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MATCH試合情報

2024 明治安田J1リーグ 第25節 - 東京ヴェルディ vs サンフレッチェ広島

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
平日のナイターで、しかも雷で90分近く中断した中、最後まで応援してくれたファン・サポーターに本当に感謝したいと思います。彼らにも悔しい思いをさせてしまいました。ゲームについては、もちろん力のあるチームなので、広島にチャンスを作られる場面は想定していましたけれども、我々らしく自分たちでボールを持ちながらチャンスをうかがうという意味では、勝点0なので、やれた感があるという言葉を出すのも悔しいですが、全てを否定するものではないと思います。いま我々がやろうとしていること、やるべきことを選手は出そうとしてくれましたし、攻撃は最大の防御の中で、ある程度ボールを持って前に進むという意志は示せたと思います。決めてほしかった場面が前半、後半もありましたが、勝点0で終わったので、足りないものをしっかりフォーカスして、次に向かいたいと思います。

失点の場面についてどう感じていますか?
選手交代のところはずっと悩んでいました。少し守備は甘くなったけれども、自分たちの時間が長かったので、これをわざわざ変えるのかというのはスタッフとずっと論議していました。ただ、クロッサーに対してアプローチがやや甘くなっているのが気になったので、今の攻撃の流れよりも、そこに蓋をしようと思って2人を呼んだところでの失点だったので、自分の決断が遅かったと思っています。

雷での中断の期間、選手にどのような話をしましたか?
今日の中断は休むべき時と、20時50分のキックオフに向けて、心身ともにテンションを上げていく、メリハリをつけました。なので、再開後は非常に良かったと思います。良い入りができたと思いますし、ヘディングの競り合いもしっかり勝てた入りをしたと思います。良いメリハリはつけてくれたと思います。

(試合終了後)円陣を組んだとき、どのようなことを選手に伝えましたか?
(リーグ戦で)シーズンダブルを食らって、しかもアウェイのサポーターが歌を歌うことがどれだけ悔しいか、よく聞くんだと。自分たちがやれたからこそ悔しさというのは、我々が一番よくわかると。結果しかないんだと、そう伝えました。

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選手コメント

DF 6宮原 和也

試合を振り返ってください。
結果として負けたので、やっぱりこういう試合はセットプレーひとつで決まると思うので本当に悔しいです。相手の決定的なシーンは2つぐらいで、自分たちもうまく守れていましたが、セットプレーで失点というところで、本当に難しい試合でした。自分たちも本当にチャンスは作れていたので、本当にこういう試合はひとつのチャンスだったり、ピンチで決まってくると思いますし、次に向けて頑張りたいと思います。

長い中断を含めて少し途切れる場面が多かった展開で難しさはありましたか?
試合の入りというのは相手も前から来ますし、自分たちも前から行きます。そういう部分では背後という話をしていました。何回か中断もありましたが、そういう部分を中で合わせながらやっていました。

ボールを動かすという場面では前回対戦から改善も見受けられました。
前半は相手も前に前にという形で来ていましたが、後半になって落ちてきたので、そこでしっかり中盤を使いながら、縦パスを差せるシーンもありましたし、そこから前に持っていくシーンもあったので、そこはチームとして継続し、最後はフィニッシュの部分というところで、しっかりと点を取って勝ちにつなげていきたいなと思います。

内容面では手応えを感じる部分もありましたか?
いい形でフィニッシュに行っている部分もあったと思います。中盤を使いながらというところはチームとしてもやっていることなので、そこは何回かできたのかなと思います。入りの部分ではしっかり背後というところをやりながら、ゲーム展開のなかで中盤を使ったりというのは、少しずつできてきていると思いますし、チームとしても少しずつよくなっていると思うので、本当にあとは結果だけだと思います。

右サイドでコンビを組んだ松村選手とのプレーはいかがでしたか?
今日はマンツー気味という感じだったので、もう少し絞ってほしい部分だったり、そういう気になったところもあったので、そこは試合中に話しながら東選手の左足の方を切ってほしいとか、そういう部分を言いながらやっていました。もっと合わせていけばよくなってくると思いますし、自分がやりやすいように守備ができると思うので、そこは今日前半の部分で少し気になる感じがあったので、そこは改善していきたいです。

中断期間を通じてコンディション的には上がってきた印象です。
自分のなかで少しずつコンディションも上がっているかなと思うので、そういう自分のいい状態をしっかり続けていけるように、よりコンディションを上げていきたいです。

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MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
正直、ゲームはヴェルディだったと思いますし、あとは本当に点を決めるか、決めないかというところではないかなと思います。

中断が長かったですが、どういったコミュニケーションを取っていましたか?
わりと長く時間がかかりそうだったので、その辺は体を冷やさずに少し動きながらという感じでした。

球際の勝負やボールを動かす部分ではいいシーンも多く見受けられました。
競り合いのところも負けていなかったですし、(齋藤)功佑くんとかがボールを取ったところで時間を作るようなプレーができていて、しっかり自分たちの時間にできる時間もあったので、その辺はよかったかなと思います。

得点を奪うために意識していたところを聞かせてください。
だいぶ相手も運動量が落ちていましたし、そういうところでしっかり僕たち中盤の選手が受けながら、前に運んで行くシーンは何回もありましたし、ゴール前まで侵入して行くシーンもありました。あとは本当に最後のクロスの質だったり、僕もそういう場面がありましたけど、シュートの質も高めていくべきかなと。そういうところでやっぱり差が出てくると思っています。

敗戦というなかでも内容に関して手応えを感じる部分はありましたか?
全然悪い内容ではなかったと思います。もちろん前半は相手の時間も多かったのもありますけど、局面でいい縦パスやいいターンがあってチャンスを作ったりはしていたので、その辺はチームとしてもよかったというか、これからにもつながるいいシーンがいっぱいあったかなと思います。

ミラーゲームという部分でチームとしてずれを作りながら相手の潰しにくるプレーを効果的に回避する場面も見受けられました。
相手が3枚で前にプレスをかけてきてボランチを1枚見る形だったので、もう片方のボランチがサイドに流れたりすることによって、相手のボランチがついてくるか、ついてこないかによって、しっかり判断してそういうところにボールを預けられたというか、集めることができていたので、わりとそういうシーンがあって前進できたシーンは多くあったと思います。その辺はよかったかなと思います。

個人としてコンディションはいかがでしょうか?
守備のところでも結構体が動くようになってきていて全然問題ないと思っています。

個人としてはそろそろ先発復帰に向けてという感覚でしょうか?
現時点では功佑くんや(見木)友哉くんだったり、綱島選手も中盤にいるなかで、やっぱりスタメンを取り返すのは難しいことだと思います。その辺は個人としてもこういう少し出た試合だったり、日頃の練習から監督にアピールしていくしかないので、後半みたいにしっかりボールを集めて決定的なパスを出したり、チームの攻撃のリズムというのを作り出せるようにするのが、自分の役目だと思っています。もちろんシュートを打つなどゴールに絡む仕事もしなければいけないと思っているので、そこは与えられたチャンスのなかで出していかないといけないと思います。

中断明け初戦を落とす形となりましたが、改めて今後の戦いへの考えを聞かせてください。
下は全然見ていないので、本当に目の前の試合に勝つために反省点をしっかりとチームで出して、そこをクリアにしていくだけだと思っています。

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MF 8齋藤 功佑

前回対戦に比べて相手の強度が落ちたのか、ヴェルディの成長によって差が埋まったのか、どのように捉えていますか?
どっちもあるのかもしれないですけど、自分たちとしても積み上げられている部分もあります。守備のところは継続しながら、攻撃の部分でもしっかりと保持して連動して動きながら、前進して決定機を作るというシーンも増えてきました。自分も2回ほど決定機がありましたけど、そこを決め切るというところが次の課題になるかなと思います。

前半に染野選手のスルーパスに抜け出す決定機がありました。
少し背後から来ている相手を感じすぎてしまったので、シンプルにニアサイドに打てればなと、後で振り返って思います。そこの最後の駆け引きと技術の部分というのは高める必要があるなと思っています。

後半はボックス内でも決定機がありました。
やっぱり押し込めるようになると、自分があそこまで入っていけるシーンが増えると思うので、それは今までなかったですけど、うまくいくようになったからこそ、できたシーンというか、出てきた課題だと思っています。最後のところで決め切るというのは、もっとやっていかないといけないなと思います。

難しい時間帯にしっかりと耐えられていただけに、あの流れでのセットプレーからの失点はより悔やまれるところですか?
めちゃくちゃ悔しいです。正直、ちょっとやられてもおかしくない雰囲気がある時間帯はありましたけど、そこで耐えられていたので、決め切って自分たちの流れに持っていきたかったという部分もそうですし、ああいうシーンであの1点が勝敗を決めてしまうというのを肝に銘じて、次に生かしていきたいなと思います。

新加入の松村選手との連携面はいかがでしたか?
マツ(松村)も時間がないなかで早くフィットしているかなと感じますし、いろいろな選手ともコミュニケーションを取っています。マツのパフォーマンスはよかったのではないかなと思います。

試合直後の円陣では監督からどういった声掛けがありましたか?
選手自身も感じていましたけど、内容的にもやれていた中で、ひとつの失点で試合が決まってしまうという部分では結果で示すしかないということで、次の試合で結果を示そうという話がありました。

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