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2021 明治安田生命J2リーグ 第31節  東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア
2021.09.26(日)15:00 KICK OFF

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新井瑞希「気持ちが伝わるようなプレーを」

「自分がやってやろう」という強い気持ちでピッチに入っている

──前節は新潟相手に1−3という結果でした。ご自身は途中出場でしたが、あらためて試合を振り返ってください。
(0−2の状況から)1点を取り返してからは、堀さんがどんどん交代枠を使って「前に行く」という姿勢を明確にしてくれたので、それが良い方向に働いてしっかり相手ゴールにベクトルは向いていたと思います。ただ、最後のところでなかなか仕留め切れず、最後は前掛かりになっているところを自分たちのミスからやられてしまって……悔しい試合でした。

──前々節の大宮戦も似たような展開でしたが、堀孝史監督の強気な采配を含めて「絶対に追いつく、逆転する」という強い意志が感じられました。意識の部分で何かチームに変化を感じますか?
自分を含め、途中から試合に出ている選手たちは「自分がやってやろう」という強い気持ちでピッチに入っています。それがチームを勢いづけることにつながっていると思います。

──それを象徴しているのが瑞希選手の存在です。ここ3試合は途中出場ながら攻守に切れのあるプレーを見せていますね。
大宮戦が今季初出場だったんですが、それまで練習やトレーニングマッチでしっかりと準備はしていたので、自分の中では「あれくらいはやれる」と思っていました。ただ欲を言えば、数字のところでも結果を残したいですし、ゴールやアシストという形で、追いつく、逆転するというところに貢献したかったです。

──開幕から試合に絡めない時期が続きました。「しっかりと準備していた」という言葉どおりのパフォーマンスを見せてくれていますが、出場機会がなかった時期に気持ちが切れたり、腐ったりすることはなかったですか?
ケガもあってつらい時期もありましたが、自分のためにも練習するしかないと思っていました。堀さんや保坂さん(保坂信之コーチ)が見ていてくれているということは分かっていたので、それをモチベーションにして、手を抜かず課題と向き合いながらトレーニングをしていました。

──瑞希選手はこれまで、一昨年のヴェルディ加入後初先発でゴール、昨年もシーズン初先発でゴールと、ご自身にとって重要な一戦で勝負強さを見せています。スタメンで出たいという気持ちが強いのでは?
途中出場でも、試合の流れを変えるとか、チームに勢いをつけるとか、重要な役割はありますが、個人としてはやっぱりスタメンで長い時間プレーしたいというのはあります。特に初スタメンというのは、ほど良い緊張感と「やってやるぞ」というモチベーションの両方があるので、それが良い方向につながればゴールも決められると思います。

──今節は町田との『TOKYO CLASSIC』ということで、いつも以上に注目度が高まります。上位チームとの対戦という意味でも負けられません。
お客さんもたくさん入ると思うので、チーム全体でいいサッカー、気持ちが伝わるようなプレーを見せたいですし、上位陣との勝ち点差を詰める、食らいついていくという意味でもとても重要な試合です。ただ自分としては、今は試合に出ること自体が大きなモチベーションなので、対戦相手はあまり関係ないとも思っています。

──瑞希選手のプレーをもっと長く見たいというファン・サポーターは多いと思います。そんなファン・サポーターへメッセージをお願いします。
試合に出られなかった悔しさや、その期間に取り組んできたことを見せられる機会がようやく巡ってきたので、そういうものをプレーで表現していきたいです。もっとヴェルディの試合を見たい、応援したという方を増やしていけるように頑張ります!