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MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第16節 - 東京ヴェルディ vs 湘南ベルマーレ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
ファン・サポーターに本当に悔しい思いをさせました。今日は自分のミスかなというふうに思います。後半の入りがちょっと圧力を受けた印象があったこと、またちょっと攣りそうだという選手が何人かいるという情報が入っていました。ただ0-0で特に前半は自分たちの時間が長かったのですが、後半の入りの印象が悪いところの印象で早め早めに交代カードを切ったことで、自分たちで流れを手放したと思っているので、今日の勝点0は100%私の責任だなと思います。

松橋優安選手をボランチで起用した狙いを聞かせてください。
足が攣っている情報が入っていて、でも0-0で終わりたくなく、さらに圧力を増したかったのですが、攻撃的なボランチという意味で、我々はカードを持っていなかったので、松橋優安の推進力や刈り取る力、あるいは収める力を含めて、彼をそこに据えるという案でした。その前に齋藤功佑も一緒に足が攣っている情報もあり、(最終的な)その案というのは3つ目、4つ目の案だったのですが、ボランチを組まそうと思っていた選手の状況が自分の判断を間違わせたというか、自分が判断を早まりすぎたなというふうに思います。本当に足が攣って動けなくなった時でもよかったなと。彼らが悪いというよりも自分の判断が悪かったと思います。

食野壮磨選手をリーグ初先発で起用した狙いを聞かせてください。
前半は相手に取りどころを見つけさせないような中間ポジションを取りながら、彼と森田晃樹でボールを集めて相手陣に容易に入れていたと思います。そういう意味で彼に期待していたところというのは出せたと思います。これは彼だけではなくてチーム全体ですが、最後のフィニッシュに向かうところのパスとかクロスがどうだったのか。自身が入っていく迫力がどうだったのか。何度も機会ある毎に言っていますが、このチームは誰かに預けて点を取ってくれる選手がいるわけではないので、選手自身がゴールに向かってもっと何ができたのかというところは、彼を含めて全員が(自分に)矢印を向けてほしいなというふうに思います。あの前半の状況を後半の頭からもう一度出すためにも、おそらく前半は我々がペースを握ったという状態で慢心したわけじゃないけれども、相当緊張感を持って湘南さんが後半の頭に入ってきたので、そこを跳ね返すぐらいのエネルギッシュなプレーというのは、食野選手含めてみんなが少し学んでほしいなと、今回我々が学ばなければいけない部分かなというふうに思います。

1失点目の対応についてどう捉えていますか?
その直前ではないですが、そのちょっと前に深澤大輝に決定的なシーンがありました。我々のある意味でプラン通りのコーナーキックの折り返しからで、ああいう際(きわ)のところで決められるかどうか。セットプレーのところで言えば、自分の認識が間違いでなければ、競り合ったなかで、最後に福田湧矢がボールを触れたと思うんですよね。そこでクリアをし切れずに、それは彼らのせいと言っているわけではなくて、その際のところで今日は負けたなと。全員が得点に関与するためのベストを尽くさないと、J1を見渡してみても、このチームはそういう姿勢で貫かないと難しいと思いますし、守備に関しても高さというのは我々のなかでディスアドバンテージなのですが、その分アラートさで、リーグのなかで最高にならないと、リスタートで失点してしまうので、そこはコーナーに至るあの辺の時間帯もよくなかった。あの数分間がよくなかったので、そこを押し返すエネルギーも含めて全員で反省しなければいけないと思います。ただ、あの直前に我々に決定機があって決め切れない際があって、あのチャンスに決め切られた我々がいるというところが、今日の勝敗を分けたということは否めないと思います。

Jリーグ通算200試合出場を達成した森田晃樹選手の評価を聞かせてください。
もちろん彼が我々の言うところのへそでプレーをする。そこで受けた時のクオリティというのは高いですし、いわゆるバイタルエリアでの守備。ここも彼は球際という意味で非常に強い選手なので、Jリーグを見渡しても、その部分に関して言えばレベルが高いと。そこは示し続けてくれている選手だと思います。ただ、彼が何百試合Jリーグで出ることになるかわかりませんが、もうひとつ上に行くのであれば、ボックス・トゥ・ボックスの選手にならなければいけないと思います。おそらくその体力がないということではないと思うので、チャンスとあれば相手のボックスまで入っていって、自分のバイタルエリアまで戻ると。これを90分繰り返してやれるかどうかというところ。そこにチャレンジしてほしいなと思います。

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選手コメント

DF 2深澤 大輝

試合を振り返ってください。
前半のところはある程度手応えがありましたが、最後のクオリティのところであったり、うまくボールが回っているだけで終わってしまった感が少しあったので、そこは点を取るところにもっとフォーカスしたいなと思います。

相手の攻撃陣への対応で意識した部分を聞かせてください。
相手は2トップでしたけど背後を狙っていて、インサイドハーフが背後に抜けてきたりもしていたので、そこをどう捕まえるか。ボランチがついていくのか、僕やディフェンスラインが受け取るのかというところが、あのシーン(前半終盤のピンチ)はうまくいかなくて、(森田)晃樹がついて行っていると思って僕はつかずに相手に前を向かれてピンチになってしまったので、そこらへんはもっとうまく声をかけられたかなと思います。

後半立ち上がりにはセットプレーからチャンスもありました。
とっさにボールが来たので、もうちょっと体の向きというか、面を準備しておけばうまく合わせられたのかなと思いましたが、ああいうところのセットプレーで先制できるとチームとしても大きいので、そこは練習からもっとやっていきたいなと思います。

後半途中から相手の前線が1トップ2シャドーの形に変わりましたが、そこへの対応はいかがでしたか?
外国籍選手が入って、大きくて収めるタイプで、シャドーの2人が走ってくるというのは思っていました。逆を言えば、守備のところで外国籍選手が入ると、僕らのビルドアップのところも少し余裕が生まれるなというふうに思っていましたし、あとはリスク管理のところでツナ(綱島悠斗)と(谷口)栄斗と、あとはボランチとウイングバックのところには常に声をかけて、IDマークのところはずっと意識していました。

失点場面ではもう少しうまく対応できたと考える部分はありましたか?
2失点目に関しては、僕が完全に晃樹が体を入れたところでボールがゴールラインを割るなと判断してポジションをうまく取れていなかったので、もっとサポートというか、どうなってもいいように準備しておくべきだったと思います。そこは映像を見てみないとわからないですが、最後のシュートブロックのところも当てられたと思います。セットプレーのところはあの時セットプレーが続いていたので、そこで流れを変えるプレーだったり、(福田)湧矢のところは難しいクリアでしたけど、どうにかできたかなとは思うので、そこはもう一回映像を見て検証したいです。

後半終盤は攻撃に出ていくなかで、細かいミスや連携の部分での問題が目立った印象です。
攻撃のところは誰かの責任とかではなく、僕らは全員で攻めて全員で守るチームです。そこの意思疎通のところや単純な技術のミスは多かったなと、後ろから見ていても思いました。もっとできる選手たちが揃っていますし、出し切るというところは守備で出し切る以外にも、攻撃でどんどん味方を追い越したり、動き直したりというところもチームとして少し物足りなかったと思います。

今日はユース出身の3選手でディフェンスラインを組む形になりました。
ユースの時は僕が右のセンターバックで、栄斗が左のセンターバックでやっていました。ツナとはあまり一緒にやっていなかったですが、練習の2日間ぐらいで懐かしさというか、やりやすさというか、そこは感じました。ラインコントロールのところに関しても、僕が言わなくても、ツナと栄斗はわかってくれているなというのは思いました。でも、前半の振り返りのところではラインをもう少しコンパクトにして、横ズレ縦ズレをしていこうというのは話していたので、そこも彼らと話しながら改善していきたいなと思います。

星を五分に戻してから勝ち越しに持っていくところでもどかしさを感じる状況が続いています。
やっぱり先制できるかできないかで、僕らの試合状況というのは変わるなというふうに思いましたし、先制されると少し難しくなるなというのは、ここ最近試合に出ていて思います。そこでどれだけ後ろが耐えられるか。前線が1点取れるかというところにかかっているとは思うので、次の広島戦までにはちょっと時間ができるので、そこは全員でもう一回共通認識のところをもっと高めていかないと、このままずるずる行ってしまうと思うのでやっていきたいです。

ポジション奪取という部分では継続的にチームの勝利に貢献していくところが重要になってくると思います。
あの1試合だけよかったというふうに、絶対に思われたくないという思いでやっていました。昨年は第2節からスタメンで出てチャンスはつかみましたが、なかなか自分の納得いくようなプレーはできずに出られなくなってというところがあったので、そこは90分間で自分の全てを出すというところを、この2試合は意識してやっていましたが、もっともっとできるなと思いますし、試合に出ている選手としての責任があります。0-2になろうが0-3になろうが最後まで戦うというところは、もっともっと全員がやらなければいけないところです。そこはもっとチームに強く要求していくところですし、結果が欲しい一戦でしたが、次に切り替えて練習からいい競争をして、次もピッチに立って勝利に貢献できるようにというのは意識したいです。

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MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
前半もボールは持てていましたし、自分たちのペースで握れる時間というのは比較的多かった試合でしたが、最後のクロスの入りのところとか、クロスを上げるところとかの質をもっと上げることができれば、前半もっと決定的なチャンスを作れると思いますし、失点のところはセットプレー。最後は僕のところもそうですしミスから立て続けに取られてからの失点というところで、そこは個人的なところなので、チームとしてよりも個人で反省してやっていけばいいなと思います。

後半のビハインドの状態からどういった攻撃のイメージを持たれていましたか?
また違ったタイプというか、(齋藤)功佑くんよりは川﨑(修平)の方がドリブルとか剥がすプレーも多いですし、彼はクロスとかの精度も高いので、そういうのも狙いだったと思います。木村(勇大)が入ったことによって前線でタメを作ったり、強引にシュートを打てる選手なので、そういうのも狙いたかったです。ただ、相手もセットプレーで1点を取って勝っている状態だったので、結構後ろを固めてきていたので、それもなかなか難しかったかなと思います。

後半終盤の急造のボランチコンビでのプレーはいかがでしたか?
全くやっていなかったという部分で難しさはありました。(食野)壮磨の疲れとか、そういうのも考慮しての交代だったと思いますが、僕自身としてはもう少しうまくやれたのかなとは思います。

星を五分に戻してから勝ち越しに持っていくところでもどかしさを感じる状況が続いています。
今日の試合に勝てれば大きかったですし、そこは少しチームとしての甘さが出た試合だったかなと思います。こういうところで勝ち切れると、より順位も高いところに行けると思うので、こういう試合で勝てるように成長したいと思います。

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MF 20食野 壮磨

試合を振り返ってください。
守備のところで狙っていたショートカウンターというか、前から嵌めるプレーとかもありましたし、攻撃もボールをつなぎながら前進はできていたのですが、最後のクロスの質やシュートのところで点が決まらなかったというのは、ボールをつなぐだけではなくて、最後にゴールを取らないといけないので、そこが今後の課題かなと思います。

中盤では森田晃樹選手と齋藤功佑選手とローリングしながらのプレーでした。意識した点を聞かせてください。
3人でバランスを見ながら常に中盤のへそというところから人がいなくならないようにというところは、バランスを気にしながら3人でポジションを取ってやっていました。

ボールを引き出す、そのためのポジション取りのところは意識高くプレーしているように見えました。
そこが自分の持ち味だと思うので、そこは常に意識していました。

前半の立ち上がりにミドルシュートを打つ場面もありました。
あそこは枠に入れたかったです。

前半は自分たちのリズムで動かしながら決定機には至らずもいい形は作れていました。
いいシーンはあったのですが、やっぱり点が入らないと意味がないです。動き直しは常に言われているところなので、動き直しの動きが小さいというか、もっとダイナミックに動いて、相手をかく乱しないといけないかなと思っています。

J1で初スタメンという部分で覚悟を持って臨んだ試合だったと思います。
前節は(深澤)大輝くんとかテツくん(稲見哲行)とか(松橋)優安とか、普段一緒に練習しているようなメンバーがピッチの上で示してくれたので、自分も絶対にやってやろうという強い気持ちで入りました。

課題の守備のところではしっかりと戦えていた印象です。
まず今日はそこを意識して入ったので、とにかく中盤でバトルすることというか、戦うことというところが課題だと思うので、そこを意識して試合に入りました。

これからポジションを奪っていくという意味で今日感じた課題について聞かせてください。
ゴールに絡むプレーですね。今日のミドルシュートを枠に入れて、あれを決め切るところ。今日はやっぱりフォワードの選手がシュートを打てるようなパスがなかったので、そういったところも出していきたいなと思っています。

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