MATCH試合情報
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【試合後選手コメント: FW 27 前田直輝選手】
――J2初ゴールを決めた感想をお願いします。
「やっぱり去年から何度も出場機会があったので、やっとだなという気持ちです」
――ゴールシーンを振り返ってください。
「純輝君(小池)が良いボールを出してくれたので、しっかりボールを止めて、あとは自分の得意の形であるカットインからシュートを狙ったら、うまく入ってくれました」
――思い切って狙いましたね。
「今までの思いが、小学4年から入ったヴェルディで、チームにもたくさん迷惑を掛けてきた中で、この味スタで決められて最高です」
――心なしか目が潤んでいるようにも見えますが?
「ちょっと思いが込み上げてきてしまって……」
――今季ここまでの反省をどう生かしましたか?
「これまではファーストプレーで自分の思うようなプレーができていなかったので、今日はファーストプレーから思い切ってやろうと思っていました。短い出場時間でしたが、今日はそれがうまくできたと思います」
――岐阜戦の勝利以降、チームの流れは良くなっているように感じますか?
「僕がそんなことを言える立場ではないですが、やっぱり確実に良い方向に向かっていると思います」
――チームで自分の持ち味を生かすために意識していることはありますか?
「自分がボールを持った時のスピードアップと前に行く姿勢ですね」
――今日の活躍で同年代の中島選手に追いつけましたか?
「まだまだですね。翔哉と自分のことを比べているわけではないですが、翔哉は昨シーズンに出場機会を得て、チームを勝利に導くような活躍を見せていました。でも、僕はまだ1ゴールを決めてスタートラインに立っただけなので、もっとチームに必要とされるような選手になりたいですね」
――サポーターにメッセージをお願いします。
「これでチームも勢いに乗ることができると思うので、これからも応援よろしくお願いします」
【試合後選手コメント: FW 16 飯尾一慶選手】
――3-0の快勝でしたが、試合の感想をお願いします。
「立ち上がりはちょっと苦戦したんですが、良い時間に2点取ることができました」
――ゴールシーンを振り返ってください。
「(常盤のクロスが)相手の股を抜けてきたと思うんですが、それをしっかり決められてよかったです」
――ゴール後に新しい胸スポンサー(GaGa Milano)をアピールしていましたが。
「もちろん、それもありましたし、今日スタジアムに桜井さん(元ヴェルディ所属の桜井直人氏、在籍時の背番号は16)が来てくれていたので、16番という数字をアピールしました」
――今日の勝利でチームは7戦無敗ですが?
「まだ引き分けの方がだいぶ多いので、それを勝ちに変えていくのが大事だと思うので、これからは勝っていきたいです」
――今季はご自身の調子が良さそうですね?
「そうでもないですね。チームの調子が良い時は、みんな調子が良いものだと思っています。だから、チームが今後もこの調子を継続するために頑張っていきたいです」
――サポーターにメッセージをお願いします。
「これからもホームで勝ち続けていきたいと思って いますので、応援をよろしくお願いします」
【試合後選手コメント: FW 44 高原直泰選手】
――ガンバ大阪戦の引き分けの後の大事なゲームで、きっちり勝ち切ることができましたね。
「引き分けもありますが、ホームできっちり勝つことができて良かったです。ここまでの引き分けを生かすためにも、勝ち続けることが大事なので、ここからもっともっと良いサッカーをして勝利を手にしていきたいです」
――ゴールシーンを振り返ってください。
「チビが素晴らしい仕事をしてくれたので、自分は足に当てるだけでした。だから、自分のゴールというより、チビを褒めたいです」
――ここ5試合3ゴールと、周りとの連携も高まってきた印象ですが。
「まだまだ決められる場面もたくさんあるので、自分がもっと決められれば、チームのためにもなるので、もっと貪欲にゴールを狙っていきたいです」
――前半は非常に良い出来でしたね。
「2点取るところまではよかったんですけど、そこから安心してしまいました。あそこでそのまま続けて戦えれば、もっと相手を圧倒できるはずなんですけど。やはりペースダウンして、4、5メートル動けばボールを取れるところをさぼってしまい、ボールが回らなくなって、相手にボールを回せる余裕を与えてしまいました。そういう部分は改善しなければならないと思います。もっと相手を畳み掛けるようなサッカーをしていきたいですね」
――ホームで2試合連続ゴールですが?
「とにかく、得点を取れることはどんな形にせよ、FWとして良いことだと思います。周りとの連携もだいぶ良くなってきたし、チームとして攻撃に行く形もできてきたので、必然とゴールに絡むプレーは増えてきました。僕のゴールや他の選手のゴールは、そういう形が繋がった結果だと思います」
――以前に比べて高原選手を追い越すようなプレーが増えてきた印象ですが?
「だいぶ、そういう意識が増えてきましたね。やっぱり岐阜に勝つまで、自分を追い越すようなプレーは不足していました。それまでは何となくやって、何となくゴールを取る感じでしたが、今は自分たちがアクションを起こすことができています。ゴールも取れているし、チームとして良い方向に行けていると思います。ディフェンスに関しても、皆できっちり寄せられています。もちろん、チャンスを作られる場面もありますが、無失点を継続できているのは、チームとして良いことだと思います」
――今日は後半途中から巻選手と2006年のドイツワールドカップコンビでプレーしましたが?
「巻がもっと試合に出てくれば、コンディションも上がると思うので。巻はこれまでケガをしていて、試合であまり絡むことは少なかったですね。でも、彼も出場機会が増えれば、もっと持ち味を出せるようになると思います。でも、僕たちはひとりでどうこうするというより、チームとして個人をサポートして良いサッカーをやっていきたいです」
――最後にサポーターにメッセージをお願いします。
「自分たちは上を目指しているので、この1週間での3連戦が自分たちを上に上げるチャンスだと思っています。やっぱり、ヴェルディが順位表の下にいるのは気分が悪いし、選手たちはみんなもっと上に行けるように全力を尽くすので、ファンのみなさんもこのままヴェルディをサポートしてください」
【試合後選手コメント: MF 2 石神直哉選手】
――今季初先発でしたが?
「チームも良い状態だったので、それを崩さないよう、しっかり試合に入ることを意識しました。あとは、球際とか切り替えの場面では絶対負けてはいけないと、思ってプレーしました」
――後半途中からセンターバックにポジションを変えましたが?
「練習でもやっていたので、全然問題ありませんでした」
――ここ最近の試合では徐々に目指すスタイルのサッカーができてきた印象ですが?
「みんな手応えを感じてきていると思います。でも、まだまだ誰も満足していないし、もっと良くなると思っています。そのために、今後もみんなで話し合っていきたいです」
――次節の山形戦に向けて意気込みをお願いします。
「中2日の試合ですが 、2戦連続ホームで戦えるので相手に比べて有利だと思っています。しっかり2日間で回復させて、いいコンディションで臨めれば必ず勝てると思います。分析とかは、スタッフがきっちりやってくれると思うので、選手たちはコンディション調整に専念するだけですね」
【試合後選手コメント: DF 3 刀根亮輔選手】
――試合を振り返ってください。
「前節はガンバ大阪を相手にあれだけ選手たちが頑張って、アウェーゲームを無失点で乗り切ったのと、攻撃でも良い形を作ることができました。だから、次の試合が大事になると、選手たちの間で話し合っていました。もちろん、監督からもそう言われていました。今日の結果次第でJ1に上がれるか、それともチャンスを逃すのか、というぐらい大事な位置づけのゲームだったので、選手たちは始めからそれを意識して戦っていました。そういう中、勝利という結果を手にできたので、ホっとしているし、うれしい気持ちですね」
――システム変更以降、守備が安定した印象ですが
「4バックでも3バックでも、選手がやることはあまり変わらないです。 自分がゴールを守るというのは、ディフェンスをしている人としては当たり前に意識することなので、フォーメーション云々よりも、そういった意識の変化が無失点という結果に繋がっていると思います。もちろん、3バックの方がマークする相手がはっきりする面はあると思います。ただ、それよりも一人ひとりの意識が重要ですね」
――今季はレギュラーとしてプレーしていますが、ここまでのご自身の出来についてはどんな印象ですか?
「まだシーズンは始まったばかりなので、よく分からないですね。ただ、現状100点を取っても、シーズンの残り試合は30試合以上あるので、最後に良くなかったら意味はないと思います。だから、今日の試合や次の試合だけの評価で100点を目指すのではなく、常に良い数字を継続しながら、最終的に100点の出来になることが大切だと思っています。チームを含めて僕たちは、最高の形でJ1に昇格することを目指しているので、目先のことに囚われる必要はないです」
――次節の山形戦に向けて意気込みをお願いします。
「ここから3連戦となるので、大事な試合だと思っています。中2日と厳しい日程なので、選手の力だけでは勝つのは難しいと思っています。だから、サポーターの方々には熱い声援を送ってもらいたいですね。そして、スタジアムに足を運んで一緒に戦って頂ければ、僕たちにとって大きな後押しになると思います」
【試合後監督コメント:三浦泰年監督】
――試合を振り返ってください。
「(報道陣の少ない)会見場を見渡しても分かる通り、 監督の力を必要とするような試合ではなかったのかなという印象です。前半の立ち上がりが大事だという中で、一瞬の隙を突いて続けて得点を奪うことができた時間帯だけで、試合の立ち上がりがうまくいったと言うことはできないと考えています。ただ、我々にとって先に得点を取りたいと思っていた中で、この2つの得点が非常に効いた印象です。決して、最高の立ち上がりではなかったですが、最低限のことができた前半の立ち上がりでした。そこは次節に向けて改善しなければならない点だと思っています。後半は選手に伝えてきたことの中で、優先順位は失点を“ゼロ"で終えるということでした。そうやって“ゼロ"で終えるための戦い方をしていけば、必ずチャンスは来ると選手には話しました 。そういう状況で最後に新人の前田――もちろん昨シーズンも出場機会がありましたが――がゴールを取ったのは、何人かいる若い選手の刺激であったり、今後の練習に対する姿勢であったり、良い刺激になったと思っています。短い時間の中で前田の良さというものは出ましたが、その一方で短い時間の中でも細かいミスもありました。そういう中で、彼が今後改善していってくれればいいなと思います。我々ヴェルディは育成システムがストロングポイントになっているので、前田が点を取ったことはヴェルディにとって大きなことであると思います。名前のあるベテランないし中堅の選手にとっても良い刺激になります。最後のアディショナルタイムではありましたが、この点が意味のあるものになったと感じています。ただ、今日の出来は必ずしもスペシャルなものではなかったので、すぐに気持ちを切り替えて、次の山形戦の準備に取り掛かりたいと思います。そして、選手たちには短い準備期間の中で、メンタルとフィジカルをフレッシュにリセットさせていきたいです」
――33歳の高原選手と18歳の前田選手が得点を決めましたが、そのことが全員で戦うというチームの考えを象徴するような印象を受けましたが?
「前田が高原から学ぶことはもちろん多いですし、ただそれ以上に高原が若い選手から吸収する部分、または彼らに足りないものを見て自分の良いところを再認識し、改めて自分が何をすべきかを考えたりすることは、良いことだと思います。33歳をベテランと言うのかは別として、高原のような実績のある選手が若い選手とピッチに立つということは、サッカーの魅力を発信することができるひとつの方法、また魅力を感じてくれる人がいるなら、それが要因なのかもしれません」
――シュートチャンスがある中で、選手が別のアクションを起こす場面が多々ありましたが?
「もちろん、打てるべきタイミングでシュートを打てていない場面を見れば、打つべきだと感じることはあります。ただ、シュートを打つこと以上に、そこまで行き着く形がどうなのかが重要な面もあります。そういう中で、今日の試合を含めて、ここまでの8試合でペナルティエリア内に侵入していく回数が足りないという認識はあります。それは、打てるタイミングでしっかり打つことが、相手のペナルティエリアを陥れる上で、ひとつの要因に繋がっていくと思います。そういう意味では、打つべき時にシュートを打つことは今後必要なものだと思っています。ただ、試合の最終的なスタッツを見て、もっとシュートを打つべきだったと、指摘するような考えを私は持ち合わせていません。したがって、今日我々がシュート6本、相手が9本という事実に対して、ネガティブな印象はひとつも持っていません。逆に、50%の確率でゴールを奪えたことを評価してあげたいと思います。ただ、我々の目指すところを考えれば、その回数を増やしていく重要性は感じています」
――後半、巻選手を投入した意図は?
「福井の交代がアクシデントだった分、少しゲームを動かしたい。つまり、前線で相手の心配要素を増やしたいと思いました。もちろん、それは巻の切り替えの速い守備や、彼が最後の場面で体を投げ出すようなシーンを作れると思っていたからです。後半の立ち上がりは2点リードがあることもあって、静かな展開になりました。もちろん、前半と同じメンバーであれば問題はなかったですが、福井のアクシデントを受けて、私が巻を入れることで少し試合を動かしたいという意図がありました」
――岐阜戦から三浦監督がスーツからジャージに変更して指揮を執っていますが、何かゲン担ぎがあるのでしょうか?
「理由は2つありまして、ひとつは岐阜戦の途中から雨が降ると聞いていたので、スーツをひとつしか持ってきていなかったので、ジャージに着替えました。あとは、少し左足の小指にタコができていて 革靴ではきつくて痛むので、人よりベンチで動く方なのでトレーニングシューズとジャージという格好に変えようと思いました。ここまで数試合、練習でできていることが本番ではできないということがありました。練習ではスーツではなくジャージを着て指導するので、ジャージで臨むことでそれが改善されるということも頭をよぎっていました。でも、タコが治ればまたスーツで指揮を執りたいと思います」