日本瓦斯株式会社
株式会社ミロク情報サービス
クラスメソッド株式会社
株式会社グッドコムアセット
株式会社BRIグループ
ゼビオグループ
ATHLETA

MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第3節 - FC町田ゼルビア vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
自分たちが招いたことではありますが、今シーズン連敗スタートの中で、我々が変われるチャンスだと思っていました。そういう準備をしてきましたし、短い準備期間の中で選手は町田さんの対策をしながらも、我々自身に矢印を向けてしっかり戦ってくれたと思います。鹿島戦で0-4の大敗の中で、背中を押してくれたファン・サポーターと共に、このスタジアムで喜び合えたことが本当にうれしいです。前半自分たちの中では本当にパーフェクトに近い試合をしたので、できれば追加点が前半のうちにほしかったなと思います。そこを取り切れないところは我々の課題として次に持ち越したいと思います。後半もビッグチャンスはありましたが、前半のあの出来を少しでも長くしていくことが、このチームの伸びしろだと思っています。最後の交代選手を含めて全員がハードワークしてボールにアタックして、シュートブロックも何人かけてシュートブロックしたか分からないぐらいの気持ちを見せたこと。それで勝点3を取れたことは、このチームにとっても自信になります。ただ、まだ負けが先行しているので、次の試合に集中して、まずは五分の星に持っていきたいと思っています。

ボランチの森田選手を中心に前向きな守備が目立ちました。どういった意識づけで臨まれましたか?
そのシーン(ボランチが前向きにボールを奪う)ひとつをとっても、それは前からのプレッシャーがあって、だからこそハイラインが保てて、だからこそバイタルエリアが狭い状態で戦えたという意味で、それはボランチ1人が頑張ってボールを奪えたのではなくて、全員のハードワークによってそういう奪い方ができるシーンが多かったということだと思います。そのやり方のリスクはありますが、そのリスクを背負って中盤でボールを配球するのが特徴の選手が戦うことこそ、このチームの特徴だと思っているので、各々が自分のやるべきことをやってくれた。特に前半はそういうシーンが多かったと思います。

中3日で見違えたパフォーマンスを見せた要因を教えてください。
とにかく我々がやってきたことを信じるということ、自信を持つということ。それと我々がやろうとしていることが、何のリスクがあるのかということをみんなが自覚をしながらやる。ここを徹底しました。新しいことをやったわけではないです。もっと自分たちの突き詰めようとしているサッカーを信じることと、リスクをみんなで背負う覚悟を持つこと。ここが重要だったと思いますし、相手の個人のレベルが高いのを恐れて、相手の対策からスタートしたら、おそらく向こうに圧倒されたと思います。後から出てくる選手も含めて非常にレベルが高いので、コレクティブに自分たちのサッカーをやり通すことを、スタッフも選手も含めて信じてやり通すんだという思いで試合に臨ませました。

決定的なシュートブロックを見せた谷口選手の評価について聞かせてください。
彼だけではないです。シュートブロックに対して、おそらくペナルティエリア周辺では3人、4人がアクションを起こしていたと思います。ただ、あそこまでのシーンを作られたことは反省です。シュートブロックに至らないようにするのが一番いいですし、2点目を決めてゲームを決めてしまうことが一番良いですが、勝利に対する執念というのをみんな持っていましたし、特に前半から飛ばしてバトンを渡すために出し切った選手がいるからこそ、最後に残った選手があれぐらいのパワーを出せたのかなというふうに思っています。

攻守に素晴らしいパフォーマンスだった山田選手の評価を聞かせてください。
彼はプレシーズンから開幕含めて非常に苦しい時間を過ごしました。その中でどのような振る舞いをしながら練習をやってきたかをずっと見ていましたし、前節から先発を勝ち取ったけれどもチームは負けてしまった。それでも我々の評価としたら、彼がやるべきことをやったという評価をしていたので、自信を持ってピッチに立たせました。彼のストロングを活かそうと思っていました。彼のストロングを活かせれば、周りのシャドーの強みも出せると思っていたので、あれだけ体を投げ出してハードワークして、彼のところにボールが転がって、攻守において本当に彼がスイッチを入れてくれたなというふうに思っています。

試合を通して相手を上回る走力や運動量を見せました。試合前やハーフタイムにどういった声かけをされましたか?
本来であれば、我々のような規模のチーム、あるいは経験値のチームは、走り負けてはいけない。ただ、開幕と第2節はかなり短く話をしますと、去年の経緯からこの舞台にいるのが当たり前だと思ってピッチに立たせてしまった自分がいたと思います。ただ、それを我々が当たり前だと思わないで戦った去年の1年があって、それを思い出させてくれたファン・サポーターがいました。キックオフからもう一度去年戦ったような姿勢でみんなが戦うためにいろいろな声かけをしましたし、そのひとつのきっかけを作ってくれたのはサポーターかなと思っています。

コメントを読む

選手コメント

DF 3谷口 栄斗

試合を振り返ってください。
全員が本当に今日に懸けていた試合でした。全員が今日しっかりとこの試合に懸けていたので、それがしっかりと結果につながってよかったと思います。

ビルドアップの部分で見違えるような改善が見受けられました。
しっかりと立ち上がりのところは大きく、相手の背後というところを意識してプレーできて、セカンドボールもうまく何回か拾えていましたし、それが良い流れにつながったのかなと思います。

試合終盤のシュートブロックを振り返ってください。
ニアでフリックされて僕の前に転がってきたので、体を投げ出しました。あれがゴールに入っていたかどうかはわからないですが、あそこで触れてよかったです。(直後のガッツポーズは)今日に懸けていたので、それが自然と出たのかなと思います。

後悔しないサッカーを心がけて臨んだ中、昨季の好調時を彷彿とさせるパフォーマンスでした。
開幕と第2節はすごく不甲斐ない結果で、やっている僕たちも観ている観客の方々もちょっと違うなという感覚はあったと思います。今日はそれが開始のところからしっかりと出せたことが良かったポイントだと思いますし、勝てたポイントだと思います。しっかりと最初ははっきりプレーできていたので、そこは良かったですが、僕が後ろから見ていてもう少し落ち着いても良い時間帯もあったと思うので、次にすぐ試合があるので、良い準備をしたいなと思います。

鹿島戦から中3日の準備期間で劇的に変わった要因はどのあたりにありましたか?
2日前の練習の時に1回練習が止まって、そこで森下さん(森下仁志コーチ)からの言葉がありました。何を言われたかというのはあまり言いたくないですけど、そこでみんなが目を覚ましたというか、そういう良い機会があったので、僕自身もすごく感じるところがありましたし、チーム全体としても本当にピリッとしたなと思います。

昨季2戦2敗の町田を相手に今季初白星を挙げた点についてはどう感じていますか?
一緒にJ1に上がりましたけど、本当に日本一の戦力というか、本当に良いチームですし、そういう相手に勝てたことはすごくチームとして大きいです。2連敗している中で、本当に難しい状況ではありましたが、そういうところで勝てたことはチームにとってすごく大きな勝ちだったかなと思います。ただ、またすぐに試合が来ますし、一喜一憂しないことが大事だと思います。

勝った次の試合が重要になります。
去年もそうですし、僕たちは一試合一試合を戦ってきたので、忘れるというか、本当に切り替えて次に向けてやっていきたいと思います。

コメントを読む

MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
今日は本当に気持ちも入っていましたし、前線の選手が追いかけてくれることによって限定できていましたし、それに対してロングボールが入った時のディフェンスの対応も素晴らしかったと思います。

鹿島戦から中3日で見違えるようなパフォーマンスとなった要因はどのあたりにありましたか?
ある程度、町田さんがつなぐ場面もあるんですけど、フォワードにロングボールを合わせてくるという情報があったので、そこに対してしっかり競ることと、セカンドボールをしっかり拾うことは、今日すごく意識できていたかなと思うので、そこが今日の試合の良かった点かなと思います。

ビルドアップの改善も顕著でした。
ある程度、僕たちも山田剛綺とかヘディングで競れる選手がいたので、まずは前線に長いボールを入れるというのは意識していたので、それによって相手の中盤の距離というか、そこを嫌がって少し下がったところがあったので、それによって僕たちのところもある程度余裕をもって使えたと思います。

2点目を取りきれない状況で迎えた後半最終盤はどういったことを意識してプレーしていましたか?
まずは本当に集中を切らさないというか、隙を与えないというところは本当に意識しましたし、セットプレーも相当危ないシーンを作られていましたけど、最後までみんなが集中して体を張っていた。みんなの集中が途切れないように声かけがあったと思いますし、そこの声かけが良かったかなと思います。

町田の足元でつないでくる部分に対してうまくアジャストできた印象でしょうか?
去年はわりとロングボールで苦労した部分もあって、その中で町田さんはメンバーも変わりましたし、つないでくるところもあるというふうに情報として持っていたので、ショートパスに対しては狙っていました。その後のロングボールに対してもボランチだったり、シャドーの選手のセカンドボールというのは、今日は本当に全員が強く意識してできたのではないかなと思います。相手はつなぐこともできると思いますが、僕たちとしてはあまり中盤を使われたくないというのもありましたし、蹴らせたいという狙いがあったので、そういうふうな形を取りました。

鹿島戦後にチームを鼓舞してくれたファン・サポーターに結果で応えることができました。
気持ちを見せられたと思いますし、結果で期待に応えられてすごくうれしいなと思います。

今季初勝利の率直な感想を聞かせてください。
最初の1勝というのはすごく大変だと思います。僕自身苦労したので、アウェイで町田さんという去年も結果を出してJリーグの中でも本当に強いチームだと思うので、そういう相手に勝てたというのはすごく大きな勝点3だったかなと思います。

コメントを読む

MF 8齋藤 功佑

ゴールシーンを振り返ってください。
本当に前線からプレッシャーをかけてボールを取れたので、そこからのショートカウンターはチームとしても狙っている形なので、最後は(新井)悠太が良いボールをくれたので、ゴールに押し込むだけでした。

今季のチーム初ゴールになりました。
とてもうれしいですね。これがチームの勝利につながって、この苦しい時期、スタートのここからという時に取れたというのは、めちゃくちゃうれしいですし、これからもそこにこだわってやっていきたいなと思います。

ここ2試合から劇的にパフォーマンスが変わった要因はどのあたりにありましたか?
毎試合大事にしているところは変わらないですけが、2連敗している中で、より一層覚悟というか、姿勢の部分は監督をはじめチーム全員で意識して試合に臨んだので、それが本当に勝利につながったかなと思います。

姿勢の部分での原点回帰を含め監督からの声かけは響いたところでしょうか?
より一層、選手も戦わなければいけない気持ちになりましたし、本当にその姿勢や気持ちというのが、ちゃんとプレーに表れていたかなと思います。

前半は中盤の球際で勝つ場面が多かった印象です。手応えはいかがですか?
町田のスカウティングをして相手の良さを出させないというところもひとつありましたが、それ以上に自分たちが目指すものというところにしっかりとフォーカスして、そこの最大値を出していこうというのが、今日の試合の入りでした。先に得点を取れたというのは本当に大きかったです。

ベンチから見守った後半終盤のチームの戦いぶりをどのように感じましたか?
本当に戦っている姿を頼もしく感じましたし、それぞれのポジションでそれぞれの戦い方というか、ハードワークだったり、体を張るところだったり、本当に良い場面がたくさん出た試合だったと思うので、これをベースにしてやっていけるように、次の試合に向けても良い準備をしたいなと思います。

今後につながる内容での勝利となりました。
本当に僕たちヴェルディが目指す一番良い形での勝利だったと思いますし、この気持ちを忘れてはいけないと思います。

ビルドアップの改善が劇的でしたが、どのあたりがしっくりといった感触でしょうか?
立ち上がりはしっかり背後に蹴る、ロングボールでセカンドボールを拾うというのが、まずチームとして共通認識を取れた中で、落ち着いてきた段階で、僕と(森田)晃樹がちょっと低めの位置を取りながらビルドアップに参加するという、そこの全体の意識の共通認識がひとつ変わったところかなとは思います。

攻守両面での距離感の良さも光りました。
守備と攻撃は表裏一体なので、守備が前線からハイプレッシャーをかけてくれることによって、セカンドボールを拾った後に自分たちがボールを回しやすかったです。守備の部分が変わったのと、攻撃の共通認識の部分が変わったかなと思います。

自分たちの志向する戦いが見せられた充実感はありますか?
やっぱりこのレベルで戦うというのを示さなければいけないというのを選手も実感したと思いますし、ここからステップアップできるようにやっていきたいです。

3試合目で初勝利をファン・サポーターと分かち合うことができました。
僕がヴェルディに来てからずっとそうですけど、良い時も悪い時も熱く背中を押してくれるので、今年始まってから開幕2連敗で、前の試合も0-4の中でも選手を後押しする声援が印象的でしたし、僕ら選手に響いていたので、今日は本当にみんなで喜べて良かったなと思います。やっぱり感謝の気持ちを結果で示せたという部分で、少しホッとしています。

コメントを読む

試合一覧へ