佐藤凌我「昨季以上に得点を取りたい」
よりチームの勝利に結びつくようなプレーをしていきたい
──2022シーズンの開幕戦は敵地で長崎と1−1の引き分けという結果でした。試合全体を総括してください。
開幕戦ということで少し硬さもありましたが、チームとしてやるべきサッカーがある程度体現できたのではないかと思います。攻撃ではボールを持つところ、相手を崩すところ、守備では前からプレスをかけて奪いにいくところ、そういう1年間の指標になるものが最低限示せたと思うので、それをさらに上積みしていきたいです。
──前半には凌我選手らしい動き出しから惜しいシュートがありました。あのシーンを振り返ってください。
1回外に開いてボールを受けてから中に動き直してというプレーでしたが、(山本)理仁が顔を上げて見てくれていて、いいタイミングでパスを出してくれました。今後もより押し込むことでああいうシーンは増えてくると思うので、あとは自分自身が決めきれるかどうか。それがチームの勝敗にも関わってくるので、しっかり反省して、次にまたああいうシーンがあったら今度は決めきれるように頑張ります。
──昨季4位の長崎を相手にアウェイで引き分けというのは悪くない結果だと思います。昨季終盤からのいい流れを持続できているのでは?
昨年からのメンバーが多くいて、堀監督も「昨季のサッカーを続けて、さらに良いものに」というふうに言ってくれているので、新しい選手たちともコミュニケーションを取りながら、戸惑いなく、やりたいサッカーを真っ直ぐに求めることができていると思います。迷いがない分、練習でも試合でも全員がいい雰囲気でサッカーに取り組めていますね。
──自身はプロ2年目を迎えました。意識の部分で何か変化はありますか?
2年目だからということではなく、昨季以上に得点を取りたいと思っています。また、昨季はチームとしてなかなか上の順位にいくことができなかったので、得点、守備、ポストプレーなど、自分に求められることをすべてこなしながら、よりチームの勝利に結びつくようなプレーをしていきたいです。
──コロナ禍での調整ということで難しい部分もあったと思いますが、現在のコンディションはいかがですか?
本当にいろいろな方々が支えがあって、J-STEPでのキャンプからいいトレーニングができています。始動から約6週間、チームとしても、個人としてもいい準備ができたと思いますし、自分たちのサッカーで勝つことができれば、今後さらにいい流れになっていくと思います。
──昨季はプロ1年目でリーグ戦全42試合に出場して13ゴールを挙げました。数字の部分での今季の目標は?
あまり数字は決めずにやっていますが、まずは13ゴールを取るのが目標ですね。そこを目標に頑張って、13ゴールに到達したら、また新しい目標を設定したいと思います。もう一つ言うと、昨年はアシストが「2」だったので、アシスト数も増やしたいです。自分がそこを増やしていければ、チームの得点も攻撃のバリエーションも増えていくと思います。
──昨季は序盤戦でなかなか結果が出ず、最後まで上位争いに絡むことができませんでした。今節の栃木戦も含め、最初の数試合が特に大事になってくると思います。
本当に最初5試合、10試合くらいで流れが決まってくると思うので、チームとしても出し惜しみせず、1試合1試合、全力で勝利に向かっていきたいです。栃木戦では、いかに自分たちがボールを持って、押し込んで、相手にやりたいサッカーをやらせないかが大事になってくるので、自分たちが攻守に主導権を握るようなサッカーができればと思います。
──ホーム開幕戦、多くの人が勝利を期待しています。ファン・サポーターにメッセージをお願いします。
コロナ禍で大変な中でも、多くのサポーターがスタジアムに足を運んでくださると思うので、見に来て良かったと思ってもらえるように、そして勝利を届けられるよう全身全霊で頑張ります。今年も応援よろしくお願いします。