MATCH試合情報
MATCH試合情報
試合を振り返ってください。
まずは平日のナイターにも関わらず、ここまで来てくれたファン・サポーターに感謝したいと思います。当たり前ではないと思っています。本当に彼らと一緒にラインダンスを踊ることができてよかったと思っています。トーナメントなので次に進むことが大事でした。最後は少し守り切るような形になりましたが、それでもこのメンバーの選手が次に進む権利を勝ち取る、そういう思いが最後にクリーンシートに繋がったのかなと思います。初めて組むようなディフェンスラインだったり、縦の関係というところで、声と守備意識の高さで乗り越えてくれたなと思います。チーム全体でリーグ戦含めて今年クリーンシートがなかったので、今日のクリーンシートを中2日である土曜日のJリーグに向けて全員で繋げていきたいと思います。
今日の先発メンバー11人中7人が今季の公式戦初出場となりましたが、結果を出すためにどういったアプローチをされましたか?
自分たちが目指しているところは、いつも言っていますが、比較はできないけれど、日本一の質と量の練習をやり続けることです。我々はJ1の舞台に残るという目標に到達すると思っています。練習をやり続けている選手、あるいは全体練習が終わった後のエクストラと言われる、メンバーを指定して特別に行う練習。その練習の量も質も今年は相当高いレベルを維持しています。そこで歯を食いしばってやってきた選手が、なかなか公式戦という場でその成果を示せない選手たちがいたのは承知しているので、彼らの思いというものを思いきりぶつけられるような準備をしました。チームとして準備ができたかといえば難しかったですが、選手個人の思いがしっかりチームとして繋がるようにしてきました。
今日の試合では仲間のミスをカバーするリカバリーパワーがより強調された試合に見受けられました。ここ最近の悔しい勝点の失い方がチームに波及した影響もありますか。
もちろん内容のところは改善していかなければいけないですが、リーグ戦では内容で成果を得ても、最後結果が勝点1で終わるという試合が非常に多いので、そこの悔しさというのを、今日のメンバーも共有していて、そこをまずクリアしたいという思いが最後に実になったと思います。
プロデビュー戦で初ゴールを挙げた山本選手、加入後初出場となったチアゴ アウベス選手への評価を聞かせてください。
山本丈偉はまだ17歳で、まだまだ学ぶところが多い選手です。攻撃のところは今日ぐらいやれることはわかっていましたが、守備も含めたトータルで見ると、まだまだ改善の余地があるなというふうに感じています。今日は得点を取ったからこそ、攻守にボランチとしてどうだったのかというところをしっかり我々としてアプローチしていきたいです。チアゴについてはようやくこのレベルまでプレーができるコンディションになってきたなと。早くリーグ戦のピッチに立たせたかったですが、来日してからもちょっとしたアクシデントで、なかなかそこまで持っていくことができなかったです。ようやく彼もリーグ戦のメンバーにチョイスできるような状況になったことはうれしく思いますし、何よりも攻撃だけではなくて守備のところで、我々の穴をつくらないグッドディフェンスの一員になってくれたところを非常に評価したいなと思います。
鹿児島相手という部分で攻撃面で狙っていたところを聞かせてください。
すごくサイドバックがアグレッシブなポジションを取ってくることはわかっていましたし、繋いでいく、しっかりビルドアップしていくという志向もありました。前半は鹿児島さんも相当蹴ってきましたけども、途中から足元でつないでくるところに対して、我々はサイドの選手をワイドストライカーと呼んでいますが、ワイドストライカーとサイドバックでどういうふうにしていくかというのは準備をしていました。ただ問題だったのは、(相手の)センターバックへのプレッシャーが少し前半の最初は甘かったので、そこのスタートのところを途中からもっとプレッシャーに行くように確認し合ってからは、押し返すことができたかなと思います。後半についてはチーム全体でまだまだ力不足なので、個人のレベルを上げて、レギュラーチームに刺激を与えるような存在になってもらうようなアプローチを、今日のゲームの素材からしっかりとしたいなと思います。
MF 23綱島 悠斗
今季初のクリーンシート達成となりました。
やっぱり練習試合を通してもクリーンシートがなかったというのは、やっぱり自分たちの課題でもありました。内容はあまり満足できるものではないですけど、この結果だけ見たら自分たちの自信に繋がった試合だなと思います。
後半立ち上がりにダイレクトシュートもありました。
やっぱり自分はこの試合で結果にこだわりたいと思っていたので、まずはシュートを枠に持っていくところを意識し、強く振りすぎないでインパクトだけに集中して打ちました。感覚的には悪くはなかったかと思いますが、アウトサイドにかかっていたので、その当て方をもっと意識したいです。
FW 29古川 真人
プロデビュー戦を振り返ってください。
最初に良い入りできて、自分のチャンスもありましたが、そこを決め切れなかったです。ただ、(山本)丈偉がああいう形で決めて、最後はしっかり全員で守り切って、城福監督も言っていた通り、トーナメントでは勝つことが一番大事なので、それを達成できてよかったです。
気持ちが入ったプレー内容でしたが、どういった気持ちで臨みましたか。
デビュー戦だったので少し緊張もありましたが、変にうまいことはせずに、しっかりと泥臭く戦おうと思っていました。
緑のユニフォームを着て初めての公式戦を戦いました。
やっぱりヴェルディで戦うということは、責任と覚悟が必要だと思いますし、それに見合ったプレーをピッチで表現しなければいけないと思います。ただ今日はすごく楽しめた部分もあったので良かったなと思います。
ここからがスタートだと思いますが、今後どういったプレーを見せていきたいですか。
やっぱりフォワードとしてもっと結果にこだわらなければいけないと思います。ゴールに関わるプレーだったり、ゴールを決めることにもっとこだわって、チームを勝たせられる選手になりたいなと思います。
これまでお世話になってきたご両親や指導者といった方々にどういったメッセージを伝えたいですか。
本当に今までたくさんの方々にお世話になりました。本当の意味でプロキャリアをスタートできたことというのは、本当に自分の力というよりかは、周りの力や周りのサポート。家族だったり、今まで支えてくれたコーチだったり、いろんな人のサポートがあったからこそだと思うので、本当に感謝しています。今日、得点を決められなかったことは悔しいですが、しっかりまた切り替えて次に向けて得点とか結果で、今までお世話になった人たちへ恩返しをしたいなと思います。
ファン・サポーターの方々へのメッセージをお願いします。
鹿児島まで応援に来てくださったファン・サポーターのみなさま、そしてテレビで応援してくださったファン・サポーターのみなさま、本当にありがとうございます。初めてプロとして応援を受けて、本当にみなさんの声援というのは自分たちにとって大きなものになると感じましたので、これからも応援よろしくお願いします。
MF 32山本 丈偉
チームを勝利に導くゴールを決めました。
本当に運がいいというか、自分の目の前にこぼれてきて思い切って振ってみたらすごくいいコースに飛びました。そういうところは本当に日頃の練習の行いとかが出ると思うので、これからもしっかり日々の練習をやっていきたいと思います。
今日の勝因はどの辺りにありましたか。
まず失点しなかったところはチーム全員が本当に集中して守備できていたからだと思います。後半に自分がちょっと足が止まったところがありましたが、仲間がカバーしてくれたり、互いにカバーし合ってできたところで、無失点勝利で終われたところに繋がったと思います。
兄の山本理仁選手も17歳ではゴールを決めていませんでした。
1年自分の方が早いです。そこでは勝ちました(笑)
前節の東京ダービーで2点差を追いつかれてのドローという結果を考えると、今日の試合で1-0で勝ち切った意味は大きいですか。
(FC東京戦の)引き分けで終わってしまったところを見ていて、今日は自分たちがそうならないように意識していました。もう一段ギアを上げて後半もプレッシャーに行けていたと思うので、そういうところは前の経験からしっかり学んでゲームで出せたと思います。
今日の活躍をどう今後につなげていきたいですか。
まずは今週も試合がありますし、リーグ戦で自分が試合に絡んでいけるようにやっていきたいです。