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MATCH試合情報

2020 プレナスなでしこリーグ1部 第8節 - 愛媛FCレディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ

マッチレポート

【試合展開】

前節、ホームでマイナビベガルタ仙台レディースに4-1で勝利し4連勝を果たしたベレーザ。今節は敵地に乗り込み、今季から1部に昇格した愛媛FCレディースと対戦した。

 

コンディションを考慮して山下杏也加が遠征メンバーから外れ、黒沢彩乃がスタメンでリーグデビューを果たした。サブには怪我が癒えた宮川麻都が戻った。前節ベンチスタートだった宮澤ひなたがスタメンに入り、逆に前節スタメンでゴールを挙げた木下桃香がサブからのスタートになった。

 

序盤から高い位置でボールを保持し、中央の狭いエリアをショートパスで崩してフィニッシュまで持ち込む。試合が動いたのは8分、小林里歌子がペナルティエリアのすぐ外からミドルシュートを放ち、ゴール右隅へ流し込んで先制に成功する。その後も相手陣内でボールを動かし続けると、28分に植木理子が相手DF2人に挟まれながらもドリブルで突破してゴールに流して追加点。34分には相手GKとDFの連携ミスから寄せていた小林がゴール目前で詰めてリードを広げる。前半終了間際の44分には左サイドから遠藤純がゴール前を横切るクロスボールを入れると、ファーサイドに走り込んできた小林がスライディングしながら押し込んでハットトリックを達成した。

 

後半もセカンドボールをことごとく拾って相手陣内で試合を進めていく。中央エリアでの打開にトライし、あと一歩というところまでボールを運ぶが、最後の連携が合わない場面が続く。すると71分、相手に与えたコーナーキックを詰められて失点。初スタメンの黒沢はクリーンシートはならなかったが、流れの中で作られた決定機を鋭い反応ではじき出すなど落ち着いたプレーが光った。なおも攻撃の手を緩めないベレーザは、81分に長谷川唯がペナルティエリア左の位置からループシュートを決めて5点目をゲット。

 

その後も最後まで相手陣内で押し込み続け、5-1で4連勝を達成した。

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監督コメント

永田 雅人 監督

試合を振り返ってください。
相手が良いポジショニングからボールをつないでくるチームというのは試合前から映像を観て感じていたので、それをいかに出させないようにしながらマイボールにして、獲ったボールをいかに長く持つかというのが前半はテーマでした。そこはしっかりプレッシャーをかけて、ボールを持ったところはゴールまでつながったので、その流れを前半は保つことができました。勝負という点では、からり優位に持っていくことができたなと思います。後半の戦い方は、もう少し欲をもってというところをやりたかったんですが、そこは少し課題かなと思います。

試合を通じてセカンドボールをほとんど拾って、選手の距離感も良かったように見えました。
奪った後の一発目のパスを入れられたり、そこから展開されかかったりとか、自分たちがプレッシングをかけて上手くズレられずにそのままキーパーのところまで持っていかれてしまったり、その流れでの失点というのは続いている課題なので、そこは改善点かなと思っています。

次はINAC神戸レオネッサとの上位対決になりますが、ベレーザの狙いはあくまで自分たちのクオリティのアップでしょうか?
起きていくワンプレーにどれだけ11人が主体性を持って反応できていくかというところがずっとテーマでもあるので、それができるようにトレーニングして、次の試合を迎えられればと思います。

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選手コメント

MF 14長谷川 唯

試合全体を振り返って、自分たちでペースを握れた一戦になったのでは?
前半は相手が引いてきた中で、予想通りの展開というか、相手が引いてくるというのをある程度想定して試合に入ったので、そこはいつも引かれた相手に対してやるサッカーよりは上手くいったかなと思います。ただ、後半に相手が前から来た時にちょっと引っ掛かることが多くて少しバタバタしてしまった部分があります。

相手が引いた中で、前半は選手の距離感が良かったのではないですか?
相手が引いてきたら中には人が多いんですが、それでも間にどんどん入っていくことだったり、パスでどんどん崩していこうという意図がある中で、それで相手を集結させてサイドを使おうと話していたので、そういう意味では、良いタイミングで外を使えている場面があって、中だけでなく外を使える場面もあったので、そこまで悪い流れではなかったかなと思います。

そういう意味では4点目が理想的な展開ですか?
相手の4バックが中に締めていて、サイドバックの背中の深いところを(遠藤)純が使えるなと試合中に感じていて、そこを良いタイミングで使えて、クロスからGKとDFの間に良いボールを入れて崩せたのは良かったです。その前のシーンも、一回中に入れてから外に行っているので、そこはすごく良かったです。

最後はダメ押しで今シーズン4試合連続ゴールをマークしました。
狙い通りではあるんですが、後半はあまり良いシーンがなくて、シュートを打てるシーンも他にもっとあったかなと思います。もっと外を上手く使えたら、中がもっと空いたのかなというシーンが後半のほうがありました。やっぱり中で崩したいというのはあるんですが、その使い分けをしないといけないなという中で、珍しく4試合連続でとれているので奇跡です(笑)。

その秘訣は?
ループシュートが多いですけど、相手との駆け引きもなく、自分がそこに蹴れさえすれば入るというゴールの方が相手と勝負しなくていいので、越えれば入るので自分としては確立が高いと思っています。

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GK 21黒沢 彩乃

初出場おめでとうございます。初スタメンが分かった時の気持ちはどうでしたか?
ありがとうございます。正直、準備していた部分があるのですが、急に決まったので緊張していました。試合前日までは緊張していたんですが、当日になって落ち着きました。

流れの中でそこまで攻められなかった分、難しいこともあったと思います。
失点が続いていたから、このゲームは絶対にゼロにしようと気持ちで最終ラインをしっかりとバランスを観てポジショニングをとって、声をかけるようにしていました。

後半は流れの中で素晴らしいセーブがありました。また、足元で受けて相手の寄せをいなす場面もありました。
自分の間合いに入っていたので、シュートを打たれたら対応するだけでした。ベレーザの練習の方が圧倒的にプレッシャーを感じるので、その部分では自信をもってできました。

この経験をつなげていきたいですね。
自分のこの先につなげていける試合になったと思います。

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