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MATCH試合情報

2019 明治安田生命J2リーグ 第29節 - 水戸ホーリーホック vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

前節、上位のモンテディオ山形を相手にボールを保持して試合を支配しながら0-0で引き分けたヴェルディ。試合を支配した先、ゴールを決めて勝ち切るところまでチームのレベルを引き上げるべく、中3日の準備期間の中でトレーニングを積んできた。スタメンの編成の大きなポイントはクレビーニョ。Jリーグへの登録を済んだばかりでチーム合流後1週間強の準備期間にも関わらず、指揮官は最初からピッチへと送り出した。また、前節途中で退いた佐藤優平はメンバーから外れ、同じく新加入の新井瑞希がベンチ入り。古巣対戦となる小池純輝は左ワイドストライカーのポジションでピッチに立った。

 

序盤から絶妙な距離を保ってショートパスを少ないタッチでつなぐヴェルディがボールを保持して水戸を自陣に押し込む。連携がズレてカウンターを食らっても、カウンタープレスで奪い返すか、素早く帰陣してシュートを打たれる前に寄せ切ってブロック。その勢いのまま2分には右サイドから崩して梶川諒太がゴール前にクロスボールを入れると、ニアサイドにレアンドロと小池が飛び込むが、これはわずかに合わない。その後も相手にボールを持たせることなく、小気味の良いパスワークで相手を押し込み、そしてフィニッシュまで持ち込むヴェルディ。結実したのは19分だった。山本理仁のパスを受けた小池がサポートに入った森田晃樹に渡すと、反転してゴール方向を向いた森田がドリブルで持ち出して右足を振り抜くとブレ球のボールがゴールに突き刺さり先制に成功した。攻め手を緩めないヴェルディは一気に畳みかける。直後の20分、右サイドで山本、梶川、河野とワンタッチでつないでワイドに開いていたクレビーニョが深い位置でボールを持つ。サポートに入ったレアンドロにスルーパスを通すと、反転したレアンドロが今度はボックスの角に走り込んだ森田につける。パスをしたクレビーニョは足を止めずにそのまま森田へのサポートに入り、落とされたボールをワンタッチでゴール前のファーサイドにループ気味のクロスボールを供給する。ボールが落ちてきた先にいたのは小池だった。古巣のゴールへ豪快なボレーシュートを叩き込み、ヴェルディがリードを一気に2点に広げた。リードを広げた後も攻勢に出るヴェルディは何度となく水戸ゴールに迫った。3点目を決め切れずにいると、主導権は徐々に水戸へと流れる。33分にはワイドな展開からゴール前にフリーで飛び込まれるが、上福元直人がタイミング良く間合いを詰めて体でブロックする。37分には同じようにサイドを起点にした攻撃でポストを直撃するヘディングシュートを放たれるが、ゴールは割らせずに前半を終えた。

 

前半は永井体制のこれまでの試合でベストな内容だったが、試合をコントロールしたい後半は一転してボールを保持できなくなる。2点を追う水戸が前のめりに攻め込んでくると、サイドを起点にしたクロス攻勢に最終ラインを押し下げられてしまう。陣形全体が深く沈むとセカンドボールが回収できず、相手に分厚い攻撃を仕掛けられてしまう。徹底してサイドからのクロスで押し込む相手に対して、53分についに押し切られて1点を返される。一気呵成に攻めろと意気が上がるホーム側スタンド。相手の勢いに飲み込まれまいと、失点直後はヴェルディもボールをつないで相手の勢いを削ごうとプレスをいなしにかかるが、パスワークの起点が深くてなかなか相手ゴール前まで運べない。途中、交代カードを切って3バックに変更し、サイドにも選手を張らせてクロス攻勢にブレーキをかけた。しかし、中盤の枚数が減ったことで、今度はボールが前線で収まらなくなり、我慢の時間が続く。辛抱強くクロスを撥ね返し続けると、終盤には途中投入の端戸仁が相手の背後をとって数的優位のチャンスを作るが、ラストパスがズレてフィニッシュには至らず。最小得点差のまま試合は進み、耐えに耐えたヴェルディがリードをキープして5試合ぶり新体制3つ目となる勝利を手に入れた。

 

前半の完璧なサッカーを90分続けるのが追求している理想のスタイルだ。確かに、それは非常に困難な道かもしれない。一朝一夕で染みつくものでもない。それでも、ブレずに続けながら勝利を重ねていく以外に、今のヴェルディが歩む道はない。時間が掛かるのは承知の上で、1試合ごとに出てくる収穫と課題をしっかりと認識し、トレーニングの中で消化していく。その作業をひたすら重ねていくだけだ。今日は30分前後だったかもしれない。次は40分、その次は50分と試合の支配を強めていき、同時に勝ち点3もしたたかに積み重ねていきたい。

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監督コメント

永井 秀樹 監督

試合を振り返ってください。
前半に関しては我々がやりたいサッカーがだいぶできたと思います。今週準備してきたプラン通りにある程度やれたかなという実感があります。問題は後半が全く、半分ぐらいの出来でした。そこは選手たちと何が悪かったのかということを伝えながら、また次に向けて良い準備をしていきたいです。いつもですが、アウェイの地まで来ていただき、最後の最後まで声をからして我々に力を与えてくれるサポーターの皆様には心から感謝しています。あとは試合前に選手たちみんなに話しましたが、我々のキャプテンである藤本寛也がちょうどいま、手術が終わって病室に居るので、彼にも良い試合を見せてあげようという部分が、チームをひとつにするという部分で大きかったと思いますし、少なからず寛也の元にも元気を届けられたのかなと思います。

前半30分間は最高の展開でしたが、残りの時間帯は一転して苦しむ展開になりましたが、その要因をどのように考えていますか?
いつも選手たちに伝えていることですが、相手のいないところを攻めるという我々の基本からすると、特に後半は相手がどこに人数をかけてどこにボールを奪いに来ているのか、というところの判断。一言で言うと、まだまだ相手を見れていないと感じています。もちろん、修正点は多くありますが、まずはきちんと相手を見る。相手のいないところにボールを運んで攻めるという部分を、もう少し突き詰めてやっていきたいと思います。

デビュー戦となったクレビーニョ選手がチームにもたらしたものについて聞かせてください。
彼に関しては僕がフラメンゴに行った際に1週間直接見てきた選手ですし、実力的にも人間的にも全く疑うところはありませんでした。自分の中ではこれぐらいやってくれるだろうという、想定内でした。また、彼のポテンシャルを考えれば、これからさらに良くなってきてくれるという期待も込めて監督としても非常に楽しみな選手の1人です。あとはヴェルディのスタッフ含めみんなが彼のために色んなことをやってあげてきて、彼にとっても異国の地で初めてプレーするというところで、ヴェルディのスタッフ、レアンドロも含めて選手たちがすごく良いサポートをしてくれていたので、そこは良かったと思います。

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選手コメント

DF 31クレビーニョ

ヴェルディデビュー戦を振り返ってください。
はじめに神に感謝したいと思います。また、チーム全体で良いゲームへの入りを見せて個人的にも良いゲームができたと思います。前半はチームの狙い通りの形で1点目、追加点と取ることができて自分たちがゲームを支配することができた良い前半でした。ただ、後半に関しては水戸もアグレッシブに出てきて自分たちが自陣深くに下がらざるを得ない状況になって苦しみました。ただ、サッカーではよく起こることでもありますし、とにかく全体のゲームの感想に関しては良い結果、内容だったと思います。

2点目のアシストの場面に関してご自身の狙いを聞かせてください。
コウキとのパス交換から今度はレアンドロにパスを入れることができ、コウキが抜け出して空いたスペースに再びボールが戻ってきて、そのタイミングで中を見た時にフリーの選手が見えたので、おかげさまで良いボールを入れることができてゴールを決めてくれたのでハッピーでした。

最後にサポーターに向けてメッセージをお願いします。
本当に多くのサポーターに会場へ足を運んでいただき、自分たちをサポートしていただきたいと思っています。また、目の前の試合に向けてチーム一丸となって戦っていくので、応援をよろしくお願いします。

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MF 16森田 晃樹

ゴールシーンを振り返ってください。
正直、よく覚えていません。ほぼ無心で振り抜いた感じです。ああいう形のゴールは狙っていたので良かったです。そこまで考えてはいなかったですが、結果に繋げられて良かったと思います。

プロ初ゴールでしたが。
今季開幕前の会見で1ゴールを決めるという宣言をしていたので、それを達成できた安心感とともに、もっとゴールを決めたいという欲が出てきています。これまでも取れる感じはずっとあったというか、何度かそのチャンスもありました。ミドルレンジのシュートには自信もありましたし、今日は決められそうな感じでした。

初ゴールがああいうミドルシュートになることは想定していましたか?
自分の理想はもっと綺麗なシュートというか、巻いてキーパーが一歩も動けないようなものが良かったですが、どんな形でもゴールはゴールなので、素直に今日の1点は嬉しかったです。打った瞬間はボールやゴールも見ていなかったです。周りの風景だけを見ていたという個人的な感覚です。

前半はチーム全体で自分たちのサッカーを楽しめていたようですが。
もちろん、修正点もありましたが、修正点というよりも、『もっとこうしたらいいんじゃないか』など、ポジティブな意見交換がありました。

今日は個人として“巧さ”に加えて“恐さ”を出せていたと思いますが。
自分の中ではずっとチームの中でシュート本数が課題に挙がっていた中で、シュートを意識した中でもシュートまでいかない選択肢が多かったので、そういった点で今日は2本自分で打てたことは良かったと思う反面、もっと打てる場面もあったのかなと感じています。

相手の4バックに対してポケットやハーフスペースの攻略がうまくいっていたと思いますが。
前半は純輝君がワイドに張って落ちてサイドバックが付いていったスペースを自分がうまく使うというプレーはうまくやれていました。前半に関しては自分たちの狙い通りの形を出せた場面が多かったと思います。

後半は一度自分たちで落ち着ける時間もありましたが、そこから持ち直し切れませんでした。
後半はもっと自分たちでボールを持てた時間もあったと思いますし、結果的にみんな運動量が落ちてしまい、少しずつ距離感が悪くなったところがあります。押し込まれた時間もありました。最後はみんながもう1点を取りに行くというよりか、この1点を守り切るという意識が強かったと思います。

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MF 19小池 純輝

試合を振り返ってください。
今少しずつ積み上げているものが出せた時間帯がありました。相手が戦い方を変えて後ろを3枚でやってきた中、そこへの対応には課題は残りました。ただ、自分たちの時間は確実にあったので、そこは以前よりも前進できたと感じています。

ゴールシーンは狙っていた形でしたか?
クレビーニョが縦への推進力であったり、前の味方に一度当てて前に出て行く形は練習の中からあったので、ポストゾーンというところは前の試合から狙っていたところでしたが、この前は繋がらなかった部分もありました。ただ、今日は結果的にそこでゴールを取れたので良かったです。とにかく、入ってくれという思いで打ちました。

キャリアハイを再び更新する今季9点目となりましたが。
二桁に乗せたい気持ちは強まっています。ただ、今日は結果的に勝てましたが、なかなか点を取っても勝てなければ気持ちも違うので、今日はゴールが勝利に繋がったので、今後もそういうシーンを増やしていきたいと思います。あとは勝てるようにチームに貢献したいです。

後方からのビルドアップの安定、フロントボランチの攻撃への絡みなど前半はチームの成長を感じさせる場面が多く出ましたね。
後ろの運びだったり、ボールの動かし方が良かったので自分たちに良い形で入るシーンも多かったです。その分、自分のところではサイドに張って森田選手のところが空いたり、得点のシーンもそうでしたが、そこからもう一度動いてとか、そういうシーンは増えたと思います。ただ、相手が後ろを3枚に変えて前から来た時にビルドアップが上手くいかず、キーパーまで下げる場面が増えて、そこから相手がラインを上げて自分たちが苦しくなる時間もありました。そこが今後の課題だと思います。

2-0のスコアとなった前半半ばから苦戦を強いられた要因はどのように捉えていますか?
相手のプレッシャーというか、単純にミスマッチの部分をうまく使われたというか、早めに逆サイドに振られてしまったり、ウチは4枚だったのに対して相手は5枚に変えてきた部分、シンプルなロングボールが増えたところなどで、セカンドを拾われる場面も多かったので、そこへの対応は課題です。ただ、今は自分たちの形でできていた時間をいかに増やしていくかという部分を突き詰めていきたいです。あの時間帯は嘘ではないので、そこは事実としてあります。その時間を増やすことや点を取った後の監督がいつも言うゲームデザインの部分で、間違いなく相手の方がキツかったので、そこをうまく相手の気持ちも利用しつつ簡単にボールを動かしていきたいです。

チームの理想とは異なる形の終盤の試合運びでしたが、良い意味でここまでの反省が生きたと思いますが。
最後は本当に気持ちでみんな戦っていたと思います。自分は最後を外から見ていましたが、そういう気迫のプレーが多く見られたと思います。夏場は本当に厳しいコンディションで戦ってきた中、今日は比較的涼しかったですが、夏場の疲労もあって最後は足を攣りながらプレーしていた選手もいましたが、本当にみんなが身体を張っていたと思います。そういう意味でそれほどやられる感じはしませんでした。

アウェイで上位相手の勝利は大きかったですね。
これまでの試合ではボールは持ててもゴールに繋がらないで引き分けで終わっていたところで、今日は今まで80パーセントのボール支配率など色々なテーマを持って試合を戦ってきた中、今までシュート18本というところがなかなか到達できていません。なので、他の数字は大方クリアできていた中、今日はシュートの部分に取り組んで行こうという話もありました。前半の状況が最後まで続けられれば、間違いなく達成できたと思いますが、シュートの意識に関してはだいぶ良くなってきましたし、ボールの運びに関してもできてきていると思います。あとは個のところで一枚剥がして打ちに行くなど、課題を修正できれば、より楽しいサッカーになっていくと思います。

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MF 20山本 理仁

前半30分までは素晴らしいパフォーマンスでしたね。
前半最初の30分は本当に理想通りでしたし、永井さんに代わって一番良いゲームができていたと思います。ハーフタイムにロッカールームに戻ってきた時も、みんなが前半楽しかったという声が出ていました。

相手のハイプレスは想定通りでしたか?
想定内でしたね。ハイプレスかリトリートのいずれかで戦ってくると思っていた中、リトリートに対するやり方も準備していましたが、前から来たときのポジションの取り方も前もって話し合っていたので、問題はなかったです。前半みんなが運動量のあった時間帯は前から来てくれた方がやりやすかったです。何本か背後を突くこともできていたので、ワイドの裏も空きますし、ドン引きされるよりも前から来てくれた方がやりやすかったです。

前半終盤に相手の流れを凌ぎ切りましたが、後半も引き続き相手の流れになった原因をどのように捉えていますか?
2-0という余裕があったので、みんな少し守りに入ってしまったところと体力的な問題もありました。今日は前半からかなり飛ばしていたので、体力的な部分で正しいポジションに立てなくなったり、判断スピードが遅くなったりというところで、相手ボールの時間が増えてきました。それが続いてああいうゲーム展開になってしまいました。そこは反省点です。

先制点の起点となったプレーを振り返ってください。
僕はあそこにボールを入れて、もしも相手が来たら純輝君からリターンをもらってからもう一度出すイメージもありました。ただ、そこでフリーなら中に晃樹君がいるのもわかっていたので、ワンタッチ、ツータッチで崩せると思っていました。思い描いていた形ですし、練習でもパターンとしてああいう外からの崩しはやっていたので、練習したものが形になった感じです。

相手の4バックに対してポケットやハーフスペースの攻略がうまくいっていたと思いますが。
あそこを攻めるのは決まり事なので、ワイドが引っ張ってあそこのハーフスペースを晃樹君だったり、カジ君だったりフロントボランチが使っていくという決まりというか、役割なのでそれが前半はできていたと思います。

前半は両サイドで偏りなく良い攻撃が仕掛けられていましたね。
クレビーニョも奈良輪さんも縦に縦にというスタイルなので、前節僕と奈良輪さんがやったのと似たような形だったので、同じようにやれていたと思います。

後半は一度自分たちで落ち着ける時間もありましたが、そこから持ち直し切れませんでした。
後半はみんな疲れていたところもあって、体力的な問題もあって後ろ後ろという選択肢になってしまったという感覚もありましたし、ポジション取りのところでうまくいかなかったです。映像を確認していないのでよくわかりませんが、少しワイドのポジションが下がり過ぎていたのかなと思います。

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MF 8内田 達也

前半30分は今季最高の出来だったと思いますが。
前半はやりたいサッカーができました。相手どうこうと言うよりも、相手がこう出てきたら、こういうふうに攻めるなど、うまく状況を見ながらプレーできました。今までもやれていた部分がうまく出て、それが点に繋がって追加点も取れる、本当に理想的な前半でした。

相手のハイプレスへの対応は想定内でしたか?
ある程度相手が来ることは想定していて、芝も濡らさないと聞いていました。そういう部分の予測はありました。ただ、前半は前の選手たちが非常に流動的にスペースを使って、空いているところを見つけて走り込んでくれていたので、後ろがどうこうと言うよりも前の選手たちが流動的にやってくれたことが大きかったです。

相手の並びが変わってから苦しい展開になりましたが。
そうなった時に相手の異なる布陣、立ち位置を見てうまくやれるようにならないとダメですね。正直、映像を確認しないとわかりませんが、前半の最後や後半の中で自分がもっと違うやり方をできれば、もっとうまくできたのかなとは試合中に考えていました。試合中も少ししっくりこない状況でずっとやっていて、それが終わるまで続いてしまったので、最終的に耐えられたのは良かったですが、ビルドアップに関しては修正点を導き出したいです。一番は映像で確認せず、試合中に修正することですが、それができなかったので今日の試合で感じた自分の課題です。

前半飛ばしていたツケで後半足が止まった中、そこに相手の攻勢が重なる形になりましたが。
その影響はあると思いますが、それ以上に相手は0-2で前に出てくるしかない状況で自分たちが有効的な戦い方ができなかったことが一番の問題だと思います。運動量を上げれば、それができるようになるわけでもないので、運動量が減っても適切なポジショニングなど、相手を見られれば対応できると思います。相手がやり方、並び、圧力のかけ方を変えた中で相手をうまく見られなかったことが良くなかったと思います。

時間限定ではありますが、今のヴェルディの理想とするサッカーをサポーターに披露した中での勝利は大きいと思いますが。
僕たちはこのサッカーをやってこのサッカーで勝っていきたいと思います。

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DF 2若狭 大志

久々の実戦でいきなり難しい時間帯での投入になりましたが。
あの時間帯はやることが明確だったので、しっかりと自分のやるべき仕事をこなしました。ディフェンスではそういうことはよくありますし、僕も新人ではないので、経験もありますし、リラックスして集中して入れました。

投入時の監督からの指示を聞かせてください。
ボランチの間を閉じるようにと言われていました。一本通されてしまったところもありましたが、それ以外は対応できたと思います。あとはみんな疲弊していたので、しっかりと自分のところで潰すところは潰して、前に声をかけながらコントロールもドゥさんたちも疲れていたので、自分のところで率先してやりました。

1失点後、我慢して戦えたことで終盤は相手の攻撃も少し単調になっていたと思いますが。
だからこそ守り易さはありましたが、嫌なボールの奪われ方などは避けたいと考えていました。

理想を言えば、リード時にしっかりと自分たちでボールを握りたかったと思いますが。
それが理想ですが、後半は相手も出てくる展開なのでこういう試合もあるかなと思います。ああいう状況でいかに守り切れるかが強いチームだと思います。もちろん、自分たちがしっかりとボールを持ったうえで、相手に持たれている時間もしっかりと焦れずに守って、シュートコースをしっかりとブロックするとか、チャレンジ&カバーをしっかりとやるとか、そういうところをやっていきたいです。ただ、理想を言えばしっかりと自分たちでボールを保持したいです。

前半からかなり飛ばしている影響も感じましたか?
最後の方はそんな感じでした。まあ、勝てたので良かったと思います。

前半30分間は間違いなく今季最高のパフォーマンスだったと思いますが。
その通りですね。ベンチから見ていてもみんなが『ヴェルディ強いな』と言っていました。今後はいかにその時間を長くできるかが大事だと思います。

短い時間ながら自分たちの理想のサッカーを見せての勝利は大きいと思いますが。
ただ、単なる1試合なので、また来週から一戦一戦をしっかりと戦って勝ちを重ねていきたいです。

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