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MATCH試合情報

2021明治安田生命J2リーグ 第31節 - 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア

マッチレポート

【試合展開】

ホーム3連戦の最終戦を迎えた。相手はFC町田ゼルビア。同じ東京を拠点とするチーム同士のダービー『TOKYO CLASSIC』だ。ここまでの2戦、ヴェルディは1勝1敗という成績。前節は昇格圏を狙うアルビレックス新潟を相手に2点を先行されながら、1点を返した後に相手に反撃を許さぬ猛攻撃を敢行した。ゴールこそ奪えなかったものの、戦う姿勢、最後まで諦めない姿勢、高い技術で相手を圧倒。それでも追いつけず勝ち越せなかった悔しさを、今節で晴らしたい一戦となった。

 

スタメンの大きな変更点はGK。週の序盤でマテウスが負傷で離脱し、柴崎貴広がゴールマウスを預かることになった。前線では、杉本竜士に代えて山下諒也がワイドストライカーのポジションに入った。

 

序盤からボールを保持したのはヴェルディだった。相手のプレスをショートパスで丁寧にはがし、徐々に押し込んでいく。一度ロストしても前線から厳しく追い込んでいき、高い位置でボールを回収して分厚い攻撃を仕掛けていく。最初のチャンスは12分、左サイドの連携から小池純輝が背後に抜け出し、ドリブルでゴール前へ。やや角度のないところから右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉え切れない。17分には右からのコーナーキックのチャンスで、ニアサイドでンドカボニフェイスが頭ですらすと、ボールはファーサイドに流れる。そこに小池純輝が飛び込んできて頭で合わせたがが、枠を捉え切れない。前半終了間際にもチャンス。ペナルティエリアを前にして、梶川諒太がペナルティエリア内右のスペースにループパスを入れると、深澤大輝が飛び出して頭で逆サイドへ折り返す。そこに福村貴幸が詰めて頭で合わせたが、相手GKにキャッチされた。

 

後半も立ち上がりからギアを上げていきたいヴェルディだが、逆襲を食らう。ペナルティエリア内に仕掛けられると、ゴール前に入れられたボールを平戸に押し込まれて先制を許す。前半のほとんどの時間でボールを保持し、押し込んでいただけに、勢いに水を差される形になった。

 

直後に相手の圧力を受けて押し込まれる時間もあったが、徐々にポゼッションを回復していき、相手を自陣に押し込んだ状態で試合を進めていく。しかし、割り切って中央を固め、ボールサイドにも厳しく寄せてくる相手に対して、有効なボールをゴール前に入れることができず。終盤に交代カードを切って膠着した展開の打開を試みたが、決定的な場面を作り出すことはできなかった。

 

試合のほとんどの時間帯でボールを保持し、チャンスを作ってはいた。しかし、一瞬のスキでワンチャンスをモノにされ、先制されたことで厳しい展開にしてしまった。次節、久しぶりのアウェイゲームとなるレノファ山口FC戦に向けて仕切り直しの準備を進める。

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監督コメント

堀 孝史 監督

試合を振り返ってください。
本当に選手たちは、90分間集中を切らさずに、しっかりと勝とうという姿勢を見せてくれましたが、それが結果に結びつかなかったことを非常に残念に思っています。課題であるゲームの入りに関して、今日は上手くいったと思いますが、後半に相手が選手交代を行ったところで、少しまだフィーリングが合わない状況で失点してしまったことが、少し痛かったところです。ただ、相手が守りを固めてくる中で最後までゴールへ向かっていく姿勢は出ていたと思うので、そこから先のゴールを奪うところを課題として、選手たちとともにこれから突き詰めていきたいと思います。

前半に横の揺さぶりを意識した攻撃を見せていましたが、対人やクロスに強い相手の守備陣を意識しての狙いでしょうか?
横の揺さぶりと言いますか、当然横に動かしているだけでは進めないので、中央の(端戸)仁のところにもボールが入っていて、そこにボールが入るからこそ外も空いてくるので、色んなところからみんなで攻撃していくという狙いをもってやっていました。

交代策の部分で一番初めに山本選手と持井選手を投入した意図を聞かせてください。
2人の良さがあの時間帯、あのゲームの状況、相手を見ても、2人の特徴がそこに入ることで、ゴールに結びつくと考えて投入しました。

状況によって相手が6バックになるような中でどのような形での崩しをイメージしていましたか?
時間がどうだったかという問題はありますが、最終的に中にも人数をかけて外でもしっかりと個人や複数で中へのボールを配球できるようにという考えを持ってやっていました。

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選手コメント

GK1柴崎 貴広

試合を振り返ってください。
失点シーンが唯一危険なシーンだったと思いますが、その1本でやられてしまったことが痛かったです。チャンスも作ってボールも握れていたと思いますが、そこでもっと大人な対応というか、もっと上手くできれば違う結果になっていたのかなと思います。

ここ2試合内容自体はそこまで悪くないですが、上位陣との差を感じる部分も少なからず見受けられました。その辺りをどのように感じていますか?
ゴールに向かう姿勢は見せられていると思いますが、そこからのあと一歩が足りないという印象があり、そこをより改善していく必要性を感じています。それは前の選手だけの責任ではないですし、チーム全体で成長が必要なところです。

個人としては7試合ぶりの出場となりましたが、今回はある程度準備に時間があったという感じでしょうか?
個人的には週の始めでも試合当日でも、いつ声がかかってもいいように準備をしています。もちろん、準備の時間があることは有利と言えますが、そこは深く考えずに、いつも通りにチームのためにプレーをしました。

個人としては飛び出しの判断やビルドアップへの貢献の部分など、素晴らしいパフォーマンスだったと思いますが?
今の時代はそういうプレーも重要なスキルだと思っています。今日に関しては相手の決定機やシュートシーンも少なかったですが、そこへの対応はゴールキーパーとして大事な仕事です。この年齢ですが、自分自身まだまだ成長できると思っています。今日は相手も自分が出ることは分からず、そこまで対策されたわけではないので、今後出場が続いた場合、同じようなパフォーマンスを見せ続けなければならないと思います。そういう意味では連携面を含め、上を目指すために成長していかなければならないと思います。

失点を含め前後半の入りが少し上手くいかなかった印象ですが?
入りは自分たちの課題だと思っていますし、口酸っぱくみんなで言い合っている部分で、そこを含めて練習から取り組んでいますが、後半の早い時間帯に失点してしまったので、そこは非常にもったいないですし、課題としてより突き詰めていかなければならないところです。

後半はボールを握る時間が長かったですが、時に6バックとなった相手の堅守攻略のためのイメージはどのようなものでしたか?
そこはずっと取り組んでいる部分ですし、そういう場面が出てくることも想定しています。そこはまだまだ足りないところですが、ゴールに向かう迫力や連携面は課題です。ただ、何もできていないわけではないので、成長過程とかいうことは言っていられる状況ではないですが、常に次の試合に向けて練習に取り組んでいるので、個人のレベルアップを含めて質を上げていくことが重要だと思います。

チームにとって17試合ぶりの無得点となりましたが、あらためて攻撃の部分の課題を聞かせてください。
シュートの精度ですね。町田さんは公式記録では5本か6本のシュートだったと思いますが、あのシュート1本で1点を取って勝ちに繋げています。やはり、ひとつのゴールの重要性に関しては気持ちの部分を含めてもっとやっていかなければと思います。もちろん、全員が練習からそういう気持ちでやっていますが、チームの勝利のために結果に繋げていけるように全員でやっていきたいと思います。

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DF16福村 貴幸

試合を振り返ってください。
ボールは持てていましたが、失点の時間帯が悪かったというところ。あとは後半ボールを持てていましたが、なかなかシュートを打てなかったところが敗因だと感じています。

前半はゴール前に飛び出してヘディングでゴールに迫る場面もありましたが、ゲームプランとして高い位置を取ることを意識していましたか?
ウチのスタイル的にボールを持って相手を押し込むという部分で、前半は上手くいっていて自然と高い位置を取ることができていました。そこからの動き出しは意識していて、裏への飛び出しやクロスに入っていくところなど、そういう部分は意識していました。そういう意味ではプランというよりもゲーム展開的に、ああいう形になったと思います。

失点場面に関して、後半からマッチアップしたのは個での打開力のある太田選手でしたが、そこへの対応の準備はできていましたか?
足が速い選手だということは聞いていて、結果を残している選手だということも聞いていました。準備はしていましたが、勢いというか自分の対応ミスでやられてしまったと思っています。速い選手への対応では縦を切ることを意識していました。クロスのコースに入ろうと思っていて、あそこに立つ形になりました。

相手が守備を固めていた中で後半の攻撃に関してどのような糸口を見いだしていましたか?
(佐藤)優平君やワカ君(若狭)が良い状態でボールを持った時に周りが動き出すことが非常に大切だと思っていました。そのチャンスを逃さないことを意識していました。

途中投入の選手を生かしていくという部分でチーム全体ではどのようなイメージを持っていましたか?
僕は早い段階で交代したので、ベンチから見る形になりましたが、(新井)瑞希や(杉本)竜士の仕掛けられる良さを生かす上では、簡単にサイドでボールを預けて仕掛けさせ、そこからのクロスというシンプルな仕掛けがいいのかなと思っていました。

サイドアタッカーの役割に関して堀監督になってから変わった部分はありますか?
3人目の動きや、攻撃ではフォワードにボールを一度当てた後にどう動き出すのかという部分です。(小池)純輝君は結構裏に抜け出すので、中のスペース、純輝君と(端戸)仁君の間のスペースに誰もいなくなるので、そこから足元でもらうのか、裏に抜けていくのか、そういう部分の意識をしています。

チームとしては以前よりもシュート意識が高まってきた印象ですが?
まずは優平君とカジ君(梶川)のところでしっかりとボールを持てるところが大きいと思います。

内容面ではまずまずでしたが、そこから結果に繋げていく上で必要な部分はどの辺りにありますか?
今日は自分にもチャンスがありましたが、チャンスで決め切らないと、こういう相手に1点を守り切られる展開になってしまうので、ウチの方が早い段階で多くのチャンスがあったと思うので、それを決め切るところが勝負の分かれ目だと思います。

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MF26持井 響太

投入時の指示について聞かせてください。
負けている状態だったので、自分の良さを出して、ボール保持はもちろんのこと、前に出て行ってゴールを奪うというところを、監督から言われていました。

仕掛ける姿勢は見せていましたが、スペースを消されていた印象が強かったでしょうか?
ボールは持つことができましたが、背後へのアクションやゴールに向かう動きが少なかったと思います。そういう面で相手もラインを高くしてあまり中盤にスペースがなかったという感じでした。

試合を終えた段階でもう少しやれたと感じる部分を聞かせてください。
まずもっとゴールに貪欲にプレーしていくことが一番重要だと思っています。どれだけボールを持っていたとしても勝たなければ意味がないので…。そういう意味で勝てそうなチームは前に対する意識が高いチームだと思っているので、そういう意識や二重攻撃、三重攻撃と相手に何度も脅威を与える攻撃ができるチームが強いと思いますし、これからそういうチームになっていかないといけないと思っています。

ここまで複数のポジションでプレーしていますが、その辺りをどのように捉えていますか?
全然苦に感じることはないですし、与えられたポジションで自分の良さを出すことが、チームメイトにない、また新たなポジションになっていくと思うので、そこはポジティブに捉えて自分の良さを出すことしか考えていません。今はフロントボランチをやる機会が多いですが、攻撃の面で自分が前に運ぶところやゴールに絡むところはやっていて楽しいですし、ヴェルディのチームカラーに関してもやりやすさを感じています。また、監督からは守備の部分も求められているので、守備ももっと意識をもって改善していきたいと思います。

交代で入ってボールを持った中で前方に見える景色をどのように感じていましたか?
負けていたので全員がゴールを目指していましたが、そういう面でチームメイトも自分の良さを理解していてドリブルで運ぶスペースを空けてくれたりしていました。やりやすさは感じていましたし、自分にとってはやりやすい景色でした。相手に関しては中盤の選手は結構ボールにアタックしてくる感じでしたが、ディフェンスラインは勝っているという状況もあり、吸収していくというか、あまりガツガツとは来なかったというイメージでした。自分の中ではその中盤のファーストディフェンスをどうやって剥がして、そこからゴールに直結するプレーを意識していました。そこを自分の個人技であったり、味方との連携で外せれば、チャンスは増えてくると感じていました。

今日で10試合目の出場になりましたが、プロとして感じている部分やご自身の課題について聞かせてください。
感じていることは自分の課題しかないですが、通用する部分は試合を重ねてきたことで分かってきました。それをチームメイトも理解してくれていると感じているので、途中から入ることが多いですが、その部分で「良いアクセントになっていた」と言われるのではなく、相手に脅威を与えるような存在になりたいと思っているので、前に前に仕掛けていく部分や目の前の相手を剥がすところや、1対1で負けないという部分が、自分の良さなのでもっと突き詰めていきたいです。課題は結果を出す選手や試合を決められる選手になるということや、試合状況に応じて流れを理解して、ピッチ内で何が求められているかを表現するという部分では、まだまだ足りないと思っています。そういう部分は伸ばしていかないといけないと思います。

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