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MATCH試合情報

2013 Jリーグ ディビジョン2 第9節 - 東京ヴェルディ vs モンテディオ山形

マッチレポート

【試合後選手コメント:FW 17 常盤聡選手】

――試合後にサポーターと勝利を祝うラインダンスをやった感想はいかがですか?

「やっぱり、ああいう風にサポーターと喜びを分かち合う機会をもっと増やしていきたいです」

――ゴールシーンを振り返ってください。

「たまたまボールがこぼれてきて、ニアが空いていたところを冷静に決められました。でも、その後のプレーがあまり良くなかったので、そこは修正していきたいです」

――アクロバティックなゴールセレブレーションでしたね。

「今日は平日にも関わらず、多くのサポーターがスタジアムに足を運んでくれたので、ゴールを決められたら、パフォーマンスでも盛り上げたいと思ってやりました」

――快勝して気持ちよかったのではないですか?

「それよりも、90分通して自分がもっとチームのためにしっかりボールを繋いでいくところや、ゴールを決めるべきところで決めるという、できなかった部分のほうが多かったので、そっちにしっかり目を向けて次の試合に臨んでいけるようにしたいです」

――チーム全体についてはいかがですか?

「チャンスが自分に転がってくる数が増えたり、自分に限らず前線の選手のシュートが増えていっているということは、チーム全体で連携が取れてきているという証拠です。それを続けてヴェルディの形というのを90分間で出せるように、練習からもっと頑張っていきたいです」

――チームメイトにチャンスをしっかり決めてくれ、などとは言われませんでしたか?

「それはもちろん言われましたし、自分でも分かっていることなので 、修正点は多いゲームになってしまいました」

――ドリブルで仕掛けた時からシュートを打つ気はありましたか?

「ちょっと人数が少なかったので、時間をかけようかなと思っていた時に、ボールを奪われてしまいました。でも、その後にたまたま目の前にボールがこぼれてきたので、それを詰めるだけでした。そのような細かいところでも、もっと精度を上げていけるようにしたいです」

――高原選手がゴールシーンのところで犠牲になって回りを生かすシーンが多いですが、2トップを組んでどのように感じましたか?

「練習の時から、どのような関係で入っていくかというのは話し合っています。自分がつぶれ役になる時もあります。逆に今日のように、自分の前にボールがこぼれてきた時に 、誰がどこに飛び出していくかというのは、練習によって生まれたシーンなのではないかと思います」

――下がった選手を追い越して攻撃するという回数が増えたことにはどのような理由がありますか?

「戦術理解が深まってきている証拠です。みんな精度は高いです。その中で、右足か左足かどちらに出したら流動的になっていくのか、という細かい部分での戦術を理解して、良くなってきていると思います」

――サポーターに向けたメッセージをお願いします。

「1試合1試合修正しながら良いサッカーを見せていきたいと思いますので、応援をお願いします」

 

【試合後選手コメント:MF 15 小池純輝選手】

――ゴールシーンを振り返ってください。

「その前に繋ぎの場面でミスをしてしまっていたので、とにかく1点取りたいと思っていました」

――待望の今季初ゴールですね。

「トキ(常盤選手)もゴールを取って刺激されていて、前節では直輝もですから、自分も早く点を取りたいと思っていました」

――チームは8試合無敗です。

「一つひとつ積み重ねていけば、上に行けると思うので、次にすぐ試合もあるので、うまく繋げていきたいです」

――サポーターに向けてメッセージをお願いします。

「今日も応援ありがとうございました。1試合でも多く勝って昇格できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

 

【試合後選手コメント:GK 1 佐藤優也選手】

――試合終了のホイッスルの瞬間はガッツポーズが出ていましたね

「出ていました? 覚えていません」

――今日で4試合連続無失点ですね。

「本当にFWから後ろまでボールを追いかけて守備してくれているので、自分のところに来る時は、真ん中に飛んできたり、自然と自分の正面に来るような守備をしてくれています。本当に頼もしいチームです」

――試合を振り返ってください。

「勝ったことはうれしいですが、一喜一憂することなく、次はすぐにアウェーゲームも待っているので、チームは次の試合に気持ちを切り替えていると思います」

――サポーターに向けてメッセージをお願いします。

「中3日で松本山雅とのゲームが待っています。それに向けて選手たちは集中しています。ですので、サポーターの皆さんも松本まで足を運んでチームを応援してください。お願いします」

 

【試合後選手コメント:MF 16 飯尾一慶選手】

――今日は良い試合でしたね。

「そうですね。先に2点取ってしまうと、どうしても落ち着いてしまいますね。そこを何とかしたいです。リードを奪うとどうしても攻撃が単調になって、カウンター一辺倒になってしまって、相手も点を取るために前掛かりになるので、自分たちでもっとボールを動かす必要がありますね」

――以前に比べて押し込まれた中でも引き過ぎない戦い方ができている印象ですが?

「人に付いていけるようになって、後ろでも人数が足りているので、あとは1対1で見られるか、見られないかという感じです。そういう中で、だいぶ人に付いていけるようになってきました。相手のセンタリングに対しても、マークを外す場面も減ってきているし、基本マンツーマンで一人余るということもできています。その形をずっと練習でやっているので、失点を防げていると思います」

――これまでの試合の経験も生きているという感じですか?

「開幕戦や熊本戦での失点の場面では、相手のセンタリングに対して、人はいるのに誰がマークに行くのかという部分で混乱していました。そこを練習で修正して、もちろん攻撃でうまく行かない部分も修正できているのは、大きいと思います」

――攻撃陣の連携もだいぶ良くなっていますね?

「それも練習で徐々に合ってきていますね。やっぱり最初の頃に比べると、イメージ的には良くなっています。例えば、居てほしいタイミングできっちりサポートに来てくれています」

――今日は高原選手が意識的に前線で犠牲になるプレーを見せていましたが?

「やっぱり、ボールが収まるので、そこを使って周りの選手が裏に飛び出すことを意識していました。それがうまくいって勝つことができて良かったです」

――欲を言えば、後半序盤で常盤選手の2度の決定機が決まっていれば、という感じでしょうか?

「そうですね。あれが決まっていれば、もう少し試合は楽になったかもしれないです。でも、前半にちゃんと1点取ってくれたので、あまり気にしていないです」

――今日の試合の中での課題はどういった部分でしょうか?

「やっぱり、自分たちでもう少しボールを動かす時間を増やしていかないとダメですね。特に、勝っている時に。それは課題ですね」

――後半はだいぶ押し込まれましたね。

「ちょっときつかったですね。戻らなければいけないし、前にも出なければいけなかったので。でも、失点を防ぐために戻ることを優先しました。だから、前線に人数を掛けられなかったので、相手も思い切って攻撃に人数を掛けていました。本来、ああいう展開でもう少しボールを持てれば良かったんですけどね」

――8試合無敗が続いています。

「でも、まだ引き分けが多いので、勝てるように頑張っていきたいです」

 

【試合後選手コメント:FW 44 高原直泰選手】

――今日は周りを生かすプレーが目立っていましたね。

「いい形で2点入ったし、後半に入って常盤が2度決定機を迎えていました。あれを一つでも決められていれば、勝負がついていたと思いますね。そういう意味ではもっとシビアにやっていかなければダメですね。今日の場合は常盤にボールが集まって来ていたし、もちろん毎試合状況は違いますが、そういうチャンスが必ず誰かに来ているので、それをきっちり決めて試合を終わらせることが大事ですね。やっぱり、連戦とかでは自分たちの体力を余分に使ってしまうので、決められる時には決め切ることが必要だと思います。だから、勝ったから良しとするのではなく、勝ったからこそ、こういうことも言えるので、もっとシビアにや っていきたいです」

――8戦無敗についてはどう感じていますか?

「いや、まだまだやることがあるので。もちろんチームとして最低限の仕事はできていますが、もっとやらなければならないですね。とにかく、簡単に負けているようではいけないし、それでは上には行けないので、もっと自分たちが厳しく個人個人を管理して規律を持ってやれているのは、良いことだと思います。とにかく、これを続けていきたいです」

――以前から上に行くために連戦の重要性を語っていましたが、今回の連勝はチームにとって大きいですか?

「そうですね。自分たちは中途半端な順位にいるので、この順位を少しでも上に持っていくには、連戦はちょうど良いですね。今、自分たちは勝つ自信を持っているので、もっと上のポジションに行くことで、それがモチベーションにもなるので、上の順位をキープできるようにしていきたいですね。しっかりと結果を出すためにも、また明日から頑張っていきたいです」

 

【試合後選手コメント:DF 2 石神直哉選手】

――試合を振り返ってください。

「前回と同様に早い時間に2点を取って、後半は“ゼロ"に抑えつつ、追加点を狙うというプランでした。その中で、結構チャンスを作ることができていましたが、後半に追加点を奪うことができなかったです。それでも、チャンスを作れていたことは、前向きに考えたいです。でも、勝ったことに満足することなく、僕たちの目標はもっと上のところにあるので、内容的にも順位的にも、もっと上を求めていきたいです。ただ、ホームで3連勝できたことは自分たちにとっても、サポーターにとっても喜ばしいことだと思います。とにかく、この勢いに乗ってこれからも勝っていきたいです」

――前回と似た試合展開の中で守備は安定した印象ですが、練習での修正がうまくいったという感じでしょうか?

「今季の序盤戦は押し込まれた中でバタついてしまうのが課題だったので、それはみんな意識しています。クロスへの対応や相手にボールを回されている時のマークとか、そこは集中できています。特に、最終ラインはそういう場面で声を掛け合ってやっているので、それがうまく行っていると思いますし、継続していきたいです」

――今後の課題としてはどんな部分がありますか?

「やっぱり、追加点をきっちり取ることですかね。そういうところはこれからスタッフがスカウティングして、ここが良かった、悪かったということを指摘してくれると思います。もちろん、僕たちもピッチの中で感じていることは話し合っていますが、自分たちが気付けな かったことを見つけて、明日あたりミーティングで話してくれると思います。それを受け止めて次に生かしていきたいと思います」

 

【試合後選手コメント:MF 14 鈴木惇選手】

――試合を振り返ってください。

「結果には満足しています。無失点ですし、中2日とはいえ、ホームゲームでは勝ち点3が求められるので、その状況で2-0という結果は良かったと思います。ただ、試合内容としては、連続して点を取れてペースダウンし、あまり無理に追加点を狙わなくて良かった中で、試合をコントロールし切れず、押し込まれる時間が長かったですね。もう少し相手にロングボールを蹴らせないようにするとか、ボールを奪ってから自分たちでボールを動かして時間を使うとか、もっとできることはあったので、細かい部分を詰めて行きたいです」

――三浦監督の指示としては後半を“ゼロ"で抑えることが最優先ということでしたが?

「3-0にすることよりも、“ゼロ"で終 えることが最優先でした。その中で最低限の仕事はできたと思います」

――今日のご自身の出来はいかがでしたか?

「正直、今日はやってはいけないミスが前半と後半に1回ずつありました。真ん中で簡単にボールを失ってしまったので、次は絶対にやらないようにしたいです。あとは、もっと前に出てボールをもらう動きをしたいです」

――ここまでレギュラーとしてプレーしていますが、ご自身の一番大事な役割はなんでしょうか?

「僕の仕事はゲームをコントロールすることです。攻撃でも守備でも同じですね。攻撃は自分のところを起点にしてまずタカさん(高原選手)を見て、そこへのパスから攻撃のスイッチを入れて、守備では後ろの3人をサポートすることを考えています。1列前でもプレーしますが、役割自体はあまり変わらないですね」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「いきなり後半の話になるのが分かりやすいと思いますが、後半決められるところで決められれば、もっと楽な試合になったと思います。逆に、決められるところで決めないと苦しい状況になってしまいます。最終的に、ゲームを非常に難しい展開にしてしまった印象です。ただ、前半の立ち上がりから2点入るまでの時間帯、30分ぐらいまでのサッカーは非常に良かったです。リズムとテンポ、ボール離れも良かったし、スピードやパワーや推進力も感じました。まだまだ課題もある中で、良い立ち上がりから得点というのは時にはシンプルであると思うので、良い時間に点を取れたなという感じです。そういう中でゲームを振り返れば、もう少し余裕を持ってゲームを終わらせることもできました。ただ、選手たちの最後までの集中といったものを評価したい。こういうものを最低限続けていかなければいけない。選手たちがミスをした選手をカバーし、最後まで失点をせずにゲームを終わらせたことは、今後チームがグループとして成長していけるひとつのキッカケになればいいと思います。とは言っても、すぐに次の試合がありますのでおごることなく、しっかり準備をして、中3日という中でできることをやって、自分たちの目指すべきサッカーを少しでも長くやれるようにしていきたいです」

――福井選手が不在の中で守備陣が良い働きをしましたが、守備陣の評価を聞かせてください?

「キャンプを含めて、トレーニングをやっていく中で、どういうサッカーをやりたいのか。またはどういうサッカーを目指しているのか、ミーティングであったり、トレーニングであったり、誰かにだけ何かを教えないというやり方をとっているわけではないので、そういう意味で代わって入った選手たちがしっかりとした仕事ができたのは、これまでの準備が実った証なのではないかと思っています。福井の穴をしっかり石神が埋めた。逆に言えば、彼がそれ以上のパフォーマンスでチームのピンチをチャンスに変えてくれたと思います。石神は福井とは違う持ち味を発揮して、プラスアルファをチームに与えてくれたと思います。集中して“ゼロ"に抑えられたのは、ディフェンスラインだけでなく、一番先頭に立つ高原や常盤が守備への意識を高く保ち、守備だけでなくマイボール時の切り替えについてもうまくやっていたことが、“ゼロ"で抑えられた大きな理由だと思います。それでも、ピンチがなかったわけではなかったので、そこは次の松本戦までに修正していきたいです」

――前田選手を投入した意図と、彼に対してどんな指示を与えたかを教えてください。

「西のポジションの仕事として、惇(鈴木選手)の両脇をスピードを持ってカバーすること、つまりそこに飛び出してきた選手をタイミングを計って掴むことがありました。西はそれを忠実にこなしてくれました。しかし、疲れが出てきたので、若い彼を入れることで、飛び出す相手選手をしっかり見てもらうことがひとつの狙いでした。それに加え守備だけでなく、彼のストロングポイントである前に飛び出していくプレーで、相手ゴールに近づいていくことを求めました。まだまだ前田は、オン・ザ・ボールの時の意識が高い、そういう意味でオフ・ザ・ボールの時の動きはもう少しでしたし、守備のところでもボール際の弱さが目立つシーンもありましたので、その辺を彼が改善しないと、これから上を目指していくのは難しくなります。パッと点を奪って、自分が高い位置にいると勘違いしてしまってはいけない。彼自身もそれは分かっているので、この話はもうここに来る前に彼とした話です。だから、次の準備をしてほしいと思います」

――後半の戦い方は狙い通りでしたか?

「そうですね。常盤という選手を批判しているわけではないですが、彼のシュートがネットを揺らしていれば、非常に楽な展開だったと思います。狙い通りの動きで狙い通りの形で2度の決定機を作ることができました。だから、彼の評価できることは、ハーフタイムで言ったことをまっとうして、二つのビッグチャンスを作ったこと。ただ、それを入れることができなかったことで、難しい試合となりました。彼であったり鈴木惇であったり、まだまだミスをして、失敗をして成長していく選手がこのヴェルディにいること、そういった選手が成長してより良いパフォーマンスをしていかないと、自分たちの目指すサッカーにはまだまだ届かないと思います。ただ、彼らにとっては良い経験になったと思います。最後までゴールを割らせなかったことは、非常に危ないシーンで体を張った、またはGKが防いだ。そういうことで、チーム力が上がっていって、また彼らが成長するチャンスを得ることができると思います。逆に失点してしまえば、2分か3分もあれば、2点を追いつくことは十分可能であるということは、皆さんも多くの試合で観てきたことだと思います。そういう意味では、チャンスを与えながら90分の試合を戦ったことは、決して最高の試合ではなかったということです。もちろん、後半に入るプランとして、自分自身間違ったものではなかったと思いますが、非常に難しい試合になったと思います」

――後半の守備は非常に思い切りの良さが目立っていましたが、それをさせるために三浦監督が特別な意識付けをしていたのでしょうか

「指摘して頂いたことのすべては、この場に来てできることとは思っていません。試合の時だけの采配でそういう風にはならないので、日頃のトレーニングから意識付けていかなければなりません。今日の試合であればタカ(高原選手)や18歳の前田であっても、あとは17歳の高木大輔であっても、誰一人特別に見てはいないです。誰に対してもその時に自分が思ったことを率直に言うような、トレーニングの仕方をしています。例えば、自分のイメージや志向するサッカー、タイミングであったり、キャンプ時には倒れてから立つまでの時間を計ったビデオを選手たちに見せたこともあります。お前は何秒で立っているのかを、ベテランの選手などに見せることで、その選手がサッカーでより成長していくためには、やっぱり真剣に言い合って、自分の目指すサッカーを理解してもらうためには必要なことだと思っています。これは言い続けるしかないと思っていますので、これまで言い続けた貯金でどこまで持つということはないので、明日からのトレーニングで同じことをやっていかなければならないです。今日に関しては、選手たちに、連戦の中で俺の言葉で最後を締めるかということを複数の選手に聞きましたが、選手たちは同じことを言うのを分かっているので、『締めなくていいです』と答えました。きっと、球際で足が出るところなどは、彼らの中で習慣付いていることだと思います。もちろん、他の場所にいる選手が目に入って、食いついてしまい、そこで止めることができないことも出てくるかもしれませんが、今この場面で足を出してピンチを防ぐという意識は、このシーズンはこのまま失わないで進んでいくと、私は信じています」

 

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