「守備の手応え」をピッチで表現できるか
前節の大分戦は加藤蓮と森田晃樹のゴールで2度リードを奪いながら、いずれも得点の直後に失点して2-2の引き分け。城福浩監督は「後半途中まで我々の思い描いた展開が続き、ビルドアップの形から2点を取れたことは成果」と試合内容を評価しつつも、失点に関しては「ちょっと下がり過ぎたところ、スペースを与えてしまったところ」を反省材料として挙げた。
それでもリーグ戦6試合無敗だった好調・大分を相手に、敵地で勝ち点1を取れたことはポジティブに捉えていいだろう。そして、その勝ち点1に大きな意味を持たせる意味でも、ホームでは勝ち点3を奪うことが大事になる。
今節ホームで迎え撃つのは現在4位の長崎。リーグ戦では第19節から11戦無敗(6勝5分け)を誇り、町田戦、仙台戦、新潟戦と続いた上位対決も2勝1分けで乗り切るなど、安定した戦いを続けている。特に直近5試合で6ゴールを挙げているFWエジガル ジュニオには最大の警戒が必要だ。ヴェルディとしては、指揮官や選手たちが口にしている「守備の手応え」をいかに表現できるかが勝利へのカギになる。
今節は『声出し応援運営検証対象試合』。夏休みということで多くの子どもたちも来場するだろう。前回、声出し応援があった岩手戦は2-2の引き分けで終わっているだけに、今度こそファン・サポーターの熱い“声援”を力にして、リーグ戦4試合ぶりの勝利をつかみたい。
対『V・ファーレン長崎』戦績(J2)
通算:3勝6分8敗 13得点24失点
ホーム:3勝1分4敗 7得点14失点
アウェイ:0勝5分4敗 6得点10失点
[直近5試合の対戦成績]
2022/02/19 J2第 1 節(A)△1-1
2021/11/07 J2第38節(H)●0-3
2021/04/25 J2第10節(A)△1-1
2020/12/13 J2第40節(H)●0-2
2020/08/02 J2第 9 節(A)△0-0