日本瓦斯株式会社
株式会社ミロク情報サービス
株式会社H&K
ATHLETA
ゼビオグループ

MATCH試合情報

2024 明治安田J1リーグ 第30節 - 北海道コンサドーレ札幌 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
まずはここまで来てくれたファン・サポーターに感謝したいと思います。いろいろなエネルギーを使って来てくれて、さらに我々にエネルギーを送ってくれたこと、これが勝点3につながったというふうに思っています。ゲームについては、前半少しボールを持たれることが多かったですが、最終ラインのところではタイトな守備ができていましたし、決定的なシーンというものは作らせなかったです。ここをゼロで抑えられたことが大きかったかなと思います。後半になれば、よりオープンな展開になるということはわかっていました。そうすれば我々が積み上げてきた走力というか、ボールに絡んでいくコンビネーションを含めてここを発揮できると思っていたので、そこはうまく出せたなと思います。トドメを刺す2点目を取れたと思うシーンがいくつかあった中で、1-0のまま最終盤まで推移するというのは非常に難しい展開だったと思います。ただ選手はあそこで飲み込まれることなく、足を止めずに、最後また何人もボールに絡んで、2点目を取れた、トドメを刺せたということは、このチームの走り切るというところを少し具現化できた。進歩できたところかなと思います。

先制点の直前から染野選手と松村選手を準備させていましたが、交代の狙いを聞かせてください。
シャドーのところですね。少しチームが前半相手にボールを持たれて、シャドーのところでかなり無理をしていたというか、2度追い3度追いをせざるを得ない状況になったので、疲弊したということではないけれども、攻撃へのエネルギーという意味では少し技術と判断のところを発揮する前に、守備でエネルギーを使わさせたなというふうに思っていました。ただ、彼らにチャンスがあれば、もちろんひと振りがあるし、山見の突破もあったので、後半の頭は彼らでいこうと思いましたが、ちょっと最初のところでまた攻め込まれました。そこでシャドーのところで、もう一度無理の利く選手、収まる選手を交代出場させようと思っていたところでの彼らの得点でした。そこは交代のタイミングが遅れてよかったなというふうに思います。

3度目の挑戦で今季初の3連勝となりました。達成できた要因や手応えについて聞かせてください。
(最初の2連勝時は)引き分けで、その次が負けという形でした。今回は直前の試合で連敗し、その後の引き分けで2敗1分けの状態からこの3連勝になりましたが、内容そのものに手応えはありました。なので、我々が大事にしなければいけないことは、やり方を変えないということ。我々らしくしっかりアンカーを使って、辛抱強く展開していくこと。前半に粘り強い守備をすること。これを続ければ必ず勝点は我々のものになってくると思っていたので、変えるというよりも我々のやり方を研ぎ澄ますということを貫いてきた、この1カ月でした。彼らがよくそれをやり通してくれたなということ。もうひとつはご承知のように、このチームはレンタル(期限付き移籍加入)の選手が相当多くて、彼らが試合に出ているようなチーム状況なので、当たり前ですけど彼らが(契約上の問題で)試合に出られない試合がある。そこで勝点を積み上げてきたことで、さらに競争力が高まってきたというところはプラスに働いているかなというふうに思います。

コメントを読む

選手コメント

GK 1マテウス

試合を振り返ってください。
リーグ後半戦で札幌さんがすごくよくなっていることはわかっていましたし、今日の試合がすごく難しいゲームになることはわかっていた中で、自分たちのゲームができて勝利で終えられたというのは、すごくよかった点かなと思います。順位的に札幌さんは下位にいますが、そこまで関係ないと思っていましたし、その難しい中で自分たちがやるべきことをしっかりできたと思います。

後半立ち上がりに駒井選手の決定機を阻止する見事なプレーで流れを引き寄せました。
後半の入りでなかなか自分たちのペースをつかめず、その中でも相手にあまり決定的なチャンスを試合を通して作らせなかったという部分でよかったですし、ああいったピンチを防ぐために自分が後ろで守っているので、そういったところはよかったと思います。

後半半ば以降は高さと強さを強調した相手の攻撃が目立ちましたが、どういったところを意識しながら守っていましたか?
後半は特に相手が大きな選手を入れてきた中で、我々のディフェンス陣は競り合いの部分で一度も負けていなかったのではないかなと思っています。それだけではなくて中盤の選手たちもセカンドボールの反応がすごくよかったので、そこが今日のチームの勝利のカギだったと思います。

カウンターからの再三のチャンスで2点目を逃していた中、チアゴ選手の初ゴールが非常に大きかったと思います。
後半のシュートチャンスでしっかり決め切らないといけない部分はチームとして反省すべき点です。ただチアゴに関して言えば、今年まだゴールを決められていなかったり、なかなか難しい状況を過ごしている中で、彼にはゴールが必要だったと思うので、個人的にもチアゴのゴールはすごくうれしく思っています。

この3連勝ではシーズン序盤に苦しんだゲームクローズの部分で大きな成長を見せました。
シーズン序盤に関してはJ2から上がってきたという部分で、レベルや強度の差という部分で、ああいう形になってしまうのは、ある意味で自然だったのかなと思います。いま考えてみると、ああいった経験も自分たちがここまで成長するプロセスだったのかなと思います。もっともっと覚えなければいけないことはたくさんあると思うので、もっと上を目指してやっていけばいいかなと思います。

今季初の3連勝となりました。
ここ最近の試合でいえば、FC東京戦や広島戦、名古屋戦もそうですし、自分たちのゲームができていてもなかなか勝利で終えられていなかったゲームが続いた中で、しっかり自分たちもゴールが取れるようになってきて、パフォーマンスと結果が比例してきているのかなと思います。

コメントを読む

MF 14チアゴ アウベス

ゴールシーンを振り返ってください。
ボールが少し斜めに流れてしまった中で、しっかりまずはドリブルで自分の位置に戻して、逆サイドも見えていましたが、もう1回タッチを入れてキーパーの動きを見ながらしっかり打てたのかなと思います。

ヴェルディ加入後初ゴールとともにJ1初ゴールとなりました。
なかなか試合に出られない苦しい時期があった中で、自分自身もそうですし、バックアップメンバーの練習でしっかり頭を下げずにしっかり努力してきた結果が、こういう形で実を結んだと思うので、これからもしっかり仕事を続けて、こういうチャンスが来たら、しっかりゴールを決めてチームに貢献できるようにやっていきたいと思います。

ファン・サポーターの方々も待ちわびていたご自身の初ゴールでした。
なかなか怪我明けから出場時間というところをあまり得られていなかった中、チャンスもあったものの、なかなか決め切れずに待たせてしまったと思います。本当にファン・サポーターの方が、そういった状況でもすごく継続してサポートしてくれたおかげだと思います。そのためにも今日はファン・サポーターのためにゴールを決められてよかったです。

福岡との2度の対戦では後半アディショナルタイムに同じようなチャンスでゴールを決め切れなかった中、3度目の正直でのゴールになりました。
福岡との前半戦に関して言えば、キーパーの後ろに手が残って当たってしまい、後半戦で言えば、キーパーの足先のビッグセーブで防がれた中、今日はしっかり結果を出せて本当によかったのかなと思います。

後半のカウンターで右の染野選手がフリーだった場面もありました。時間を使うかパスを出すかで迷った部分もありましたか?
ソメ(染野)の動きがあまり見えていなかったというのが、正直ありますけど、試合終盤というのもありましたし、チームが勝っている状況でもあったので、自分自身も試合終盤にかけてのプレーを選びながらも最後にああいうゴールを決めて終われてよかったです。

今季初の3連勝となりました。
チームとして状態がいいというのを見せつけられている結果だと思いますし、3連勝というのはすごくチームにとって本当に素晴らしい結果だと思うので、このまま続けてやっていくだけかなと思います。

コメントを読む

MF 23綱島 悠斗

試合を振り返ってください。
相手のストロングもあって難しい試合だったのは事実です。そういった相手が前がかりになってきたときに、自分たちがゼロで抑えるというのはすごく意識していました。

ジョルディ サンチェス選手との激しいマッチアップもありました。
ジョルディ サンチェス選手のような相手も抑えないといけないと思いますし、自分が目指しているところからすると、ああいったフィジカルの強い選手を相手に全く仕事させないぐらい自分のプレーを出していかないといけないと思うので、そういう点に関してはまだまだ伸びしろがあるかなと思います。

前半の枠を外れたミドルシュートは狙いすぎた感じでしょうか?
あそこは落ち着いて枠に飛ばすというところをより意識したいなと思います。自分のインパクトを考えたときに枠へ飛んでいけば、それなりに可能性を感じさせるシュートになっていくと思うので、そこをワンタッチで打つのか、あるいはトラップして打つのかというのを冷静に判断したいなと思います。

慣れないドーム、久々のデーゲームという部分で意識したところを聞かせてください。
久々のデーゲームというところで、体を慣らしていかないといけないと思いますし、ピッチも今日はあまりいい状態とは言い切れない状態だったので、入りはすごく慎重にやりました。

前半は終盤に押し込まれるまである程度狙いを持った守備ができていた印象です。
僕らの狙いとしてはボランチに入れさせないところ。センターバックにはある程度ボールを持たせてもいいという戦術だったので、ある程度そこはチームの役割は果たせたかなと思います。

機動力のあるアタッカーから高さと強さのある選手に切り替えた相手の攻撃への対応はいかがでしたか?
相手選手の特徴が全く違うものになったので、そこはその選手の特徴を見極めて、どこにポジションを取るのかというのはすごく意識していました。

耐える展開のなかで終盤はセンターバックからボランチにポジションを変えましたが、どういった切り替えを意識していましたか?
チームとして守り切るというのは言われていたので、自分があそこのバイタルのところのスペースを空けないようにというのは意識していました。そこに入れてくるというのもわかっていたので、そこの付近でセカンドを拾えるような準備をしようかなというのは考えていました。

攻撃の部分では前半を中心に背後への意識が少し強すぎた印象もあります。
相手がマンツーマン気味で嵌めてきたというのもそうですし、ピッチがあまりよくなかったというのも影響し、ああいう判断になったかなと思います。結果的に無失点でクリーンシートを達成できたことは評価していいのかなと思います。

リスタートなど幾度か自陣でボールを奪われる場面もありました。
そこは選手間の判断になると思うので、つなぐのが悪いというよりも、相手を見てつなげる場面とそうでない場面。またはそこにつけるべきか、違うところにつけるべきかというのは個々の判断になるので、そこはよりアップデートしていく必要があるかなと思います。

今季初の3連勝となりました。
僕らもそこの連勝というのはすごく意識していましたし、3連勝から次は4連勝というふうに考えるのではなく、目の前の試合を一試合一試合勝っていく。気づいたときに4連勝、5連勝していることがベストだと思います。今は3連勝していますけど、そのことは一旦忘れて、地に足をつけて、次の試合に向けていい準備をしていきたいと思います。

コメントを読む

試合一覧へ