YOUTHFUL DAYS~河野広貴ユース編~
多くのプロサッカー選手を輩出する、東京ヴェルディのアカデミー。
現在所属する選手のアカデミー時代を、秘蔵写真と本人の思い出コメントで振り返ります。
今回は、河野広貴選手のユース時代です。
2005年(第29回 日本クラブユース選手権 優勝、高円宮杯第16回全日本ユース選手権 優勝)
2006年
2007年
【河野広貴選手、アカデミー時代の思い出】
相模原(ヴェルディSS相模原ジュニア・Jrユース)の時は楽しく自由にやらせてもらえて、パスも出さなくていいし、ドリブルしていればいいみたいな感じでした。ボール回しでもパスしないでひたすらボールをこねてた。だから、ユース年代で本体の方に来て、結構苦労しました。
素走りもしたことないから俺一人だけタイム内に入れなくて、連帯責任で学年が怒られるから、また皆で罰走してました。ボール回しでもツータッチやワンタッチなんてしたことないから、すぐにボールをとられて鬼になって、鬼になると皆ワンタッチが上手くて全然とれなくてずっと鬼(笑)。めちゃくちゃ怒られるし、入ってすぐに2週間くらいさぼって近所で一人でサッカーをやっていました。
本体に行かせてもらったし親に辞めるとはなかなか言えなくて…。戻ってからはボールボーイからスタートして、たまたま試合で使われた時に点を取ってから認めてもらって、そこからトップの練習参加までは早かったです。僕も覚悟を決めてここに来たから、そこは必死でしたね。ただ、今思えば、相模原でひたすらやったことが自分の武器になったから、相模原で学んだことは良かったんです。
やらかした話? もうキリがないくらいありますよ。チームのルールで髪の毛も染めちゃだめなのに試合の日に染めて行って、コーチから3点とったら許してやると言われたけど2点しかとれなくて、結局連帯責任でみんな坊主だし、僕自身はユースの3年間坊主でした(笑)。