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MATCH試合情報

2024 明治安田J1リーグ 第20節 - ジュビロ磐田 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
まずは平日にもかかわらずここまで来てくれたファン・サポーターに気持ちのある試合を見せられなくて申し訳ないと思っています。自分たちが19節終わって、もう半分というところで、一試合一試合の重みが増していく状況になるなかで、後半戦のスタートがこのような軽い試合をしてしまえば、我々はおそらく残留争いに巻き込まれることは間違いないです。相手にとって奪ったらカウンターをしやすいような中途半端なポゼッションと、局面の戦いで簡単に負けて、最後の走り合いで簡単に負けて、誰かが体を張ってくれるだろうという、人任せのこのサッカーはもう今日限りにしたいと思います。

前後半の入りの部分で失点を含め難しい戦いになりましたが、軽いプレーと表現した以外で不足していたところはありましたか。
やっぱり軽いの一言ですね。前線の追いも甘いですし、誰かが3度ぐらい追いかけて全員を鼓舞するような走りをしたか。誰かが頭を投げ出して体を張っているのをみんなが感じるようなプレーをしたか。僕は感じられなかったです。今季で最低の試合をしたと思います。

今日の試合で全体が軽いプレーになってしまったという要因はどの辺りにありましたか。
一番は僕の指導の至らなさだと思います。少し余裕があるなというふうになったときに、このチームが気をつけなければいけないよくないところが、余裕があるからこそ足元で綺麗なサッカーをしようとすることです。それが相手からすれば、奪ったらカウンターにできる絶好のポゼッションです。自分たちが攻める方向へエネルギーをかけたか、出てきても出てこなくても誰が何度も裏を狙ったか、ボールを出した選手が長い距離のワンツーを走ったのか。奪われた瞬間に3度ボールを追いかけてファウルでもいいからそこで止めたのか。情けないですね。僕の指導の至らなさだと思います。

後半途中から守備の陣形を変えたように見えましたが、守備の改善の狙いもありましたか。
重ねてになりますけど、陣形の話ではないです。今日はそれ以前です。

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選手コメント

MF 8齋藤 功佑

試合を振り返ってください。
誰1人油断はしていなかったですが、やっぱり球際だったり、セカンドボールの部分で上回ることができなかったことが、大きいかなと思います。

前後半の入りで苦戦した要因はどの辺りにありましたか。
崩されたというシーンはそこまで多くはなかったです。ただちょっとしたセカンドボールだったり、戦う部分で相手の方が上回っていたことが大きかったかなと思います。あとはシステムが違った部分での優位性とデメリットの部分を、もう少し理解して戦っていく必要があるかなと思います。

前半終盤は球際の勝負、ボールを動かして攻めるという部分でいいシーンもありました。
本当にそれぞれが間に立ちながら判断して、優位性を活かしながらできていたシーンもあったので、そこでもっと再現性というか、そういった部分をもっと理解してやっていきたいなと思っています。

2点ビハインドの後はサイドで仕掛けられる選手も出場して攻める形でした。どのような形で相手守備を攻略するイメージでしたか?
自分としては、もっとサイドチェンジを利用したかったなと思っています。左サイドでボールを持ったタイミングで、自分たちの後ろの3枚のセンターバックの選手がオープンで持って、逆サイドにサイドチェンジする。その往復でサイドを変えることができれば、おそらく間も空いてきたと思います。背後を見せることで、五分五分で競ってもらって、セカンドボールを拾って二次攻撃のようなシーンももう少し増やせれば、自分たちの優位性が活かせたのではないかと、試合が終わってから思いました。

後半の動き出しの少なさは疲労だけでなく、足元で綺麗にやりすぎたという感覚でしょうか。
多少なりともそのあたりの理由はあると思います。ただ走るタイミングを理解できていないというところが個人的には少しあるかなと思っています。自分たちの3バックの選手がオープンで持ったタイミングで裏に走るという感覚を、チームとして理解して、その理解度が高まれば、背後のランニングも増えると思いますし、相手にとって脅威になるかなと思います。

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DF 15千田 海人

試合を振り返ってください。
前半はしっかりと0-0で帰ってくることができました。僕らにとって前半をゼロで帰ってくることが大事だと思っていたので、そこまではある程度自分たちの流れもつかめた前半でしたし、手応えを持って帰ってこられたと思います。ただ後半は失点も少し早くて、球際やセカンドボールというところは監督も言っていましたけど、五分五分の局面でジュビロさんに負けていたと思います。そういう戦術ではない基本的なところや、相手より先にボールに執着していくところ。そういう部分でジュビロさんに上回られてしまい、今日の3失点につながったと思います。

後半戦の初戦という部分で油断はなかったはずですが、この試合でうまくいかなかった要因はどの辺りにありますか。
今日が決して悪いだけとは思わないですけど、基本的なところでもう少し戦う姿勢というものを見せなければいけなかったと思いますし、少し綺麗にサッカーをやろうとしすぎているところはあるかなと思います。僕たちは決してずっと相手に持たれているサッカーを目指しているわけではないですが、自分たちには木村と染野という力強いフォワードがいるので、もうちょっとそこに全員が目線を合わせていくことも大事だと思いますし、少し綺麗にやりすぎていると思います。自分たちはハードワークだったり、アグレッシブな部分がストロングだと思うので、もっとそういうとこ見せなければいけないなと思いました。

相手の2トップに対して粘り強く守れているところもありました。
前半も相手に持たれている時間もありましたけど、決して回されているとか持たれている感じではなく、しっかり僕たちも焦れずにいい守備ができたと思います。ただ、後半はああいうひとつの点で流れも変わってきてしまうと思いますし、1点取られて僕たちも出なければいけなくなって、3失点目とかもかなり前がかりになったところで、人数はいたけれどもやられてしまいましたし、難しかったです。

後半はマテウス ペイショット選手とマッチアップする形が増えた印象です。
ミラーゲームではないので、相手の立ち位置によって右肩上がりなのか、左肩上がりなのかで変わると思います。そこは相手の立ち位置と、自分たちがどういうプレッシャーのかけ方でいくかで変わってくると思うので、特に意識して変えたところではないです。

2失点目以降は木村選手のところを止められるとなかなかチャンスまで持っていけなかった印象です。
僕たちも決してチャンスがなかったわけではないと思います。ただチャンスの数をもっと増やさなければいけないですし、確実にしなければいけないと思います。まだ成長が必要だなと感じています。

攻撃やボール回しのところでは前半終盤のいいイメージを持って入ったことで、逆に後半難しくなった部分もありますか?
ファーストラインは突破できていると思うので、ワイドのところをうまく使ってもっとクロスの本数なども増やしていいと思います。あとはしっかりやり切るというところ。いい形が少なかったわけでもないですし、前半手応えはあったので、後半の戦い方も一度映像を見て反省して、次の試合は2日後なので次に向かいたいと思います。

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MF 23綱島 悠斗

試合を振り返ってください。
本当に少しの差だと思いますし、自分たちはプラン通りではないですけど、自分たちがやりたいサッカーというものを少しはやれたという手応えはありますけど、局面の戦いで自分たちが少し劣っていたというか、失点シーンもそうですし、最後の3失点目とかでも、戦術どうこうというよりかは、自分たちの気持ちというか、戦う姿勢だったりというのが、大きく出てしまった試合だなと感じています。まだ映像を見ていないので、どうだったかというのは、まだ自分でもわからないですけど、今の手応え的には悪くはない感じはあります。

球際でよい形のボール奪取や馬力のある運びがあった一方、つなぎの部分で少し課題も出た試合になりました。
自分がいま取り組んでいる前へのパスというのは、やっぱり少なかったと思いますし、ウイングバックが空いているというのもずっとわかっていましたが、自分がもらったときにそこが見えていなかったという課題はあります。裏を返せば、そこが伸びしろだと思うので、そこがもっとうまくいけば、チームもうまくいきますし、より怖い選手になれるかなと思うので、そこは引き続きトレーニングからやっていくしかないです。中2日でマリノスというよい相手との対戦があるので、そこで自分のプレーを存分に出したいなと思います。

暑さや湿度に加えて、連戦というタフな状況ですが、コンディション面はいかがですか。
コンディション的にまだ慣れていない部分というのは少なからずありますが、そこは言い訳にしたくないです。これからもっと暑い状況や湿度が高い状況での試合が出てくるなかで、自分のパフォーマンスをフルで出さなければいけないと思いますし、それがプロフェッショナルとしてやるべきことだと思います。現状の課題というか、90分走り切るというところで、トレーニングからアプローチしていくというのも、プロとして必要なのかなと思います。

動き出しのタイミングや前線の動きの量の部分は改善点だと思われます。
目的がゴールを取ることなので、そこに対するランニングというのはずっと課題であると思います。そこの本数が増えていけば、自分たちも得点が増えると思うので、そこはトレーニングからやるしかないですし、試合でいきなりやるのは難しいので、トレーニングからランニングの共通意識というか、出し手と受け手の関係はもっとコミュニケーションを取りながらやっていくべきだと思います。

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