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2022.09.10

選手が明かすチームメイトの素顔『PLAYER INTRODUCTION』vol.17 高木和徹▶︎山越康平

緑の戦士たちによるリレー形式の“他己紹介”企画。プレーヤーとしての特長はもちろん、チームメイトだからこそ知っている選手の素顔に迫ります。第17回は高木和徹選手が山越康平選手を紹介!

取材=上岡真里江

平くんはノリが良くて、よく面倒をみてくれるお兄ちゃん

平智広くんが、紹介する選手に僕を選んでくれてうれしいです! 平くんからは「トールちゃん」とか「トール」とかいろいろ呼んでもらって、仲良くしてもらっています。僕的には絡みやすいというか、落ち着いているし話しやすいので、僕から積極的に絡みにいっている感じですね。

第一印象として「優しそうだなぁ」というのはあったかな。なんか、表情を見ていて感じました。最初はあまり話せなかったんですけど、やっぱり「絡みやすい」「絡みにくい」ってあるじゃないですか。で、気がついたらなんかめちゃくちゃ話していました(笑)。ノリが良くて、よく面倒をみてくれるお兄ちゃん的な存在ですね。

平くんがすごいのは一喜一憂しないところ。特にサッカー面で思うのですが、ブレないというか、自分がどういう立場に置かれていても決してネガティブなところを見せないというのは、本当にすごいと思いますね。僕は逆にけっこう感情が表に出てしまうタイプなので。それはそれで良い面でもあるとは思うのですが、悪い面でもあるし。そういう意味でも、平くんを見ていると非常に勉強になりますし、自分もそういう選手でありたいと強く思います。

僕のことを「オンとオフがはっきりしてる」とか、「好き嫌いがはっきりしている」と言っていましたが、そのとおりだと思います。本当に休みの日はきちんと休んで心身ともにリフレッシュするようにしていますし、やるべき時はしっかりとやる。それは自分の中でもはっきりと意識しています。そんなに深く考えてはいませんが、ピッチはピッチ。ピッチを出たらもうプライベートというか、ピッチの中で良いことがあっても悪いことがあっても、その場で忘れて次また頑張ろうというのが自分のスタンスです。

好き嫌いは、たぶんめっちゃあります(笑)。そこは結構はっきりしているので。別にみんなから好かれようとは思っていないので、自分が「いいな」と思う人にはこっちからグイグイ行きますし、そうでもない人とはそこまで積極的にコミュニケーションをとろうとは思わないですね。確かにその差ははっきりしていると思います。

そのなかで、平くんと仲良くしたいなぁと思ったのは、平くんがおちゃらけタイプの性格だからです。自分も昔はそういうタイプだったんですよ。今はこうやってクールぶって、だいぶ落ち着いちゃったんですけど、若い頃はめちゃくちゃふざけてました。なので、一緒にいてすごくノリが合うんですよね。平くんは「まだ本性を隠してる」って言ってましたが、隠しているというか、自分ももう27歳なので、そんなにふざけすぎてもアレだなと思って。後輩にバトンを渡すことにしました(笑)

「GKから見て『こういう選手がいたらいいな』という理想のセンターバックは?」という質問でしたね。一言で言うと、「ガチャガチャしてない選手」です。なんて説明すればいいのかな。常にいてほしいところにいるというか、守備の時にやたらめったら飛び込まない選手。「ここは飛び込まないでほしい」というところではしっかり着いていって、シュートコースに入ってくれて、GKとDFが手分けして守れるというか。声をかけられないような状況でも、そういうことがしっかりできる選手がありがたいです。むやみに飛び込んで交わされたり、足を出して股を通されたり、そういうのってけっこう“あるある”だと思いますが、分かってくれる選手はうまく対応してくれるもの。一緒にやっていて、無駄な失点をしないセンターバックが理想です。

平くんとはまだあまり一緒に試合に出ていませんが、1、2試合一緒にやっただけで「分かってくれているな」というところがありましたし、練習でも非常に素晴らしい選手だなと思います。プレー自体も、非常に対人に強くて、周りに声をかけてコントロールしてくれる。どんなプレーでも落ち着いていて頼もしいので、すごくやりやすいDFの一人ですね。って、ちょっと上からっぽい言い方になってしまいましたね。すみません(笑)

平くんも言ってくれましたが、僕も食事に行きたいです! コロナが落ち着いてオフになったらぜひ一緒に行きましょう!

コシくんは話しやすいし、イジりやすい(笑)

僕が紹介するのは、一番お世話になっていて、仲良くさせてもらっている山越康平選手です。コシくんとは一緒にご飯に行ったりもしますし、移動の時もよく一緒にいます。僕の2つ上ですが、話しやすいし、イジりやすい(笑)。平くんと同様、気がついたら仲良くなっていた感じですね。年上で、落ち着いてるところがいいのかな。僕も今は落ち着いちゃってるんで、大人の話ができるというか(笑)。ポジションも近いですし、サッカーの話もプライベートな話もできる。貴重な存在です。こうやって考えると、僕はこれまでもずっと年上といましたね。何でだろう? 年上のほうが変に気を使わないから一緒にいて楽なのかもしれないですね。

コシくんの第一印象は……正直、憶えてないですね。あえて言うなら「ブスだなぁ〜」って(笑)。冗談ですよ! まぁ、ガチなんですけど、ガチじゃないってことで(笑)! 普段からお互いに「ブスだな〜」「お前のほうがブスじゃん!」なんていじり合いをしている感じです。コシくんも、たまにノリ良くしようとしているんですけど、平くんと違って、なんかノリきれてないんですよねー。

そうそう。稲城駅前に僕の好きなお店があるんですけど、練習後とかによく一緒にランチに行きます。『梅月』というお店で、海鮮系の定食や丼ものがすごく美味しいんです! でも、クラブハウスや移動ではよく一緒にいますが、まだプライベートで遊んだことはないですね。こういう時期ですし、コシくんも結婚して子供がいるので、なかなか誘いにくいというのが現実です。だから、まだまだ知らない顔があるはず(笑)。これからもっといろんな一面を見られたらいいなと思います。

選手としてのコシくんは『ザ・センターバック』という感じ。ヘディングも対人も強い。それに経験値がすごくあるので、一緒に試合をしていて安心できる非常に頼もしい存在です。

コシくんに聞いてみたいことがあります。ケガもあって試合に出たり、出なかったりという状況が続いているけど、試合に出られていない時は何を考えていますか? どういう心理状態で練習に臨んでいますか? そのあたりをぜひ聞かせてもらえたらと思います。

自分も最初は試合に出ていましたが、結果が出ない状況で変えられてしまって、今はなかなか出場機会をもらえていない立場です。難しい状況ではあるのですが、ここで心が折れてしまったらおしまいですし、折れるタイプでもないので。僕はとにかく練習で100パーセントでやって、『人事を尽くして天命を待つ』のみ。やることをやって、それで出られないんだったらしょうがないかなと思ってやっています。

コシくん、もう何回も行ってるけど、また焼肉に行きましょう! 連れていってください。もちろん、コシくんが先輩なので、ごちそうさまです! そこだけははっきり上下関係があるので、よろしくお願いしま〜す(笑)

■vol.18 山越康平▶︎阪野豊史  はこちらから