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MATCH試合情報

2020 プレナスなでしこリーグ1部 第18節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs 愛媛FCレディース

マッチレポート

【試合展開】

コロナ禍で開幕延期や応援の制限など難しい状況が続いたシーズンも最終戦を迎えた。来シーズンからWEリーグに参戦する日テレ・東京ヴェルディベレーザにとって、開幕初年度から参加して数多のタイトルを獲得してきた『なでしこリーグ』での最後の試合となった。

 

前半からボールを保持したベレーザペースで進んでいく。相手陣内で試合を進めながら、なかなかゴールへの圧力を高められずに前半は0-0で折り返す。

 

ホーム最終戦で勝利を目指すベレーザだが、60分にゴール前でフリーキックを与えると、直接ゴールに流し込まれてビハインドを追う展開を強いられる。

 

ボールへの執着心を高く、よりゴールへの圧力を高めるベレーザ。なかなかネットを揺らせずに時間が過ぎていくが、80分を過ぎて試合が動く。

 

84分、長谷川唯の横パスを受けた遠藤純が左足を振り抜いてゴールに流し込んで同点。86分には、木下桃香が右サイドのスペースに流すと、清水梨紗がゴール正面でフリーで前向きにボールを受ける。清水のシュートは相手GKにブロックされたが、シュートに合わせてゴール前に飛び込んでいた遠藤がこぼれ球を詰めて逆転に成功した。

 

アディショナルタイムに突入し、終了が見えていた90+2分、相手選手のロングシュートを黒沢彩乃がトラップし切れず、後方に逸れたボールがゴールに流れ込み同点。

 

残る2分で相手ゴールに迫るも勝ち越せず。シーズン最終戦は2-2でタイムアップを迎えた。

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監督コメント

永田 雅人 監督

コロナ禍の様々な制限、そして選手の移籍や怪我人の続出など厳しいシーズンとなりました。
移籍、怪我人の多さ、新しい選手が試合に出ていくという流れがあり、試合ごとにメンバーが変わっていくようなことが多くあり、選手には難しい状況を与えてしまったなと思います。そこは自分の監督としてのマネジメントが行き届いていなかったというのがすべてだと思います。それによって、良い選手がいながらも最大値を引き出せず、リーグの結果がこういうことになってしまったのが申し訳ない気持ちで一杯です。

難しいシーズンを象徴するような最終戦でした。
前半にボールを持てて、もう少し選択肢を作るような入り方ができる中で、ゴールにもっと迫っていく流れを強く作るということができなかったのは少し残念だなと思います。先制点を与えてしまって難しい状況になりましたけど、それでも食い下がった点については、みんなの気持ちをすごく感じました。それが結果にはつながらず、その件に関しても、交代などを含めて監督としてできることはあったんじゃないかなと思います。

結果は引き分けでしたが、その食い下がったことが皇后杯に向けて手応えになるのではないですか?
やっぱり意思があれば状況を変えられるというのは体感できたと思うので、それはすごく重要です。ただ、その意思を集めるということ、その意思を持つことが大事だと思います。それをみんなで集められるように、また日々トレーニングを重ねていきたいと思います。最後の大会の最後までしっかり走りたいと思います。

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選手コメント

DF 2清水 梨紗

リーグ戦は全日程が終わりました。まずはこのシーズンを振り返ってください。
自分たちが思うようにサッカーができなかったり、サッカーができる環境が当たり前じゃないんだなとあらためて思ったシーズンでした。その中で、色んな方々の協力があってサッカーができているにも関わらず、優勝ができなかったというのは申し訳ないなと思います。

コロナ禍での中断期間もありました。難しい1年でしたか?
チームの状況は全然悪くなくできていたんですが、やっぱり試合がないというのが、自分たちの楽しみのひとつなので、ストレスになっている部分はありました。

キャプテンを初めて務めるシーズンでした。大変なことも多かったのでは?
ベレーザの他の選手の助けもありながら、すごく良い経験ができたというか、キャプテンになって良かったと思います。シンプルに試合の中で誰よりも高いパフォーマンスを出すということがキャプテンとして周りの選手に響くものがついてくると思うので、試合の中でのパフォーマンスはいつも高くしようとプレーしてきました。

シーズン最後のタイトル、皇后杯に向けた意気込みをお願いします。
リーグの悔しさを晴らせる場所がすぐにあるということで、チーム全員で皇后杯は取れるように頑張ります。

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FW 18遠藤 純

ビハインドを追う展開でしたが、全体を振り返ってください。
結果的に引き分けになって、前半が0-0で終わり、自分はFWとして出ていたのですが、シュートチャンスは何度かありましたし、流れの中で良い展開というのは多かったと思うんですが、それを決め切れなかったというのはひとつ(課題として)ありました。一度逆転して最後の最後に追いつかれてしまいましたが、先にもっと早い段階で点をとっておけたらチームが楽に動けていたんじゃないかなと思います。もっと早く決めなければいけなかったです。

その中でも逆転まで持ち込む2ゴールを決めました。
1点目は(長谷川)唯さんから横パスをもらったのですが、唯さんが持った時に、唯さんのシュートフォームと自分がいることで選択肢がふたつあったので、どちらでもいいように構えていた時に横に来たので、あとは何も考えずに打ちました。2点目は(清水)梨紗さんが打ってこぼれたボールを拾ったんですが、相手GKがはじくなというのは感じていて、あとは詰めて決めるだけだったので、2点ともこういう形で決めるという型があるというよりは、気持ちで決めました。

最終的には追いつかれましたが、ビハインドを追う中で逆転まで持っていけるという意地を見せたと思います。これが皇后杯につなげられるのでは?
チームとしても勝ちにいくと試合前から話していて臨んだ試合だったので、引き分けというのは非常に悔しいですし、最後の最後まで全員が戦っていましたし、最終的に追いつかれてしまったんですが、苦しい時間帯でも中の人で声を掛け合って逆転できたのは良かったと思います。それを皇后杯につなげないと、この引き分けが無駄になってしまうし、この1年のリーグも無駄になってしまうので、そこはしっかりと(皇后杯に)つなげていきたいと思います。

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