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MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第18節 - 東京ヴェルディ vs 京都サンガF.C.

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
やはりスタンドのファン・サポーターと一緒に喜び合える、あの瞬間というのは本当に至福の時間だなと思います。今日は改めてこの瞬間というのを何度も味わいたいなというふうに思いました。ゲームはかなり中盤のところで激しく来るのは予想していました。それが京都さんのスタイルなので、レフェリーのジャッジのところで我々も少し基準を示してほしいというお願いをしましたが、第4の審判員の方がうまくコミュニケーションを取っていただいたので、かなり我々も選手も冷静にやれたと思います。内容については、アタッキングサードのところまでは行くんだけれども、そこの精度というのは、ちょっとシュート数が前半何本だったかはわかりませんが、課題として浮き彫りになったかなと思います。相手の裏をどういうふうに突くのかというところと、我々のへそをどう使うのかというバランスを取った上で、最後はアタッキングサードのところでシュートまでどういうふうに持って行くのか。ここは常に追い求めていきたいなと思います。相手が1人減ったことによって、引いて完全に外国籍選手の強烈な個を使ったカウンターを狙う戦い方にシフトしてきたので、ある意味戦いづらかったですが、「辛抱強く回せ」と「辛抱強く相手を広げろ」ということを選手に伝えながら、必ずチャンスが来ると思っていたので、そこで選手はみんな共通意識を持っていたかなと思います。もちろん最後の新井悠太の最後の一振りというのは素晴らしいものでした。ただ4日前のルヴァンの時からもう一度我々を取り戻そうということで、やっている前からのプレッシャーと、我々らしくボールを動かすというところ。ここはこの2試合で高いレベルを維持できたと思うので、これを失わないように次の試合に向かいたいと思います。

直近のリーグ2試合で複数失点が続いていたなか、ルヴァンカップの新潟戦に続いて2試合連続クリーンシートとなりました。この試合における守備陣の評価や手ごたえを聞かせてください。
攻守は一体なので、自分たちのボールの時に相手は攻めようがないわけで、ゼロに抑えられたというのは、攻守一体の話だと思います。大事なのは前からのプレッシャーのなかでストロングラインを引いて、そこから奪って相手陣でサッカーをするという姿勢だと思うので、そこの姿勢についてはこの2試合は満足とは言わないですが、悪くはなかったと思います。その相手陣でサッカーをする、我々の時間を増やすというのは、ポゼッション率であるとかパスの本数ではないです。相手陣でいかに圧力をかけて相手陣にボールを運んで、主体的にボールを動かしていくかというところは、なかなか勝点を重ねられなかった時よりは少しアグレッシブさが出てきていると思いますし、それは前からのプレッシャーがあるからストロングラインを引けるのであって、多少我々がボールを失わないで相手陣で回すからこそ、前からのプレッシャーのエネルギーが残るのであって、すべてが相関関係にあるというふうに思っています。

決勝点を決めた新井悠太選手は先発で出し切って交代するという代表格の選手ですが、今日の試合で最後までピッチに立たせた理由について聞かせてください。
一番決定的なのは、相手が1人少なくなったことです。彼はタッチラインを踏みながら相手に脅威を与えられるプレーヤーの1人なので、そこでプレーできればおのずと相手は横に広がります。出し切っていて、彼に足は大丈夫かというのを確認しながらではありましたが、相手が10人になったことで、余計タッチラインを踏みながらプレーできる選手というのは重要なので、そこが一番大きな理由でした。

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選手コメント

FW 10木村 勇大

試合を振り返ってください。
京都はすごくお世話になったクラブであり、同時にすごくしんどい思いをしたクラブでもありました。知っている選手も多かったですし、そこは気持ちが入っていたので、勝ててよかったというのが一番です。

個人としてのパフォーマンスはいかがでしたか?
出し切ったと思いますし、これを最低限にしたいです。それは城福さんにも言われていたので、満足することなくやり続ける。そのなかでもっと数字を出していけるように、来週もまた試合があって、ルヴァンも続いていくので、やり続けたいです。

前線でボールを収める仕事は新潟戦に続いてやれていた印象です。
攻守においてやれることはやったと思いますし、あとは数字があれば自分のなかでも一切文句のない試合になったと思います。そこをまたやり続けるというところです。でも、やるべきことはしっかりやって、そのなかで勝てたというのが、一番自分にとっては今日は大きかったと思います。初めての古巣対戦で勝てたというのは、自分のなかでもすごく大きなターニングポイントになったのではないかなと思います。

相手が10人になってから攻めあぐねたという部分で改善点はどの辺りにありましたか?
ああいう形になるのは想定内ですし、相手がちょっと引いてある程度自分たちがボールを持っているけどなかなか中に差せなくて、外回りという時間帯が増えたなかで、そこでどう真ん中の選手が動いてそういう狭いスペースに顔を出していくか。最後にクロスを上げるところで、中と外でもっとタイミングをどう合わせるかというところはやっていかないとダメだなと思います。外回りにさせられて点が入らなかったら、今日も0-0だったと思うので、そこを崩し切るっていうところは、もっとやらないといけないと思います。

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MF 23綱島 悠斗

試合を振り返ってください。
もちろん自分を含めて得点がすごく欲しかったですし、結果的にああやってセットプレーの流れで取れたことはよてもよかったですが、流れのなかで点を取りたかったなというのは正直あります。

前半の攻撃に関して個人でスイッチを入れるプレーもありましたが、どのような感覚でのプレーになりましたか?
相手の松田(天馬)選手とマッチアップしていて、自分にボールが入った瞬間にかなりプレスをかけてくるという印象が前からあったので、常にどうやってこの選手を剥がそうか、この選手の矢印をどういうふうに斜めにするかというのは、常に考えてやっていました。そこでああいうシーンが作れたというのは、個人的にはすごくよかったですし、あのまま得点につなげられるプレーができればよかったかなと思います。ストッパーのところでプラスワンをどうやって作るのかというのは、常に個人的には考えていましたが、チームとしてボールを持てたことに関して前半はよかったです。あれをベースにしたいなと思います。

守備のところでは深澤大輝選手のハードワークを中心に試合を通してうまく守れた印象です。
後ろは常にコミュニケーションが取れていましたし、常にお互いの位置を把握することができたと思います。危ないシーンというのは、最初で少しごちゃごちゃっとなったところを相手に突かれましたけど、そういったところは改善できると思います。次からはああいうシーンはなくなると思うので、そこは改善できるなと思っています。

相手が10人になってから攻めあぐねたという部分で改善点はどの辺りにありましたか?
もう少しシンプルにボールを動かすことができたと思いますし、難しいプレーを選択するのはもちろん必要ですが、それをする必要がどれだけあったのかというのはピッチのなかで判断しなくてはいけないと思います。サイドをどれだけ攻略できるかというのも、ああいう展開になった時に大事だと思います。サイドだけになりすぎずに中央へ差していくというのはもちろん大切ですが、どこから攻めていくのかというのはチームで共有するべきかなと思いました。

ゴールシーンはご自身が競ったボールのこぼれからでした。
もちろん自分が決めてやるぞという気持ちで入ったのですが、結果的に自分に当たって後ろにいた新井悠太が振り抜く形になったので、そこはすごくチームとしてよかったかなと思います。ただ自分としてはすごく悔しい部分もあります。本当にシュートは綺麗に決まりましたし、彼のシュートはすごく上手でした。

公式戦2試合連続クリーンシートとなりました。
クリーンシートになった理由というのはもちろんあると思いますし、前線の守備も含めて全員が90分間アラートにしていたからこそのクリーンシートだと思うので、これを基準としてこの回数というのを増やしていければいいなと思います。

リーグ連敗ストップに加えて上位相手の勝利は非常に大きなものになりました。
もちろん自分たちがずっと欲しかった勝点3ですし、ここで勝点3を取れたというのは、すごく個人的にもチームとしても大きいなと思います。

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MF 40新井 悠太

ゴールシーンを振り返ってください。
ポジションがコーナーの時に真ん中からファーサイドに変わってアウトスイングだったので、前の選手の状況を見ながら自分が前に入り込むのか、それともこぼれを狙うのかというのをうまく判断したなかで、ファーストタッチがうまくいって、ちょっと間接視野で相手を見ながらニアを打ち抜いた感じでした。この前のルヴァンカップで一回カットインしてファーサイドが空いていたのにニアを狙って外したシーンがあって、ちょっとファーもよぎりましたが、どっちかというとファーから敵が来ているような感覚があったので、ニアに打とうかなという感じでした。あとはボールを見て力を抜いてシュートを打ちました。

あの形のシュートは得意としている部分ですか?
Jリーグデビューの得点もああいう感じで、ニアにパンっていくシュートだったのですが、本当に今日のシュートもそれと似た感覚があって、ボールに足がちゃんと当たったなという感じで、ボールが跳ねていった感じがありました。本当にやり続けることが大事ですし、このピッチに立っている以上は、それに恥じないプレーというか、全力でやり切るというのが、このチームで求められていることなので、ここだけの試合ではなくて、今後の試合にもつながればいいかなと思います。

セレッソ大阪戦に続くチームに勝利をもたらす決勝点となりました。
自分の点ではなくても勝てればいいですし、勝ちに貢献できる点がたまたま自分であればなおいいので、本当にチームのためにというのが自分のなかであるので、そういった点で言えば、今日は勝利につながる得点を挙げられたことは本当にうれしく思います。

フル出場となりましたが、体力面はいかがでしたか?
出し切って交代するという形もそうですが、今日は走り切ることができました。そのなかでも相手が1人減って、自分たちでどう打開していこうかと考えていたなかで、うまく工夫しながらできた試合かなと思います。

前回はフラッシュインタビュー後に先輩たちから「長い」との声がありましたが、今日はいかがでしたか?
今日もめちゃくちゃ言われました。長くなかったと思うのですが、みんな味をしめていますね(笑)

守備のところでは相手の強力なサイドのユニットに対してどの辺りを意識していましたか?
福田(心之助)選手の後ろからの駆け上がりというのと、奥川(雅也)選手のドリブルというのは警戒していました。何回か背後を取られてしまうシーンがあり、後手で行って自分の背後を使われてしまうシーンが何回かあったので、そういった点は本当に修正していかなくてはいけないなと思います。

相手が10人になってからの崩しのイメージについて聞かせてください。
サイドにフリーな選手が増えるというのと、クロスを上げていけば、中で厚みのある攻撃ができると思っていました。相手のカウンターだけを警戒するという部分で、バックラインの選手たちが本当に集中して守ってくれたと思うので、前線の選手たちは思いっきりやれたかなと思います。

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