試合を振り返ってください。
前節とは若干メンバーを入れ替えましたが、これは今日の時点でのベストメンバーだと思って起用しました。 プレーはもちろんですが、この連戦の中での疲労を考えたときに、誰が一番よいパフォーマンスをできるか、その11人が試合に出るべきだと考えていました。 そして、よい流れを作れたとき、流れが悪かったとき、次に入るメンバーがさらにパワーアップをしたプレーをできる、そういう試合全体を考えた中での取り組みでした。 前半は少し苦しく、相手に支配される場面もありましたが、やはり1点目が大きかったと思います。 さらに後半になって継続してきたことをしっかり出せたという意味で、試合全体を通して、全員でしっかり戦えた成果なのかなと思っています。

監督にとっては古巣対戦でした。やりづらさ、やりやすさ、いろいろとあると思いますが、いかがでしたか。
知っている選手ももちろんいるので、いろいろな想いはありましたが、外国籍選手も含め、自分が見ていたころのチームとはまた違うチームだったので、あまり意識はありませんでした。 とにかく自分たちは、この厳しい日程の中で、100パーセントの力を発揮すること、もちろん相手があってですが、自分たちのプレーができれば、結果につながると信じてプレーしていたので、そういう意味では、いつも通りやれたなと思っています。

前半の戦いが苦しくなった要因はどこにありますか。
相手が前からプレッシャーをかけてくる、ある程度それは予想していましたが、今日スタートで組んだメンバーで考えていくと、なかなかよいタイミングで背後のスペースを突くことができなかったということだと思います。そういう意味では、ボールは動かせても、なかなか相手の背後、ゴールに近づくことができないところは、課題が残ったと感じています。 意識すればできるところで、こういう中での経験によって、今後も解決していけるのかなという感触も得ました。

後半改善できたというのはどういう要因がありますか。
ボールに関わる人数が単純に増えたというところ、一つのボールに2人、3人が関わる、まさにその中に裏を狙う選手が出たというのがあったと思います。みんなが同じ動きではなく、それぞれが別々の動きをする中でボールを持ってる選手に選択肢が増えた、そういうふうに思っています。