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2022 明治安田生命J2リーグ 第27節  東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス
2022.08.24(水)19:00 KICK OFF

PICKUP

馬場晴也「もっと点につながる仕事を」

ボールをもらう前に相手を認知すること、味方の位置を把握することが課題

──前節の甲府戦は0-0という結果でした。試合の総括をお願いします。
今まで4バックで守るチームとの対戦が多かったんですが、前節の相手は5バック気味ということもあって、前半は攻撃の部分で選手の考えが合っていないというか、ズレている感覚がありました。自分のところでもイージーなミスが多くて、あまりハマっているという手応えはありませんでした。ハーフタイムで立ち位置を修正してからはいい形を作れていましたが、あそこで点を取れるチームになっていかないと、これから上位に食い込んでいくのは難しいです。ただ、そういう難しい流れの中でも、点を取れる可能性は示せたゲームだったかなと思います。

──前半25分のショートカウンターの場面では、河村慶人選手に絶妙なスルーパスを通しました。いい守備からいい攻撃につなげたシーンだったと思います。
あの場面は全員で前から追えていて、いい形でボールを奪えました。自分としては(佐藤)凌我くんに出したつもりだったんですが、凌我くんが譲って慶人にパスが通る形になりました。チーム全体でうまくハメることができれば、ああいうチャンスは増えていくと思いますし、(ボールに)行くタイミングなどを自分主導でやってチャンスを増やしていきたいです。

──染野唯月選手の加入、阪野豊史選手の復帰で、攻撃のバリエーションも増えていきそうです。
ソメ(染野)はボールを収めたり、裏に抜けたりとなんでもできるので、いろいろな生かし方があります。トヨくん(阪野)は収めるところだけでなく、クロスに対してのヘディングの強さがあるので、自分がボランチで出るときは、前線の選手の特長に合わせたパスを出せるように意識したいです。個人としても、チームとしてもそういう意識が出てくれば、もっともっと得点チャンスは広がっていくと思っています。

──今季はセンターバックとしてスタートしましたが、シーズン途中からは中盤でプレーする機会も増えました。中盤ではどんなことを意識していますか?
センターバックでは攻撃の時に常に前向きでプレーができるんですが、ボランチでは後ろ向きの状態でパスをもらうことも多く、もらう前に相手を認知すること、味方の位置を把握することが自分としては課題です。守備の部分では強さを見せられると思うので、そこはもっと増やしつつ、攻撃のところでももっと自分で前を向いたり、ワンタッチでリズムを変えたり、ということができるようになりたいです。それができるようになればチームのプラスになれると思います。

──中盤での馬場選手は、自分でボールを運んだり、前線まで顔を出したりと、積極的なプレーが印象的です。
ジュニアユースまではFWをやっていたので、前のポジションでプレーするのは初めてではないですし、昔やっていたことが意識できているというか、残っているというか、そういう感覚はあります。楽しさもありますし、点につながる仕事をもっと増やしたいです。

──前節は声出し応援の対象試合でした。サポーターの声援についての感想を聞かせてください。
もちろん、拍手や手拍子も後押しになっていましたけど、やっぱり声があるとより一層気持ちが入りますね。自分のチャントを聞いたときは心に来るモノがありました。自分もジュニアユースの頃はあそこ(スタンド)で歌っていたので、いつも聞いていたチャントを聞きながらプレーするのは気持ちがいいですし、いい気分でサッカーができます。これが当たり前になってくれればいいですね。ただ、甲府戦も岩手戦も勝ちを届けられなかったので、次こそはサポーターに恩返しができればと思っています。

──前節から中2日、コンディション的に難しい試合になると思いますが、徳島戦に向けての意気込みをお願いします。
シーズン序盤にアウェイで対戦した時は、相手のうまさに手こずった印象がありますが、今回はホームでできます。前節は自分たちの良さをあまり出せなかったので、ヴェルディらしさというか、もっとボールを保持して、たくさんチャンスを作るような試合を見せて、サポーターに勝利を届けたいです。試合に出る、出ないにかかわらず、いい準備をしたいと思います。