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MATCH試合情報

2022 明治安田生命J2リーグ 第40節 - いわてグルージャ盛岡 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
本当に遠くまで来てくれたファン・サポーターに感謝します。多くの緑に囲まれた中でゲームをやれたことは心強かったですし、最後に彼らと喜び合えたことは本当に良かったと思います。我々の立ち位置から考えれば、誰がどう見ても他力本願で難しい状況ではありますが、自分たちができることは勝ち続けることだけなので、それを選手とロッカールームで確認しました。我々がやろうとしたことをやり尽くし、人事を尽くして天命を待つしかない3試合なので、その内の1試合を選手たちが本当に魂を込めてやってくれたと思います。内容に関して前半は少しシュートが少なかったと感じています。フィニッシュの手前までいくものの、崩し切るところまでいかなかったところと、シュートの強引さが少し足りなかったと思っています。ただ、焦れずに相手陣でテンポの速いパス回しをやろうとし続けたからこそ自分たちが望むような展開で2点取れました。それは良かったと思います。やり続ければ必ず点が取れるという成功体験を得られましたし、相手の強力な個というかフォワード陣をゼロで抑えられたことは、チームにとって自信になったと思います。

焦れるような前半の戦いとなった中でハーフタイムにどんな声掛けを選手にされたのでしょうか?
特にリスタート等で自分たちからすると、少し時間をかけられていた印象がありました。それに対して我々が早くリスタートをすれば、それがスローインしかりゴールキックしかり、それは相手が嫌がることになると考えていました。自分たちのときはとにかく早くやろうということ。それはずっと目指している部分なので確認し合いました。外からしっかりと崩していく姿勢を見せれば、中も自然と空いてきますが、そこをもう一度確認しました。あとはサイドハーフの立ち位置のところで左右非対称ですが、そこの非対称の立ち位置をもっと徹底しようというところは確認しました。焦れずにやれば必ずチャンスは来ると言っていたので、その通りになってちょっとホッとしています。ただ、ディフェンスラインが持ち出して真ん中にくさびを入れられそうな感触がたぶんあったと思いますが、そこを奪ってカウンターというのは、おそらく相手の狙いだったと思うので、それを終盤に2、3回受けたというところは、ゲーム運びという部分で反省しなければいけないところです。ただ、追加点が大きかったと思います。

佐藤凌我選手、加藤弘堅選手の同時投入の狙いを教えてください。
相手が引けば引くほどサイドを広げていかないと、中が空かないので、もちろんバスケスバイロンもよくやってくれたと思いますが、梶川が中の位置を取りながら相手の右サイドがストロングだと思っていたので守備もよくやってくれたと思います。その上でもうひとつエンジンをかけるために右サイドのタッチ際で河村慶人をプレーさせて相手を広げさせるというところを意思表示しました。あとは相手が高さを増してきたというか、最初からもそうでしたが、途中からクロスの数がどんどん増えてくるので、その対応を含めて加藤弘堅を中に据えたかったというのがありました。

後半の攻撃に関してやり続けたという部分以外で変化を加えたところはありましたか?
ちょっと重なってしまいますが、広げるためのポジションを確認したので、ボールを保持しながら相手を広げる立ち位置がちゃんと取れて、だからこそ我々が目指すエリアに数メートルですがスペースができた。そこに入っていけるスペースができたことが大きかったと思います。

勝ち続けるしかない状況の中で選手たちのメンタルに働きかけるところで気にかけている点を聞かせてください。
勝たなければいけない状況、勝ち続けなければいけないという状況というのはみんなが分かっていることですが、その中で何をやるのかという部分は確認しました。おそらく来てくださっているお客さんが気付かないようなところでのハードワーク。ボールのないところ、ボールから遠いところの選手が何をやるか。ひょっとしたらその選手の助けは見ている人の目には映らないかもしれませんが、そこからやらないとこのチームが目指すサッカーは実現できないとはずっと言い続けてきました。もう後がない状況で、ボールを持った選手の判断が特別に良くなったり、うまくなったりすることはありえないので、我々が今言ったボールのないところでの質とハードワーク、そこは確認しました。

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選手コメント

DF3ンドカ ボニフェイス

試合を振り返ってください。
相手はしっかり守ってカウンターというところをはっきりとやってくる中で、自分たちはボールを持つ時間が多かったですが、意識していたのはリスク管理のところと、どれだけ前線に良い配球ができるかというところでした。結果的に勝てたので良かったです。

試合を通して押し込む時間が長かった中で相手の狙いとするカウンターへの対応という部分はいかがでしたか?
(谷口)栄斗と最近ずっと組む形になっていますが、そういう部分は試合前、試合中に常に話し合いながらやっています。もちろんセンターバックだけでなくサイドバックのナラさん(奈良輪)、(加藤)蓮や中盤の馬場や(森田)晃樹を中心に選手全員が奪われた後の切り替えを徹底してやれていたので、そこまで難しいとは感じていなかったです。

3試合連続クリーンシートの要因をどのように捉えていますか?
苦しいときに失点しないということはずっと話しています。そこは栄斗とも話していて今日も1点相手に取られていれば、結構難しい試合になったと思いますが、あまりうまくいってないときに失点しないところは意識しています。あとは選手全員のハードワークがこの結果につながっていると思います。

ゴールシーンを振り返ってください。
チームとしてあそこでボールを持ったときに速いボールが入ってくるというのは共通認識で、監督からもあのボールに入っていくところを求められていました。その得点前に一度自分の前にボールが流れてきたときに詰められなかった場面がありましたが、それが印象に残っていて、(河村)慶人がボールを持った瞬間に絶対速いボールが来ると思って早めに入り込んだらボールが来たので合わせることができました。

ゴールセレブレーションではゴール裏のサポーターの前で感情を爆発させましたが、一緒に戦ってくれるサポーターのためにプレーするという思いは強く意識するところでしょうか?
サポーターのためという前に、まずヴェルディのためにプレーしています。サポーターは自分たちと一緒に戦ってくれる仲間という感じなので、自分はそういう感覚でいます。

J1参入プレーオフ進出の可能性が残っている状況ですが、残り2試合への意気込みを聞かせてください。
自分たちは全部の試合で勝ち点3を取るしかないので、1試合1試合集中して他のところはあまり気にせずに、自分たちのやることに集中してやっていきたいと思います。

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DF15馬場 晴也

試合を振り返ってください。
3連勝という良い流れで来ていましたが、そういう中で油断とかも少なからずあるかもしれないというところで、試合前からみんなで声を掛け合って、「入り」から集中していこうと、良い入りができたと思います。前半は得点こそなかったですが、自分たちが支配して戦えました。後半もその流れを維持して1点を取って、その後に追加点も奪うことができて素晴らしい形でゲームを終えることができました。非常に内容、結果的にも良かったと思います。

前半押し込む状況が続いた中で、リスク管理の部分ではボランチのポジションの役割が重要だったと思いますが?
元々、スカウティングの段階でカウンターが鋭いチームということが分かっていたので、自分は攻撃に顔を出しつつその部分も意識してやれていたと思います。相手の10番(クリスティアーノ選手)のところに関してはプレー以外にスローインのところなどで徹底的に潰すことを意識できていてそこは良かったと思います。

個人としては代表の活動から戻ってきた段階ですが、今のチームの好調の要因をどのように捉えていますか?
やることを全員が整理できているというか、明確にできていることが一番の要因だと考えています。本当にみんなが同じ方向を向いてやれているので、そこが一番だと思います。残り2試合もこの良い流れを継続してやっていければと考えています。

J1参入プレーオフ進出の可能性が残っている状況ですが、残り2試合への意気込みを聞かせてください。
残り2試合は新潟、岡山と上位にいるチームで良い相手ですし、ここまでの4試合よりも厳しい試合になると思うので、チーム全員でまずは今日のゲームを振り返って1週間良い準備ができれば、この雰囲気なら絶対に勝つことができると思います。みんなで良い準備ができればと考えています。

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FW30染野 唯月

試合を振り返ってください。
チーム全体で勝てたことはすごく嬉しいですし、その中で自分も点を取れたという部分で次につなげることができたと思います。

ゴールシーンを振り返ってください。
ゴール前に入っていくというところが大事だと思っていたので、それを繰り返し、繰り返しやっていた結果が点につながったのかなと思っています。

ゴールシーンでは切り返すことも頭にあった中でのダイレクトという選択でしたが?
今まで練習してきた中で切り返すところがうまくいっていなくて、あの場面ではまず切り返すというところが頭に浮かんでしまっていましたが、それで相手に寄せられて打てないという場面が多かったので、思い切り足を振って外したら外したでよいと割り切って打ちました。思い切り打って入ったので良かったです。

2試合連続決勝点となりましたが、ここ最近のご自身のプレーへの手ごたえはいかがですか?
良い悪いはたくさんありますが、そういう部分を修正して次につなげられればいいと思っています。

J1参入プレーオフ進出の可能性が残っている状況ですが、残り2試合への意気込みを聞かせてください。
自分たちは本当に勝つしかないので、全員で勝利をもぎ取れればと思っています。

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