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MATCH試合情報

皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会 決勝戦 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs INAC神戸レオネッサ

マッチレポート

監督コメント

竹本 一彦 監督

試合を振り返ってください。
今日はありがとうございました。優勝できてとても嬉しいです。東京から応援に来てくれたファン・サポーターのみなさま、メディアのみなさま、対戦相手のINACさんのお陰で良いゲームができたと思っています。前回のタイトル獲得から少し期間が空いていました。試合後に選手たちとも話しましたが、久しぶりにタイトルを獲得できて嬉しいです。昨季WEリーグチャンピオンのINACさんと対戦し皇后杯を獲れたことは自信になります。ここ最近の会見で「成長してきた」と言わせてもらっていましたが、選手たち、そして優秀なスタッフと共にそれを実証できたことが嬉しいです。これからJリーグが開幕し、ますますサッカー界が盛り上がっていきます。ヴェルディというクラブ自体が優勝を通して明るくなっていきますので、そういう意味でもこのタイトル獲得はとても嬉しいです。 試合では立ち上がりはINACさんの方が良かったです。タイトな守備から危ない場面もありました。先制点を奪えたことが非常に大きかったと思います。今日は相手の両ウイングバック、特に守屋さんのところを抑える仕事を北村菜々美が良くやってくれました。攻撃では宮川麻都が良い攻撃参加からセンタリングを上げて理子(植木選手)が決め、結果的に無失点で抑えられましたので、サイドでの攻防で上回れたかなと思います。 2-0、3-0とリードする得点を奪えましたし、さらにもっとチャンスがありました。そこを決め切ることができていれば、個々の選手の力が示せて、チームとしても膨らみのある内容になったと思います。この結果に奢らず、3月よりWEリーグが再開しますので頑張っていきたいと思います。

植木選手が全試合2得点とストライカーとして結果を残しました。評価を聞かせてください。
4回戦から参戦し1試合2ゴールを奪い、本当に成長しています。大きなことは、相手と駆け引きができるようになったこと。ポストプレーや裏に走るなど、ボールを受ける前にどんなプレーをしたら良いか考えられるようになったこと。それから相手との間合い、周りに意思を伝えることができるようになりました。口で言うことは簡単ですが、実際の試合中で相手と駆け引きをすることは簡単ではないです。特に皇后杯の4回戦・仙台戦から準備ができるようになってきました。今日のあの1点目を決めることは難しいですが、あのような場面で枠に飛ぶようになったことが彼女の進歩だと思います。

シーズン初めのWEリーグカップ決勝では追い付かれてチームの弱さが出ました。本日も同じようなスコアで進みましたが勝ち切りました。チームの成長を感じますか?
やはりあの試合が糧になっていると思います。サッカーは何が起こるか分からないこと。カップ戦決勝は独特な雰囲気がありました。ホーム・西が丘で浦和さんとの試合で、途中からナイターになり集中度やパススピードが上がりました。チームを立ち上げたばかりで、試合を締めくくる力があの時はなかったです。 今日の試合は結果的に4-0になりましたが、PK戦まで戦う覚悟でした。選手には何が何でも勝つんだという気持ちがあり試合が引き締まっていました。

試合後のインタビューで植木選手のゴールにプライスレスと語っていましたが、これは技術的なものかそれとも試合展開の中での価値か?
どちらもです。今日の試合は先制点が大きく結果に繋がるところがありました。右サイドの宮川麻都が今大会初めてと言っても良いくらいの攻撃参加をしました。最近彼女も成長しており、宮川選手がペナルティエリアに入りワンタッチしてセンタリングを上げました。そこに丁度良いタイミングで植木理子が飛び込んで放ったシュートが逆サイドのポストに当たって入りました。これは練習でもできません。ただそういうプレーをしようとチームに言っていました。そのプレーができたこともプライスレスです。先制点を奪えたことと決勝という舞台で難しいゴールを決めてくれたことに価値がありました。練習で狙っていたことが想像以上に綺麗な形で決めることができました。

久しぶりの優勝ですが、タイトルを逃した悔しさや選手の移籍等を振り返って、どんな気持ちがありますか?
男女関係なく時代は巡り選手は変わると思っています。その移り変わりの中でWEリーグ初年度は少し歪みがありました。ベレーザのサッカーで勝てると思っていますが、実際は勝負弱かったり、今日は4得点を奪いましたがフィニッシュが雑だったりしていました。ただトレーニングを積み重ね選手が経験を増やしてきて今があると思います。この皇后杯では試合をやりながら手応えを感じていました。ただ勝負の世界ですので、結果を残さなければ認めてもらうことはできません。その意味で皇后杯では勝負強くありたかったです。チームが向上している実感はあります。今後も新しい選手の加入など刺激を与えながら攻守ともに成長していきたいです。一番良かったことは一体感があったことです。指導者だけでなくチームを構築する強化部目線でもチームを見ています。今のベレーザはコミュニケーションが活発でチームに一体感があります。それがよりプレーの集中度やお互いのプレーへの予測に繋がっていると思います。

試合の冒頭は相手のプレスに苦しみましたが、前半の途中からパスが繋がるようになりました。前半の戦いをどのように見ていましたか?
ひとつは相手の守備の集中が時間が経つにつれて落ちてきたこともあると思います。そして我々の中盤の選手たちがボールを奪う回数が増えて自分たちのリズムに持って行けたと思います。立ち上がりは前線の選手がボールを奪いに行っても剥がされて取り所が定まらず、INACさんの長いボールが通っていました。時間が経つにつれて少しずつ自分たちのリズムが生まれ攻撃の形ができてきたかなと思います。

2-0になってからの守り方について、相手のビルドアップを上手く牽制できていたように見えましたが、その守備は1週間準備してきたものだったのか、それともハーフタイムで修正した守り方ですか?
ハーフタイムに永田ヘッドコーチから指示がありました。前線の選手はあまり外に行かず真ん中でパスコースを切り、サイドでマンツーマンになる形にしようという話でした。前線の3人が近くなったことで、後半は前で奪い取ることができるようになりました。それはコーチ陣の指示と選手たちの実行力によるものだと思います。

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選手コメント

FW 9植木 理子

今の率直な気持ちを教えてください。
もしかしたらサッカー人生の中で一番嬉しいかも知れないです。

どういう風にINAC神戸レオネッサを崩していこうと思っていましたか?
ゴールを奪うために、まずは前線の3人で行けるところまでいき、相手を脅かし続けるということを意識しています。どの試合でも意識をしていますが、今日は特にその思いが強かったです。前半の前半は結構攻められていて苦しい時間帯でした。焦る時間もありましたが、チームで勝ち取った勝利だと思います。

1点目を振り返ってください。
麻都(宮川選手)がクロスを上げる体制の時は自分を見てくれて、センタリングからヘディングで合わせることが多いです。あの場面では、タイミング良くニアに走ることができて、それを麻都が見てくれていたので、本当に良いゴールにだったなと思います。

2点目はコーナーキックからの得点でした。
前にイワシさん(岩清水選手)が詰めてくれていて、そこで空いたスペースがありました。自分でも驚くようなゴールです。こういう拮抗した試合で、前半を1-0で折り返した中で、後半の1点をどちらのチームが奪うかということは本当に大事になると思います。そこでゴールを奪えて良かったです。

WEリーグカップはリードしてからの逆転負けでしたが?
やはり3-0の時は少し頭によぎりました。しかしその中でもピッチの上では全員が声を掛けていたので、チームの成長がしっかりと出たと思います。やっとカップ戦の敗戦が少し良かったのかなと思えました。チームとしてあのような挫折を味わえたことが少し報われました。もちろん全て勝てることが一番良いですが、今日勝てたことで、あの敗戦がチームの糧になっていると証明できたと思います。

勝利後、涙を流している選手が多い印象でしたが?
ベレーザというチームの見られ方は、優勝が一番に来ると思います。メンバーがどんどん入れ替わって、勝てない時期が続き、優勝争いからも遠ざかっていた中での優勝でした。本当に嬉しいです。ベレーザの長い歴史からするとただの1勝かもしれませんが、自分たちからしたら前に一歩やっと踏み出せました。大きな大会でしたし、本当に良かったです。

サッカー人生の中で一番嬉しいと思った理由はなぜですか?
今までは3、4年前のリーグ戦の決勝点が一番嬉しいと思っていました。色々なタイトルに関わらせていただいていますが、自分の力でチームを勝たせられたと思えたことはなかったです。でもこの大会でゴールを奪い続けることができて、もちろんチーム全員のお陰ですが、やっとこのチームに恩返しというか、貢献できたなと感じられる瞬間でしたので、一番嬉しいと感じました。

最終ラインでの駆け引きのところで意識的に変えたことは?
最初は結構潰されることが多かったです。あおば(藤野選手)や、里歌子(小林選手)さん、桃香(木下選手)など自分の周りでこぼれ球を狙ってくれる選手がいます。なんとかそこに繋げていければベレーザのペースになりチャンスが生まれます。そこの部分の仕事は自分にしかできないと思っていました。前半に自分がボールを収める事ができので、そこは成長できたなと思います。

宮川選手からのセンタリングで得点を決めたことについてどんな思いですか?
皇后杯では2得点目です。今までたくさん練習しているものの、中々ゴールという結果にならなくて、「アシストからゴールを決めたいね」と話していました。今までずっと一緒に練習をしてきましたが、やっとこの大舞台で実りました。

勝たないといけないプレッシャーはありましたか?
決勝進出が決まってから緊張していて、毎晩ソワソワしていました。多分人生の中で一番緊張したかも知れません。ただワクワクの気持ちもあって、周りの選手と話していると、この大事な試合に臨む気持ちというのは楽しみでした。ここまで仲間と助け合ってきたからこそチームへの絶対的な安心感はありましたし、すごく良い気持ちで臨めたと思います。あれだけ緊張をしていても、試合では普通にできるのだなと分かったので、これからはどんな緊張にも耐えられそうです。

絶対的な安心感や一体感が生まれるまでにどういう積み重ねがあったのですか?
練習や試合を積み重ねていく中で、もちろん互いへの不満のようなものはサッカーをやっている上では絶対にあります。それを互いに我慢するのではなく、コミュニケーションを取りその場で解決できていました。チームとしてずっと良い雰囲気で取り組めていました。甘い雰囲気ではなくて、要求し合って修正し続けた結果なので、本当にWEリーグカップ決勝からここまでの間にチームが成長したなと思います。

1点目のシュートは、難易度が高かったと思いますが練習をしていましたか?
麻都(宮川選手)と今週もセンタリングの練習をしていました。ファーでのヘディングシュートしかしていなかったのですが、今日の試合でゴールを奪ったのはニアサイドで足でした。あそこでなぜニアサイドへ行ったのか分からないです。しかしヘディングは自分の強みで警戒されると思うので、そこでニアも使えるというところを見せられたことで攻撃の幅が広がりました。

相手ディフェンダーが3人、4人いた中で誰も反応できていなかったですが、何か感じ取っていましたか?
あまり覚えていないのですが、そういう駆け引きのところは得意ですし、フォワードとしてそこは強くなければいけないと思っています。相手からするとセンタリングはボールとゴールを一緒に見られないので、守備対応も難しいと思います。

4試合連続得点をしていますが、大会を通して何か収穫はありますか?
準決勝まで2得点を奪い続けていて、良くも悪くも上手くいきすぎていたので、怖さもありました。しかし決勝でも2得点奪ったということは、今までの自分じゃないと言い切れます。こういう大事な試合で点を奪ってこそフォワードですし、エースストライカーと言われる選手だと思います。自分のゴールでチームに貢献し、仲間が喜んでくれるという貴重な経験ができたと思います。

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DF 3村松 智子

決勝の舞台でこの点差(4-0)で勝利するということは想像できていましたか?
チームは勢いに乗っていましたし、先制点を奪えればこういう展開になるということは、全員が意識していました。4得点奪えて、さらに無失点で終えれたということはチームの自信になると思います。

2点奪った時、WEリーグカップ決勝の悔しさは過りましたか?
WEリーグでも、皇后杯でも、2点・3点奪っても「自分たちはここではやめないんだぞ」ということをずっと言い続けてきました。今初めて、あのカップ戦を悔しいと言えると思います。今まではあの借りを返すことができていませんでした。あの敗戦がチームの糧になり、今の成長に繋がっていると強く思います。

皇后杯を掲げるとなったときどんな気持ちでしたか?
人生で初めてだったので、イワシさん(岩清水選手)に「どうやって掲げるんですか?」って聞きました。久しぶりに嬉し涙を流しました。本当にチームメイトに支えてもらって、自分がチームを代表してカップを掲げただけですけど、このチームでキャプテンができて本当に嬉しいです。

今のチームのコミュニケーションの良さの要因は?
イワシさん(岩清水選手)と瑠美さん(宇津木選手)の存在はとても大きくて、若い選手ともコミュニケーションを取ってくれています。そのような雰囲気なので、若い選手から話しかけることも多いです。チームは若いとずっと言われてきて、それが勝負弱さに繋がっていた部分があったと思います。今は若い選手とベテランの選手が融合し、強さに繋がってきているのでの、そこがベレーザの良さかなと思います。

ゴールを奪った後の守り方についてどういう声掛けをしていましたか?
相手がロングボールを蹴ってくることは分かっていました。競り合ったこぼれ球を回収することがINAC神戸の特徴だと思っていました。セカンドボールのところを早く行くということは、2点・3点と追加点を奪っても変わらずできました。前線の選手が攻撃だけでなく、プレスバックをして守備のところですごく奪ってくれたので、ロングボールを蹴られるシーンも少なかったですし、相手の深いエリアでボールを奪えたことが良かったです。

INAC神戸レオネッサというチームに無失点で勝利したことについてはいかがですか?
どの試合でも無失点で終えられるということは本当に嬉しいことです。相手にシュートを打たれても「大丈夫!大丈夫!」とポジティブな声掛けができていたので、そこはWEリーグにも繋げていきたいです。

攻撃の部分では、相手のプレスに対してどのような意識をしていましたか?
試合前は、相手が前からプレッシャーに来るのか、どういう形で守るのかは予測できなかったです。試合が始まるとフォワード2枚で守ってきていたので、自分か左サイドバックのにっしー(西川選手)のところから進入できれば、前の選手に良いボールが出せると思っていました。上手く相手のプレッシャーを外せたので良かったです。

試合が終わった瞬間の小林里歌子選手とのやり取りについて教えてください。
里歌子(小林選手)がチームに加入した時はリハビリで、自分もケガをしていて一緒にリハビリをしたり、本当に苦しい時間を共にしてきました。里歌子とは「一緒に絶景を見よう」 と入った時から約束をしていたので、今やっとその約束が果たせました。本当に絶景でした。

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DF 33岩清水 梓

皇后杯での戦い方はリーグ戦と比べ変化はありましたか?
皇后杯から戦い方を変えたところもあります。今日は出場していないですが宇津木のキックというストロングポイントもありましたし、自分たちのビルドアップで柔軟に対応できた部分もあり良かったと思います。

2点リードしてからの守りが引き締まっていた印象ですが?
私たちはWEリーグカップの決勝で苦い経験をしました。リードして守りたいという気持ちが出た瞬間にやられるということを身に染みて感じていました。そのためもっとボールを奪いに行こうという姿勢が自然と出たかなと思います。

最後の時間帯は自陣深くまで行かれることもありましたがディフェンダー陣が良く跳ね返していました。
相手も積極的に攻めてきましたが、遅らせることができればと思っていました。遅らせることができれば、戻ってくる選手はベレーザの選手ばかりだったので、それがチームの強さだったかなと思います。

攻めながらもINAC・守屋選手のカウンターを警戒していましたか?
守屋選手のところが相手のストロングポイントだということは分かっていました。そこを対応するという意味では、攻撃したい菜々美(北村選手)が我慢して戻ってきてくれて、相手の攻撃に対応しつつ自分たちも攻撃をできたかなと思います。

2シーズンぶりのタイトル獲得です。
自分としてもチームを離れていた時期がありました。ここ最近タイトルを取れていないなという気持ちもありました。若い選手が優勝の景色を経験できたことで、リーグ戦後半をしっかりと戦いリーグタイトルも獲りたいという意欲が湧いてくると思います。タイトルを獲れたことで、見える景色が変わったと思います。

昨季WEリーグチャンピオンに勝てたことは自信になるのでは?
今季リーグ戦で対戦していなかったので、そう言われるまではそこまで意識していなかったです。ただ力のあるチームで簡単な試合にはならないと思っていました。その中で前の3選手がゴールを奪ってくれて、とても頼もしいです。

選手の移籍もありましたが若い選手が台頭してきています。
年齢を重ね新しい経験をしたい選手の気持ちも分かります。旅立っていった選手がいる中で、若い選手が台頭してチームを引っ張っていて、この循環はすごいなと思います。その中で惜しいところでタイトルを獲らせてあげられなかったことは自分自身少し実力の無さを感じていました。しかしここで優勝することができて存在感を出せたのかなと思います。

出産されてから初めてのタイトルとなりましたが、特別な思いはありますか?
自分のコンディションをどこまで戻せるか不安を抱えながらサッカーをやっていて、WEリーグカップ決勝では少し自信がありませんでした。チームを引っ張れるほどの言葉の力がなく、そこは修正点でした。だからといって今日特別なことをしたわけではないですが、負けたら終わりの試合を勝ち続けることが必要でした。前の自分に戻ったかというと違うと思っていますが、ある程度戦えるところまでパフォーマンスを出せていることは良かったなと思います。

先制点を奪った植木選手は岩清水選手の目にはどう映っていますか?
取ってほしいところでゴールを奪ってくれる選手です。彼女は攻撃だけでなく守備への貢献度も高いですし、自分たちが高い位置でボールを奪えた時の攻撃の起点になってくれます。本当にエースになったなという印象です。

ディフェンスラインはメンバーが入れ替わりながらそれぞれが役割を果たされていました。
麻都(宮川選手)は対応力が柔軟だと思います。守備の人間ですが攻撃が好きなことも知っていましたし、彼女が高い位置を取りインナーラップをしてチャンスを作っていました。宇津木や西川などセンターバックも担える選手がサイドバックを務めることで前の選手が安心できるところもあると思います。隣のカツオ(村松選手)は長く一緒にやっていますしサイドバックが変わってもどんと構えているので力強いです。

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DF 6宮川 麻都

1点目のアシストの場面を振り返ってください。
練習からあおば(藤野選手)がボールを持ったらインナーラップをしていこうと思っていました。自分がペナルティエリアに入ってセンタリングを上げると思わなかったですが、理子(植木選手)も飛び込んでくれて、得点に繋がりました。

今日の試合ではアグレッシブに行く所と慎重に相手を見る場面がありましたが、どのように判断していましたか?
相手の5バックが後ろに下がるのを見ながら自分も攻撃参加をしていました。逆に相手が攻撃的に来ると、自分も守備に回らないといけないので、相手のポジショニングを見て、自分のプレーを判断しました。

出し所がないような時に、股抜きをするなどとても落ち着いたプレーもありましたが?
自分の得意なプレーのひとつです。落ち着いて試合に入ることができたので、しっかりパスも出せました。

植木選手とセンタリングの練習をしているそうですが?
センタリングの練習はたくさんしていますが、ヘディングシュートやファーサイドへのボールが多いです。今日はニアサイドで理子(植木選手)が飛び込んでくれたので良かったです。センタリングを上げる前は中を全然見られていなかったです。タイミングをずらしたのをちゃんと信じてくれたので、やっぱり理子のお陰です。

右サイドバックが本職になりつつありますがいかがですか?
最初は慣れない部分もありました。皇后杯やリーグ戦を通じて、右サイドバックで出場する回数が増えていくうちに慣れていきました。カットインした時に、左足で持たないと相手と近くなるので、そこは難しいところがあります。それでも自分の得意としている中に切り込む形は少しずつ出せて来ていると思います。

久々にタイトルを獲得した喜びはいかがですか?
昨季はタイトルが取れなくて、タイトルを取る難しさを感じた1年でした。今季はカップ戦でタイトルを取れずに今までで一番悔しい経験をしました。今日皇后杯のタイトルを獲れて嬉しいです。

宮川選手自身のゴールへの思いはいかがですか?
自分がゴール決めたいという気持ちもありますが、アシストを通して勝利に貢献できたことがすごく嬉しいです。

今季の目標は?
ゴールを決めたい気持ちもありますが、アシストの数も増やしていきたいです。アシストは「5」が目標です。

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