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2022 明治安田生命J2リーグ 第38節  東京ヴェルディ vs モンテディオ山形
2022.09.24(土)16:00 KICK OFF

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西谷亮「今年中にゴールを決める」

もっと攻撃に関わって得点に絡みたい

──前節の水戸戦は終盤に決勝点が生まれて2-1で勝利しました。改めて試合を振り返ってください。
水戸戦は自分も含め、普段あまり試合に出ていない選手、出場機会が少ない選手が多くスタメンで起用されました。その中で、監督からはアグレッシブさを求められていたので、まずは全員でそれを出して、最低限のことをやったうえで自分たちの攻撃の形を出せたらと思っていました。1点目も2点目も、得点シーンではそれが上手く出せたのかなと思います。

──西谷選手は中盤で先発して62分までプレーしました。ご自身のプレー内容はいかがでしたか?
監督からは守備の強度のことを言われていたので、試合序盤から特に意識していました。ただ、ボールをさばいたり、縦パスを入れたり、「ゲームを作る」部分でもう少し自分の良さを出せていたらと反省しています。

──リーグ戦では8試合ぶりの勝利。勝てなかった時期はチームとして苦しかったと思いますが、どのように乗り越えてきたのですか?
「やり続ける」ということをずっと言われていましたし、勝てなくても、負けても前を向いてやっていくしかありませんでした。そういう中でチームが悪い方向に行かず、全員が良い方向に向かってやってこられたのは、先輩たちの声掛けなどがあったおかけだと思います。

──3月にプロデビューを飾り、6月の天皇杯で初先発、8月の徳島戦では初のフル出場と、着実にステップアップしてきました。ここまでを振り返ってみていかがですか?
最初のほうは出場機会がありませんでしたが、自分の成長につなげられるようにと練習からしっかりやっていました。(天皇杯3回戦の)川崎フロンターレ戦を機に少しずつ出場機会が増えていって、そのおかげで試合勘も段々と出てきました。今はあまり緊張することもなく、少しずつですが自分の良さを出せるようになってきたかなと思います。

──西谷選手の本来のポジションはボランチやアンカーだと思いますが、試合によっては前線に近い位置でもプレーしています。いろいろな役割を担うことに難しさもあるのでは?
同じ中盤でもアンカーに入る時と2ボランチでやる時とでは全然違いますし、FWなんて小学生以来だったので、最初は何をすればいいか分かりませんでした。ただ、守備の部分はずっと意識していましたし、攻撃でも自分がボールを引き出したりと、そういうプレーが段々できるようになりました。最初は難しかったですが、少しずつ慣れてきた感じです。

──プロのピッチに立って、自分の強みや課題も分かってきたと思います。
ボールを散らしたり、チャンスを作ったりというのが自分の強みですが、まだ全然足りていません。守備の強度に関しても(課題として)ずっと言われていますし、まだ何もできていないなというのが正直なところです。

──今回がマッチデープログラム初登場となりますが、「プロ選手になったな」と実感するのはどんな時ですか?
試合に出ると、ファン・サポーターの方から「お疲れ様」とメッセージをもらえることですね。それは今までにはなかったことです。毎試合、サポーターがいるスタジアムでプレーできることも含めて、そういうところに「プロ」を感じます。

──西谷選手はユースの後輩たちにとっての希望の星ですが、今後どんなキャリアを送っていきたいですか?
まずはヴェルディの中心選手になって、クラブをJ1に上げることが目標です。それから海外でプレーすること。子どもの頃から漠然と「海外行きたい」というのはありましたけど、今こうやってプロになって、身近にそういう選手がいると、やっぱり自分もそこを目指さないといけないと感じています。

──今季も残り5試合。ホームゲームは今節を含めてあと3試合ですが、チームとして、個人としてどんなプレーを見せていきたいですか?
チームとしては全員で勝ちへの執念を見せて、勝ちにこだわって、1試合でも多くファン・サポーターのみなさんと一緒に喜べたらなと思います。個人としては、まだまだ自分の良さが出せていないので、もっと攻撃に関わって得点に絡みたいです。「今年中にゴールを決める」という目標もあります。やっと勝てたので、この流れ、勢いを崩さないように、まずは目の前の山形戦に向かって、勝利を目指して戦いたいです。