OFFICIAL MATCHDAY PROGRAM

染野唯月「絶対に勝って次節につなげたい」

新潟戦はチームとしても、個人としても大事な試合になる

──4連勝おめでとうございます。前節の岩手戦は0-0の時間が長く焦れる展開でしたが、染野選手が先制点を挙げて2-0で勝利しました。
難しいゲーム展開ではあったんですが、失点ゼロで押さえ、最終的に複数得点できたのは良かったです。チームとして良い方向に進んでいるのかなと思います。今は自分たちがやってきたことが出せていますし、選手同士が練習から求め合いながらできています。良い練習が良い試合にもつながっているという感覚です。

──仙台戦、岩手戦と2試合連続ゴール中です。ご自身のパフォーマンスについてはどうですか？
FWは結果が大事だと思っているので、他のプレーがどれだけ良くてもゴールを決められなければ意味がないですし、自分の存在意義はゴールを取ることにあると思っています。最低限の目標として「1試合1得点」というのがあるので、これに満足せずもっと点を取りたいです。

──連勝の前に7戦未勝利という苦しい時期もありましたが、その時期と比べてどこが一番変わったと思いますか？
苦しい時期、うまくいかなかったあの時期があったからこそ、いろいろなことを再確認することができました。そこが一番大きかったです。もちろん、うまくいくに越したことはないですが、あの時期に悪かった部分が、今の良い部分につながっているのかなと思います。課題はたくさんありましたし、まだなくなったわけではないですけど、今はチーム全員で意思疎通ができています。

──鹿島からの期限付き移籍で今季途中に加入しましたが、J2のどんなところに難しさを感じますか？
鹿島にいた時は自然とボールが入ってくる回数が多かったんですが、ここでは個で打開しないといけない場面も多いので、そういう力が必要なのかなと感じています。今はパスをもらってワンタッチでゴールする形が多いですが、今後は自分でドリブルしてシュートを打つ回数も増やしていきたいです。そうすれば、もっと得点を伸ばせるのかなと思います。

──今回の移籍は「自身の成長のため」という部分もあったと思いますが、この数カ月間で自身の成長を感じる部分はありますか？
常に得点を意識してきた中で、ゴールを取るという部分は徐々に良くなってきています。そこにプラスして、意識的に取り組んできた守備面でも成長できているのかなと感じます。

──4連勝もあって、J1参入プレーオフ進出の可能性を残した状況で残り2試合まできました。
まだチャンスはあるので、残り2試合をしっかり勝ってチャンスをつかみたいです。最終的な結果がどうであれ、自分たちが勝たなきゃいけないことに変わりはありません。まずは勝利を大前提にして戦っていきたいです。

──今節の相手はすでに昇格を決めている新潟です。今のヴェルディの実力を測る意味でも、大事な試合になります。
新潟のような強いチームを相手に、いかに自分たちの力を発揮できるか。そこが大事だと思っています。自分もJ1でやりたいですし、そのためには自分の長所を出さなければいけない。チームとしても、個人としても大事な試合になると思います。

──残り2試合に向けての意気込みをお願いします。
絶対に勝って次節につなげたい。最終節までどうなるか分からない状況を自分たちで作り出せればと思っています。