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MATCH試合情報

皇后杯 JFA 第40回全日本女子サッカー選手権大会 決勝戦 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs INAC神戸レオネッサ

マッチレポート

【日テレ・ベレーザ 永田雅人監督ハーフタイムコメント】


・カウンターの対策をしっかりしよう
・みんなでパスをつないでゴールに向かおう

監督コメント

永田 雅人 監督

本日の試合を振り返ってください。
INACの素晴らしい選手たち、そして素晴らしい試合を何回もスカウティングで選手たちと観ていまして、この試合は難しくなるな、私たちが攻めたらその裏を使われて失点につながるなということは覚悟していました。こういう競り合いになる、もしくは自分たちの一方的な試合にはできないという想定で入って、その通りの試合になりました。

得点場面は、このチームがやってきたこと、集大成のようなものが見られたような気がするのですが、いかがでしょうか?
キーパーからのビルドアップでスタートして、センターバックから侵入していって2対1を積み上げていくというのが僕たちの狙いです。今日みたいに前からプレッシャーがあって、なかなか入っていきにくい時は、ダイレクトにウラのスペースへのボールになって、個人の能力で点を取るということが前期の試合では多かったんです。そこからの成長という意味では、良いポジショニングだったり、間を上手くつくパスだったり、選手が人と人の間に入っていけることだったり、そうしたことを積み上げていく。その上で、最終的に選択肢を持って良い状況を作ってゴールに迫っていくことがINACさんと試合をやっていても増えていきました。それはチームの成長かなと思いながら、それでゴールを獲れればいいなという見方をしていました。

3冠を達成したベレーザから見て、INACとの差はどう感じていますか?
私たちにはほぼ40年に近い歴史がありまして、その40年の歴史の中で、サッカーの考え方だったり哲学だったりを培ってきました。それを元にメニーナから選手を育てていく育成哲学が植え付けられた。ベレーザに脈々と流れている哲学、その歴史の積み重ねがあって今の素晴らしい選手たちが育ち、その選手たちが結果を残してきたのだと思います。つまり、サッカー哲学と育成哲学という、培ってきた長い歴史に差があるのではないかと思います。

準決勝も決勝も成長の過程だとおっしゃっていましたが、ここから先、選手たちに求めるもの、目指していくものはどんなことですか?
例えば今日の試合でしたら、立ち上がりのこういった緊張感がある試合の中で、プレーの成功確率が高いほうを選べるということですよね。コミュニケーションにしても、チームプレーにしても、もっとより良い選択肢が持てるんじゃないのだろうかと思いますし、まだまだ成長する余地があると思いますので、日々そこに向けて取り組んでいくという目標を持っています。来年どこのチームに勝とうとか、この大会で優勝しようという目標ではなく、積み上げていく結果がこういったタイトルにつながるのかもしれないという進め方をしていくこと。それを目標にしたいと思います。

日本女子サッカーを牽引するチームとして、日本の女子サッカーのコンセプトと言いますか、強みということを、今までの『つなぐ』ということを越えてさらに伸ばそうとされている可能性をどんなところに感じていますか?
距離の近いチームプレー、小さい場所を突いていくチームプレーというのは、意図的に戦術として用いつつ、網目の細かいサッカーというのは絶対に海外を相手にしても通用していくと思います。そういったことを僕たちがやることで、また実際にそういう相手と戦う時に相手の懐に入って奪っていくというサッカーをすることで、海外に通用する武器になりうると証明できると思っています。

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選手コメント

FW 10籾木 結花

タイトルの率直な感想を聞かせてください。
まだ実感が沸かないのですが、本当に今シーズン全てのタイトルを獲ることができたのは、素晴らしいチームメイトとスタッフ、ファン・サポータの皆さんやスポンサーの方々の力があってだと思うので、感謝したいと思います。

ゴールシーンをそれぞれ振り返ってください。
両方ともこぼれ球というか、流れの中での得点という形ではなかったのですが、自分のところにボールがこぼれてくるのを信じて、どちらも走りこんでとった得点だったので、ボールが転がってきてくれてよかったです。

これで3冠達成です!
あまり実感がないので深く考えられないのですが、今シーズン1年を通して成長してきたという中で、この1年間をさらに上積みできるように来シーズンも成長していきたいなと思います。

今シーズン、籾木選手は女子サッカーを盛り上げるために活躍した部分もありました。
今日の試合でINACサポーターの方々の横断幕に『みんなで女子サッカーを盛り上げよう』という言葉があったり、ベレーザだけではなく、なでしこリーグ全体で日本女子サッカー界を盛り上げていこうという動きを見ることができた1年だったので、来シーズン以降に向けて、またみんなで盛り上げていきたいなと思いました。

最後にサポーターの皆さんへメッセージをお願いします。
今年1年間ご声援ありがとうございました。今シーズン序盤は、昨年のような連勝は見せることができず、皆さんにはふがいない思いをさせてしまったかもしれませんが、皆さんがどんな時もついてきてくれたからこそ、今回3冠を獲ることができたと思います。本当にありがとうございました。来シーズンも応援よろしくお願いします。

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FW 9田中 美南

タイトルの率直な感想を聞かせてください。
素直に嬉しいです。

試合全体を振り返ってください。
先制されましたが、『行けるぞ』という雰囲気があって、その中で守備陣も体を張って守ってくれていましたし、攻撃に関しても皆が頼もしく思えた試合でした。

先制され、ひやひやする場面もありました。
INAC戦は1-0で拮抗した試合になることが多いのですが、今日は得点したり、入れられたり流れが変わる中で、自分たちが最後にモノにできたというのは大きいと思いますし、見てくれている方々も楽しかったのではないかなと思います。

ゴールシーンを振り返ってください。
前半から相手の鮫島(彩)選手が食いついてくるというのは分かっていたので、それはリサ(清水)とマヨ(土光)と話しながらやっていました。いいボールを出してくれて、自分も抜け出して落ち着いて決められたのでよかったです。

これで3冠達成です!
みんなで獲りたいという思いでやってきたので本当に嬉しいです。

最後にサポーターの皆さんへメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。おかげさまで3冠とれることができました。今日は6,000人を越えるお客さんに見に来ていただき、自分たちもモチベーション高くできましたし、面白いサッカーができたのではないかと思います。これを機に、これからもぜひ応援に来てください。よろしくお願いします。

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GK 1山下 杏也加

率直な感想を聞かせてください。
90分で試合を決めたかったのですが、2失点してしまったことは自分のポジショニングやミスでもあるので、選手たちには申し訳ないと思います。

山下選手のビルドアップの部分で非常に大きな貢献がありました。
今年はキーパーを含めたビルドアップというのが求められていて、自分自身もそこで学んだことをこの試合で出せたらと思っていたので、それが限りなく出ていたらいいなと思います。

こういう舞台の中でも今まで通りの力を出すために、何か心がけたことはありますか?
この時期になると、このメンバーでやることが当たり前ではないということに気付かされるので、まずは試合を楽しむことと、もちろん結果を出すということを意識しました。

これで3冠達成です!
ベレーザに在籍して5年目でやっと手に入れたというか、あと一歩で獲れなかった3冠を、この亥年の元旦に獲れて(※山下選手は亥年)、多くのお客さんに見てもらって恵まれた1年でしたし、2019年のいいスタートを切れたと思います。

最後にサポーターの皆さんへメッセージをお願いします。
3冠を獲るのに5年も待たせてしまったことは申し訳ないと思っています。5年分の思いが、今日はピッチで表せたのかなと思うので、今後も応援よろしくお願いします。

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MF 14長谷川 唯

率直な感想を聞かせてください。
前半は少し厳しい戦いでしたが、後半と延長戦ではベレーザらしいサッカーをして、結果的には勝てたのですごく嬉しかったです。

先制されるという展開は、予想外だった部分もあるのではないでしょうか。
前半は失点0で、0-0か1-0で折り返せたらいいなという中で失点してしまったんですけど、前半途中から間があいてきて『ボールを回せるな』という感覚がありました。みんなが慌てずに、すごく良い雰囲気で後半に臨めたので、それが勝ちに繋がったのかなと思います。

いつもに比べて、長谷川選手自身ボールにタッチする場面が多かったと思います。何か心がけていたことはありますか?
前半は相手のプレッシャーが強かったので、なるべく簡単に他の選手がボールを前へ運べたらいいなと思っていました。後半からは間があいてきて、自分もフリーで受ける場面もあったので、チャンスメイクのところを意識して、ボールを受けて絡んでいこうという気持ちになりました。

これで3冠達成です!
優勝した時は『やっと3冠できたんだ』という気持ちになりました。

最後にサポーターの皆さんへメッセージをお願いします。
1年間応援ありがとうございました。シーズン序盤にあまりいい結果が出ていない時からすごく応援していただいて、結果的にこうしてサポーターの皆さんと喜ぶことができてよかったです。来シーズンも応援よろしくお願いします。

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FW 19植木 理子

今日の勝利を振り返ってください。
前半先制されて苦しい展開もありましたけど、結果的に延長を含めてチームとして勝てたことはよかったです。

ゴールシーンを振り返ってください。
前半よりも後半は、もっと仕掛けようと思っている中で、同点ゴールを決められたというのはよかったです。試合としては難しい時間帯もあった中で、個人としてもチームとしてもやり切れたところはよかったです。

先制される展開となりました。
後半45分の中で、いつか自分たちの時間が来ると分かっていたので、そういった部分では落ち着いていたかなと思います。

ルーキーイヤーに3冠をどうでしょう。
自分のサッカーキャリアの中で、3冠というのはそう簡単にできることではないので、1年目にできたということは良かったと思いますし、チームに感謝したいです。

大舞台の中で自分のプレーを出すために何か心がけていたことはありますか?
なでしこジャパンなどを目指すうえで、大一番で結果を残すことは一番大事なことだと思うので、そういう部分では同点ゴールを決められたことはよかったです。

最後にサポーターの皆さんへメッセージをお願いします。
今シーズンは熱い応援をありがとうございました。来シーズンもまた3冠を目指して頑張りますので応援よろしくお願いします!

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