YOUTHFUL DAYS~森田晃樹編~
多くのプロサッカー選手を輩出する、東京ヴェルディのアカデミー。
現在所属する選手のアカデミー時代を、秘蔵写真と本人の思い出コメントで振り返ります。
今回は、森田晃樹選手のアカデミー時代(2009~18年)です。
2014年
2015年
2016年
2018年
【森田晃樹選手、アカデミー時代の思い出】
母親がJリーグのアカデミーのセレクションを探していて、家から近いところだとヴェルディじゃないかという話になって、セレクションを受けることになりました。
当時は小学2年生で、Jクラブに入りたいとか、プロになりたいという発想自体がまったくありませんでした。ちゃんとチームに入ってサッカーをやりはじめたのが年中長くらいで、当時もまだサッカーも楽しむ延長でした。ただ、テニスとかも習いごとでやっていたんですが、サッカーが一番楽しかったのは確かです。ボール蹴るのがあまりにも好きで、よく母が付き合ってくれました。
ヴェルディにすぐに馴染めたか? 小学3年生の時なので記憶は定かではありませんが、当時はすごく人見知りだったので、周りが知らない子どもばかりで、嫌がっていたと思います(笑)。ヴェルディのアカデミーって良い意味でも悪い意味でも独特なので、最初は馴染めなくて、行くのが嫌だったんです。極端な負けず嫌いの集まりだから、それが衝撃でした。ただ、自分と同じレベル、もしくはそれ以上のレベルの子がいるので、慣れてきてからは楽しくなってきました。
ユースに昇格するにあたって将来的にプロになりたい気持ちはありましたけど、絶対にプロになりたいと本気で思ったのは高校3年になってから。もっと前から周りには公言していましたけど、自分の中で強烈に意識し始めたのは3年になった時です。背番号10番をもらってキャプテンにも任命されたのがきっかけです。高校1年の頃に(渡辺)皓太君とか先輩から、ヴェルディユースで10番を背負った奴でプロにならなかった選手はいないと聞かされていて、「なりたい」よりも「ならなければいけない」という使命感もあったかもしれません。進路についてクラブ側と話をして、プロになるためにこの1年で成長しなければいけない部分を具体的に要求されたのも初めての経験で、アカデミー最後の1年は自分との戦いでもありました。