最終戦の命題は「勝利すること」
2月に開幕したJ2リーグもいよいよ最終節を迎える。約9カ月の間に大きな浮き沈みがあったが、最終盤のここ3試合は2勝1分け、9得点と好調をキープしている。前節の秋田戦では小池純輝にキャリアハイとなるシーズン17得点目が生まれるなど敵地で4発快勝。堀孝史監督がテーマに掲げる「戦うこと」を選手たちが体現することで、目指すサッカーに結果が伴うようになってきた。
味スタで迎えるシーズン最終戦の命題は、とにかく「勝利すること」。相模原戦の勝敗が最終順位に影響することはほぼないが、ホームでは現在7戦未勝利(2分け5敗)と約3カ月も白星から遠ざかっている。ホームのファン・サポーターに勝利を届けることが何よりも重要になる。
J2残留が懸かっている相模原はなりふり構わず挑んでくる可能性が高く、ヴェルディとして決して受け身に回らず、ゲームの主導権を握れるかがポイントとなる。小池を筆頭に、佐藤凌我、新井瑞希、梶川諒太ら攻撃陣が好調なだけに、自分たちのペースで試合を運べれば、前がかりな相手の裏を取ってのゴール量産も期待できるだろう。
4選手の退団が発表されるなど、来季へ向けたチーム作りはすでに始まっている。苦しかった1年を来季の糧にするためにも、勝って笑顔とともに2021シーズンを締めくくろう。
対『SC相模原』戦績
通算:1勝0分0敗 2得点0失点
ホーム:対戦なし
アウェイ:1勝0分0敗 2得点0失点
[直近の対戦成績]
2021/06/20 J2第19節(A)○2-0