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MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第7節 - 柏レイソル vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
今年、柏レイソルさんが表現しているサッカーを頭に入れながらも、我々がいかにアグレッシブに守備をするか。いかに相手陣でサッカーをするかというところを表現することこそが勝点3につながると思って準備をしてきました。選手はよく遂行してくれたと思います。勝点3がほしかった試合ですし、ある意味で悔しい勝点1だったと思います。そう思えたことが今日の成果ですし、アウェイのこれだけ寒い中で多くのファン・サポーターが来てくれて、メインスタンドの方までかなり緑で埋まっていて、我々の後押しになりました。彼らと喜び合いたかったですが、それでもアウェイの地で勝点1を取れたこと。内容が非常に充実していたことをプラスに捉えて、次につなげたいというふうに思います。

トランジションで相手を上回ってペースを握る展開でしたが、超決定機に持ち込む上での課題はどの辺りにありますか?
高いインテンシティの中でボールを奪って、もちろん息が上がった状態だと思いますが、そこからの判断の精度であったり、パスや技術の精度をもうワンランク上げていくことが大事だと思います。あのインテンシティの中で90分やれるということは、我々が日頃それだけ高い強度の中でやっている証だと思うので、ここから先は奪った後の判断と技術の精度を、いかに1人ひとり、そしてチームが上げていくかというところだと思うので、ここは辛抱強くやりたいです。

翁長聖選手と新井悠太選手を両ウイングバックで起用した狙いと評価を聞かせてください。
相手が可変をしてくる中で、我々が対応する上でキーとなるのは、左右のセンターバックとウイングバックの関係でした。そこの縦ズレと横ズレのところは勇気を持ってやること。相手に自由を与えないこと。相手陣で制限をかければ、おのずと相手陣でボールを奪うことになるので、そこのスタートになってくれたと思います。左右特徴が違うので、個での仕掛けで特長が出る選手と、周りを使いながら前に出ていく選手。ここも各自が特長を出してくれたと思いますので、本当に最後の精度のところを彼らも含めて上げていければ、攻守においてさらにランクアップするかなと思います。

リーグ戦で初先発となった平川怜選手の評価を聞かせてください。
彼が今シーズンの初日からどういう思いで合流をして、どういう思いで日々トレーニングをしているかというのはずっと見てきていましたし、このチームの求めるものを本当によく聞きながら、本人の中で噛みくだきながら取り組んできたと思います。長い時間出したときに、彼らしいプレーを失うことなくチームのために貢献してもらえるだろうということは想像がついていました。今日はまさに彼の失わない技術だけではなくて、ボールを奪う局面の強度のところを含めて、彼のよさがふんだんに出たと思います。もちろんバイタルのところの守備のレベルを上げること。得点に直結するようなプレーをすること。ここはおそらく彼の今日の出来であったとしても彼も満足していないと思うので、さらに上を目指してやっていってもらいたいと思います。

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選手コメント

DF 4林 尚輝

後半の横パスを奪われた場面以外は個人として素晴らしいパフォーマンスでした。
ひとつ余計なプレーもありましたが、今日自分の中でキーになると思っていたプレーというか、タスクは少なからず達成できたのかなと思います。相手の真ん中の選手を自分が潰したり、背後に出るシーンで先に潰したり、そういうボールが入る前の駆け引きのところからこだわってやっていた部分があったので、それは目に見える形で出せたのかなと思っています。

前半は対柏という部分で手応えを得られた内容でした。
少し相手にボールをつながれるという想定はしていました。その中でハイプレスに行きたいという気持ちはありましたが、相手をリスペクトした上でうまく自分たちで調整をしながらハイプレスができたなという感覚はありました。もうちょっとラインを上げたいとかそういった部分もありますが、大まかに見ればよかったのかなと思っています。最終ラインもアラートにインターセプトを狙いながらスペースを消すという動きをやっていたので、相手の選手もパスを出すときはチャレンジというイメージになっていたのかなと思います。だからこそ自分たちの準備のところで勝れたというところが、そのひとつの要因だと思います。

相手のシャドーの選手への対応もアラートにプレーできていました。
前の選手がターゲットになりますし、元々シャドーの選手が中盤に落ちていくというのは試合前からわかっていたので、そこで多少手こずるシーンもありましたが、自分たちが失点しないように、メリハリをつけた守備という部分では行くときと行かないときの判断。行けるときにはしっかり行き切るというようなメリハリはあったのかなと思います。チームの中でも、そのスライドの声というのは多く出ていましたし、アラートにできたと感じています。

後半は少し相手の狙いとする形を作られる時間帯もありました。
ある程度自分たちの形というのを出しながら守備をしていた中で、ズレを作られるシーンが増えてきて、それはもちろん体力的なところもありましたし、相手も自分たちを見て駆け引きをしてやってきている部分もあるので、サイドで起点を作られたりというシーンはありましたが、それでも失点しないことというのはすごく重要だと思います。ミーティングでもありましたが、中途半端に行くことが一番よくないという話はしていて、行けるときは行き切るし、構えるときはしっかり構えようというのはあったので、そこで失点しなかったというところは、それができた証拠だと捉えています。

長野戦に続く無得点となった攻撃の課題について聞かせてください。
自分たちの前を見ながらも、へそも見るというベースのところ。あとは守備でハードワークするというところはある程度のレベルでできたのかなと思います。ただやっぱり最後に点を決めるとなると、もうひとつ工夫が必要だったり、自分たちとして成長しないといけない部分はあると思います。今日のこのベースというのを糧に、さらに成長していけたらなというふうに思います。

リーグ戦では今季2度目のクリーンシートも達成しました。今日の勝点1をどう捉えていますか?
アウェイでの勝点1というのはプラスに捉えることもできますし、もちろんゼロというのはチームにとってもすごく大きなことです。守備での大きな崩れがなかったり、みんなが体を張ってやったからこそゼロで抑えられたという自信になった部分もあります。ただ勝ち切れなかったという課題を、この連戦の中で乗り越えていけると、また順位的なところでも勝点を拾っていけるようなチームになると思っているので、そこはもう一度自分たちで成長していきたいなと思っています。

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FW 11山見 大登

前半の入りは素晴らしかったですが、感触的にはいかがでしたか?
守備のところでファーストディフェンスや後ろのスライドがうまくできていたからこそいい形でボールが取れていたと思うので、前半のうちに先制点を取れていれば勝てた試合だったかなと思います。

決定機を作るという部分では苦戦しました。
相手の守備の潰し切るところで潰し切られたり、ファウルで止められる場面がありました。(木村)勇大がサイドに流れたときに中の人数が少なかったり、クロスの質。そういった部分あまりよくなかったので、そこを合わせればいいのかなという気はしています。

左のウイングバックに入った新井悠太選手との関係性はいかがでしたか?
自分が前に行ったときに小泉(佳穂)選手のところをどう掴むのかというところは立ち上がりのところで何回か使われたりしましたが、それを修正できたと思います。攻撃の部分に特長がある選手なので、うまくお互いが回りながら、ドリブルで剥がしたりとかそういったことができるという部分で、左に僕ら2人がいるというところで、そこから崩して得点という部分で、しっかりと取らないと、チームとして上に上がれないなと思うので、もう一個連携を高めていければいいかなと思います。

ビルドアップに関して前半はスムーズだった印象ですが、どの辺りが整理された印象ですか?
僕のサイドであれば、新井が高く取ったときに(平川)怜や僕が脇に下りたりというところでうまく前進できたと思います。背後に蹴りすぎずに、足元に差すボールというのも増えていたと思うので、前線の奥の選手に当てたときの手前のサポートとか、そういう前向きのサポートがうまくできていたからこそ、ある程度よく見えたのではないかなと思います。

得点を奪うために必要なところはどの辺りになりますか?
ボールを奪ってから前に出すパスであったり、前を向いたときの前線の動き出しという部分は合わせていく必要があると思いますし、パスの質、精度がまだまだ足りていないと思うので、そこはやっていければいいかなと思います。

城福監督は内容面ではポジティブな要素が多かったという話でしたが、ご自身の手応えはいかがでしょうか?
オフサイドになったカウンターの失点以外、そこまでチャンスを作らせていなかったと思うので、そこはプラスに捉えています。あとは守備に使っているエネルギーを攻撃にも使えるようにやっていく必要があるのかなと思います。

今日の勝点1をどのように捉えていますか?
去年も最初の方は負けない戦いというのが続いたと思いますので、負けずに無失点で終われるというところが大事かなと思います。それを続けながら点を取っていければいいかなと思います。

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MF 23綱島 悠斗

試合を振り返ってください。
相手は自分たちを動かして、空いたスペースでボールを引き取るのがすごく上手なチームで、そこに対して自分たちが横ズレ、縦ズレをして、人に付いていくという守備をしましたが、後半最後の方は、そのズレを修正し切れなかったです。そこで自分たちのチャンスの時間が減ってしまったと思うので、そこのところは悔しい思いです。理想的ではなかったですが、今までの前半の入りから考えると、すごくポジティブな点だと思いますし、相手陣でサッカーができるというのはわかっていたので、そこでもっと自信を持って自分たちのチャンスで得点を奪えるぐらい、前半から2点、3点取れるぐらいの攻撃力を見せたいなと思っています。

前半は高い位置で攻撃に絡む回数も多かった印象です。
3バックの3枚が後ろに重たくなってしまうと、どうしても真ん中の選手が足りなくなってしまいますし、自分たちがシステム上でフリーになれるというか、ボランチの横まで行ければ、より攻撃的に怖いところに人を送れるので、そこのところはチーム全員で意識をしていました。

後半終盤にオフサイドで認められなかったチャンスは狙い通りの折り返しでしたか?
ボールが来た方向に返したので、もちろん谷口(栄斗)選手は視野に入っていましたし、そこら辺に人数がすごく多かったので、谷口選手にピンポイントで出したわけではなく自分から見てファーサイドに流すというのは意識しました。

攻撃の部分での修正点はどの辺りにありますか?
自分が後ろから見ていて思うことは、自分のファーストポジションもそうですし、怖いエリアに人をなかなか送り込めていない。ボランチがどうしても怖いエリアの中に侵入していけなかったり、アタッキングサードで外へのプレーを選択してしまう。ボールホルダーもそうですし、人の動き方もそうですし、やっぱり怖いところにどれだけボールを入れていけるか。そこに人が入っていけるかがすごく大事だと思うので、そこのところは自分も含めてより改善して怖いチームになっていきたいです。

カウンターの精度の改善も得点を奪う上で重要なポイントになります。
いい守備からいい攻撃という自分たちのチームコンセプトもありますし、今日みたいな可変してくる相手だったら、ボールを奪った後のカウンターはすごく効果的だと思いますし、自分たちがボール保持をしているときもいろいろなところにスペースがあります。それは自分の前にもスペースがありますし、そういったところを自分含めてそこに入っていければ、より違った景色が見られるのかなと思います。

今季リーグ2度目のクリーンシートとなりました。
自分たちは前半に失点してしまうことも多かったですし、クリーンシートがなかなかない状況だったので、そこのところはプラスに捉えていますが、ゼロで抑えても勝ち切れてはいないので、今度はゼロにしながら攻撃でより複数得点を奪えるようなチームになっていけたらなと思います。

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