りてきて、そこにパスが入った際に裏を狙われたり、起点になられていたので、前半に関してはそこは仕方がない部分もありました。後半はそこをもう少し修正しようという話でした。
後半は数的不利を感じさせないパフォーマンスも見せました。
相手が少し落ちたというか、11人で点差もあって緩くなった部分もあったと思いますが、しっかりと守備のやり方を整理しながら、奪えるところで行ってボールを獲り切ってカウンターまで持ち込めていたので、そこは良かったかなと思います。
個人としても再三のプレスバックでチームを救いました。
広い範囲をカバーしながら、相手のパスの出し手との駆け引きに勝てたシーンは何回かありました。しっかりとボールを持っている選手に対して、激しく行くことができたことは良かったです。
カウンターを受けた際にボックス付近で奪い返す好守もありました。
足にきている時間帯ではありましたが、自分のミスからだったので、人数が少ないなかでやらなければいけない状況でした。それは当たり前かなと思います。
17位でのフィニッシュとなりました。
順位は残留ラインのギリギリの一番下で、結果は良くないですが、残留できたことが一番かなと思います。
FW 9染野 唯月
チーム4試合ぶりとなったゴールを振り返ってください。
チャンスがありながら決められなかったところがあったので、そこは決めなくてはいけないですが、もっと早い段階でゴールを決められていれば、チームとしても個人としてももっとチャンスの回数を増やせたという反省があります。
前半で数的不利を背負ってからは前線の選手として難しい状況でした。どういった意識でプレーしていましたか?
前からプレッシャーに行くしかない部分もありましたが、そこであまり行きすぎずにチーム全体でゴールを割らせないというところは意識していました。みんなよく走っていましたが、もう少しその頑張りを早い段階で、11人の状況から出せれば良かったという思いはあります。
後半途中から選手や並びを変更し、前線での収まりも良くなった印象です。
そういう形の変化はありますが、本当に一人ひとりの闘う部分や簡単に倒れないとか、そういったところでもっとレベルアップしなければいけないというのは、この2試合を通じて感じています。
川﨑修平選手のパスカットから終盤に決定機もありました。
ワンタッチでまず打つイメージはありましたが、少しボールが内側に入っていて打てる状況ではなかったので、もう一個運んで打つ形になりました。あそこでもっと良い選択肢を作れれば良かったかなと思います。
今季は5ゴール4アシストに終わった一方、フォワードとしてできることは増えた印象です。
もっともっとチャンスがあったなかで、点を決められるシーンはあったと思います。そこでもっと数字を伸ばせたと思いますし、個人としてはもっと数字を伸ばしていけるように日々のトレーニング、試合で結果を残せるようにやっていきたいです。
MF 20食野 壮磨
数的不利のビハインドの状況で出場となりました。どういった意識で試合へ入りましたか?
失うものは何もないので、とりあえず点を獲りに行くという気持ちで入りました。
全体的に前へ矢印が向かうプレーが印象的でした。
入ってすぐのコーナーキックでキックミスを2本ぐらいしてしまって、良い意味で割り切ったというか、もう思い切りやろうというか、そういう気持ちで残りの時間を過ごしました。
吉田泰授選手へのフィードなど良い展開もありました。
大学の時は元々ああいうプレーが得意だったので、そういうのを出せたことは良かったとは思います。
右ポスト直撃の惜しいシュートもありました。
この前の鹿島戦ではああいう場面で止めてしまって、結局サイドに展開してしまったシーンがあったので、今日はああいう場面があったらワンタッチで打とうと思っていました。ワンタッチで少し薄い当たりになったのですが、決めたかったです。
今日は初めて兄弟対決も実現しました。
ピッチに入ったらあまり意識せずに、チームのために戦うということを意識しました。
アカデミー時代を過ごした古巣のホームスタジアムでプレーとなりました。
点を決められれば良かったですが、ガンバのアカデミー出身としてガンバでプロになれなかったですが、(ガンバ大阪)U-23の時はこのグラウンドで何回か試合をしました。ただJ1の舞台でトップチームの選手としてここでやれたというのは、自分がユースからトップに上がれなくて、大学を経由してヴェルディに拾っていただいて、今日はひとつ両親も観に来ていたので、兄との兄弟対決をピッチで見せられたというのは、ひとつ親孝行になったかなと思います。