勢いを持続し、目指すはホーム3連勝
前節の北九州戦は、鮮やかな崩しから山下諒也と佐藤凌我にゴールが生まれ、守っては古巣対戦となった加藤弘堅を中心に開幕戦以来となるクリーンシートを達成。2−0の完勝を収め、久しぶりに味スタを訪れたファン・サポーターに会心の勝利を届けた。
7試合連続で相手に先制を許すという悪循環をようやく断ち切ったこと、この試合でプロデビューを飾った深澤大輝が「期待どおりのパフォーマンス」(永井秀樹監督)を見せたことなど、収穫の多い試合だった。何より、それまで試合毎、あるいは試合の前後半でパフォーマンスが安定しなかったチームが、90分を通して攻守に安定感のあるプレーを見せたことは大きな前進だろう。
次々と若手や新戦力が台頭してくる中で、前節は井出遥也が第5節以来となるスタメン出場、ケガで大きく出遅れていた森田晃樹もついに戦列復帰を果たし、上位進出に向けてようやく“役者”がそろったと言える。戦力の充実による健全なチーム内競争は全体のレベルアップにもつながるはずだ。
ホーム3連戦の2試合目の相手は強豪・磐田。前節の勢いが本物かどうか確めるには打ってつけの相手だ。無敗で首位を走っていた新潟に前節初めて土がつき、昨日行われた試合では2位琉球も2敗目を喫した。盤石に見えた上位陣にも綻びが生じている。ここまで上位陣との対戦では結果が出ていないが、現在4位の磐田を叩いて一気に上位争いに割って入りたい。
対『ジュビロ磐田』戦績
通算:14勝4分28敗 52得点92失点
ホーム:9勝2分13敗 34得点44失点
アウェイ:5勝2分15敗 18得点48失点
[直近5試合の対戦成績]
2020/10/21 J2第28節(H)△0-0
2020/09/02 J2第16節(A)△2-2
2018/12/08 PO決定戦(A)●0-2
2015/11/01 J2第39節(H)●0-3
2015/04/19 J2第 8 節(A)●0-2