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無敗が続く聖地・西が丘で必勝を期す
FC琉球とのアウェイ戦に挑んだ前節は、41分の佐藤優平の一発退場が響いて後半に2失点。悔しい敗戦を喫しリーグ3連勝を逃した。それでも10人になるまでは好調なチーム相手に互角の戦いを演じ、数的不利を強いられた後も選手たちは最後まで戦う姿勢を見せた。永井秀樹監督が「次につながる」と強調したように、決して悲観的な内容ではなかったと言える。
ホームで仕切り直しとなる今節は、佐藤優が出場停止という状況で、梶川諒太や山本理仁らMF陣にはいつも以上にチャンスメーカーとしての役割が求められる。新たな得点源と結果を出しているルーキーの佐藤凌我に、いかに良質なラストパスを供給できるか。ここ最近、途中出場で好プレーを見せている石浦大雅の起用法も含め、中盤のメンバー構成は一つのポイントになりそうだ。
今節対戦する京都サンガF.C.は現在3連勝中、前節は大量6ゴールを挙げて勢いに乗っている。特に前節ハットトリックを達成したピーター ウタカ、同じくセットプレーから2ゴールを決めたヨルディ バイスには警戒が必要だ。個の能力が高い相手になるべく1対1の状況を作られないこと、不用意なセットプレーを与えないこと。極端に受け身に回らず、積極的な守備で相手の攻撃機会そのものを減らす工夫も必要だろう。
今節の舞台となる味の素フィールド西が丘は、過去5シーズンで6勝4分けと無敗を誇る“縁起のいい”スタジアムだ。連勝した水戸戦と山口戦、10人になった琉球戦でも見せた“ゴールへの意欲”や“勝利への執念”を引き続き見せられるか。不敗神話が続く聖地で目指すは勝利のみだ。
対『京都サンガF.C.』戦績
通算：16勝6分18敗 49得点56失点
ホーム：9勝3分8敗 27得点28失点
アウェイ：7勝3分10敗 22得点28失点
［直近5試合の対戦成績］
2020/11/11 J2第33節（A）○2-1
2020/08/29 J2第15節（H）○2-0
2019/08/04 J2第26節（A）●0-4
2019/06/02 J2第16節（H）●1-4
2018/07/29 J2第26節（A）○1-0