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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第10節 - ジェフユナイテッド千葉 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
本当に多くのファン・サポーターが来てくれたので、彼らと一緒に喜び合いたかったですが、それができなくて残念です。試合内容については自分たちの課題が今日は出たなと認識しています。ボールを動かすテンポが少し我々の求めるものではなかったこと。特に、我々がいけないのですが、先制点を取られてさらにプレー時間が短くなったというか、後半は特に我々がテンポを出したい一方で、相手はゆっくりとプレーしたいというところのせめぎ合いで、我々は冷静にしっかりと相手陣内深くまで行くシーンが少なかったです。その意味では、自分たちの課題だというふうに思います。今日のような試合の流れにしてしまったのは自分たちで、あの1失点はもったいなかったと思いますし、流れの中の課題だけでなくセットプレーを含めてもう少し我々は深いところまで持っていってコーナーキックの数やシュートの数を増やしたいという意味では、全体的に攻撃の課題のところはしっかりと受け止めなければならない試合だったと思います。

前半に関してビルドアップ、縦パスがほとんど入らなかった要因をどの辺りに考えていますか。
ひとつとは言えないと思います。前に走っている選手によいタイミングでフィードができない場面もありましたし、パスのテンポが遅いので相手に方向づけされた中でフィードしなければいけない状況もあったと思います。局面のところで競り合いだけでなく切り替えのところ、球際の強さといったところで、少し後れをとっていた選手がいたなという印象もあります。そういう意味ではチームとして全体の厳しさを出せなかったというところで、自分たちが外でボールを回させられて、相手の奥深くのところまで行けなかった。そこが一番遠いところでの要因だったと思います。縦に入れられなかったとか、引き出し方の問題というよりも、自分たちの高いテンションを全員のところで揃えられなかったことで、受けに回ったとは言いたくないですが、結果的に前半は少しそういう状況になってしまいました。その中であの失点をしてしまって本当にもったいなかったと思います。

後半に向けてどういった部分の修正を指示されましたか。
とにかくディフェンスラインもそうですが、前のワイドの選手が引きすぎるなということを言いました。前半はほとんどが相手のサイドハーフに対応されていたので、相手のサイドバックと勝負できるようなポジションに立って、そこにボールが供給できるように速くテンポがあるボール回しができるようにとの確認をしました。それは試合前から用意していたことでしたが、前半にできなかったところはしっかりと検証したいと思います。繰り返しになりますが、我々の求める守備の強度や切り替えの速さという部分で全員が揃わなかったときにリズムが狂ってしまい、それが攻撃のところにも少し影響したと感じています。

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選手コメント

DF 2深澤 大輝

試合を振り返ってください。
先制点を取られたことによって相手も守ろうという判断に変わったと思いますし、そこを前半の最後の辺りは、相手の思い通りというか、自分たちの攻め方に対してやりたいように守られてしまった感覚があります。後半もシュートが少ないというか、シュートまで持ち込めなかったところは課題だと捉えています。最近では毎試合1点は取れていましたが、こうやって後ろを固められたりすると、外回りの攻撃でなかなかシュートまでいけないという状況になってしまいました。その辺りでもう少しクロスを上げていくのか、縦パスを差したあとに今日はその形からボールを奪われて失点してしまい、全体的に縦パスを入れづらくなった部分はあったと思いますし、入れたあとのサポートや真ん中の人数を増やしていくところは課題だと思います。

失点前までは試合前を含めてどういった攻撃をイメージしていましたか。
今日は入りのところでバタバタしてしまい、セットプレーやファウルで相手の時間帯が続いていたので、もう少しボール回しのテンポを出して、後ろでもよかったですが、ワイドの(バスケス)バイロンやマリオ(エンゲルス)につないだり、そこで一度当てたあとに戻して逆に振るなどサイドに振っていく形を狙っていました。それをそこまで出せなかった印象です。相手がスライドしなくてもいいような守られ方をされてしまった感覚でした。その試合の入りが微妙だったと思います。

前半に関してはサイドバックとウイングがいずれもタッチ際に張って縦に重なってしまう場面も見受けられました。
秋田戦を見てもらえばわかると思いますが、マリオはワイドに張ってそこから仕掛けたほうがいい感じで、相手としてもあそこでマリオに持たせたくないと思いますし、サイドバックとサイドハーフの関係でうまく守られてしまった感じがありました。その部分では後半のように自分が少し引いて相手のサイドハーフを来させて、そのスペースを(森田)晃樹や後半途中からは(加藤)蓮が使って、縦から縦ではあるものの、蓮がカットインして仕掛けていくというような形のほうが相手も崩れたのかなと思います。前半のうちに対応できなかったことは課題でしたが、後半に関しては改善できたと思います。それを前半のうちからやれればよかったのかなと思います。

後半序盤のよいリズムで攻めていた時間帯は最後の精度が課題となりました。
今日はシュートの本数が少なかったと思いますし、自分も(河村)慶人に背後へのボールを2本ぐらい出しましたが、そこは慶人とも話し合っていてサイドで相手を押し込んでいこうと確認していました。ただ、背後を取れば得点を奪えるわけではないですし、ビルドアップがうまくいけば得点が取れるわけではないので、そのあたりは多少の強引さも必要だったのかなと思います。シュートを打てるときに打つとか、クロスを上げられるタイミングで上げるとか、自分も前半に左足でクロスを上げたところでキャッチされてしまった場面もありましたが、その質の問題もありますし、より点を取りやすい選択肢を採ることが必要だったと思います。

今日に関してはチームのストロングにしていきたい選手交代の部分でなかなかパワーを出し切れませんでした。
相手は経験が豊富な選手が多く、試合巧者というか、その辺りは去年の対戦の段階から感じていました。その状況にしてしまった自分たちの責任もありますが、途中から出てきた選手がキーになると僕らは考えていて、先に出た選手が出し切ってバトンを渡していこうと話していますが、やっぱり途中から出てきた選手が何をできるのかという部分は重要です。でも楠に関しては縦に仕掛けられるという特長がある中で、今日は少し縦を読まれている状況もあったので、交代選手にすべてを託すのではなく、もう少し柔軟にやっていくことも重要です。今日であれば前線に放り込むだけでなく、ちょっと工夫がないと点を取れないと思いますし、そういう部分は課題だと感じました。

清水戦を含め直前まで結果が出ていないかった相手に敗戦するというJ2の難しさを改めて感じる試合となりました。
清水戦もそうでしたが、相手が監督が替わって勝てていない状況で勝たせてしまい、今日も同じ形になりました。試合前からこういう相手に勝ってこそJ1昇格が見えるという話をしていた中での結果だったので、反省しなくてはいけないと思います。映像を見てチームで共有して、次の山形戦に臨んでいきたいです。山形も勝てていない状況ですが、そういうチームにしっかりと勝ってこそJ1が見えてくると思うので、1試合1試合、毎週の練習から取り組んだ結果が試合に表れると思うので、もう一回、来週よい準備やよい競争をして、選ばれたメンバーがバトンをつなぎながら戦っていくところに立ち帰ってやっていきたいと思います。

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DF 6宮原 和也

試合を振り返ってください。
先制点を許してしまって点を奪いにいかなければならない状況となった中で、相手はしっかりと守備を固めてきましたし、そこで崩し切れなかったというか、そこが敗戦の要因だったかなと捉えています。

前半に関して失点以降はなかなかビルドアップが機能しませんでした。
ボールを持ち続けて縦パスを入れた際に何回か相手に食われてしまう場面があったと思いますし、そこからカウンターを浴びる機会もありました。縦パスを入れるのであれば、ワンタッチやもっと3人目の動きを加えられればよかったのかなと思います。そういう部分で課題が残る試合になりました。

前半の両サイドバックの立ち位置に関してはいかがでしたか。
特定の指示はなかったですが、しっかりと相手の出方を見ながら駆け引きしてプレーしていました。

後半に向けてハーフタイムにはどんな声かけがありましたか。
2失点目を許さないことやしっかりと我慢して粘り強く戦おうという話はしていました。

後半は全体的にプレーが改善されたものの、シュートまで持ち込めない場面が目立ちました。
押し込む時間帯もあったと思いますが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができず、最後のところまでいけていない場面が多かったです。ああやって先制点を取られたときに、こういう展開にしてしまうのはよくないと思いますし、しっかりと押し込んでシュートまで持ち込めるように何度もトライしていくことが大事だと思います。

今季初の連戦は1勝2敗という難しい結果となりました。
まだまだ試合は続いていくと思いますし、5月にも連戦があるので、チーム全員でやるべきことをしっかりとやりながら、一つひとつ大事に戦っていくことが大切だと考えています。

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MF 13林 尚輝

試合を振り返ってください。
失点してしまう前の時間も自分たちの流れではなくて、押し込まれてしまった部分がありました。ただ、失点したあとに自分たちがボールを回すのですが、効果的に回せていたかといえば、そうではなかったです。そこをどう捉えていくかが自分たちの課題だと思います。ボールを動かしているだけで攻め手がない感じになってしまっているのは、修正が必要なところだと思います。

中盤の選手としてどういった改善のイメージを持たれていましたか?
前半特に自分は相手が2枚で来たり、3枚で来ていたときに自分がセンターバックの脇に落ちたほうがいいという感覚が少しありました。サイドハーフを自分のところにつり出したり、フォワードがスライドすることで大外のセンターバックを空けることができると思っていました。ただ、チーム全体的にはそこよりも真ん中にいたほうがいいのではないかという話もありました。もし真ん中に立つのであれば、どういった立ち位置を取るのか、そこは自分の課題です。効果的に自分が動けていなかったところはあったと思っていますし、そこは映像を見ながら修正していくしかないと思っています。

前半に関してはサイドバックとウイングがいずれもタッチ際に張って縦に重なってしまう場面も見受けられました。
そこは試合が終わったあとに話し合いましたが、(宮原)和也くんをもう少し内側でプレーさせて、そこから(バスケス)バイロンに出して内側を和也くんが抜けていくというような場面も作れたのかなと思います。そうした修正をしていかないと、よい攻撃にはつながっていかないと思うので、共通理解などは明確に自分たちの中で作っていけるとよいと思います。

後半に向けて点を取るためにどういった修正を話し合っていましたか。
自分がひとつポジションを下げて(齋藤)功佑くんが入ったことで、中盤でのボール回しの活性化という部分が期待されていたと思います。そこからテンポよく動かせる場面もありましたが、あとは質的な部分です。くさびが入ったあとの落としのボールの質やそこからの動きの質が左右する部分はありましたが、ボールの引き出し方やボール保持、縦に攻撃していくという狙いは出たと思います。

後半からヴェルディでは公式戦で初めてセンターバックとしてもプレーしました。感覚はいかがでしたか。
本当に久しぶりにセンターバックをやりました。今まではセンターバックでしたが、逆にいまはボランチで多くプレーしていたので、センターバックでプレーする機会は減っていました。ただ、両方できるのがベストだと思いますし、自分自身としてはセンターバックの立ち位置やもっとこうできたという感覚もありますが、久々にやったわりにはそこまで悪い感覚はなかったです。

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