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MATCH試合情報

2023-24 WEリーグカップ グループステージ 第4節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs INAC神戸レオネッサ

マッチレポート

監督コメント

松田 岳夫 監督

試合を振り返ってください。
最後の強さ、攻守においてゴール前の強さというところで、最終的に相手が上回りました。そこは本当に自分たちの課題であると思います。いくらボールを保持していてもゴールを奪えなかったら勝利は手に入らない。そういう展開のゲームだったと思います。今日も先制点を奪われ、最終的には得点も奪えなかったという意味では、守備の課題、それからゴールを奪えないという攻撃の課題、どちらも表に出てしまった。チームが成長するために必要な負けであったと考えていけるように、これから積み上げをしていかなければいけないなと改めて感じています。

攻守においてゴール前の空中戦で競り負けるシーンがありました。その部分はどのように感じていますか。
攻撃ではクロスに対して決して我々は高さがあるわけではないので、相手の1番嫌なところに速いボールを入れたりすることが必要です。いずれにしても外から入れるボールを中の選手が待っているようでは、中央をしっかり守る相手に対しては崩すことができない。(ボールを持っていないときの)オフのアクションをもっと工夫していかないといけないと思います。ボールが来なくてもそういう動きを入れる。それによって相手の守備が一瞬乱れる。そういうことを少し考えていかないとなかなか綺麗にサッカーを進めてもゴールを奪うことができないと感じています。

選手がピッチ上でどうしたら得点を奪えるかを感じ取ってプレーすることも期待していますか。
選手がそれを感じて変わってくれれば良いと思います。ただこれは今に始まったことではないと思います。昨季、そしてWEリーグ初年度で優勝できなかったということは、おそらくそこが足りないからだと思います。今季が始まって1ヶ月ちょっとの間で全てを解決するということは難しいと思っています。ただその中で選手はもっともがいて良いと思いますし、もっと自分の意見を主張するべきだと思います。そうやって1歩ずつでも変わっていければ、いろいろなことが変わっていく。そういう進歩のあるチームにしていきたいと思っています。現状ではまだまだ変わっていないです。今日の試合で言えば、村松が前半にイエローカードを受けた激しいプレーで全員のスイッチが入るべきでした。ただあのプレーを見ても選手の目つきが変わらないままでは、メンタル的な力強さというところで未成熟なチームなのかなと思います。逆に言えばそこさえ身に着けば、すごく可能性があるチームだと思うので、なかなか簡単な部分ではないですが少しずつ解決していきたいと思っています。

ゴールを奪うために、山本・藤野・土方選手といった前線の選手たちに求めたいところはどういったことですか。
今日のように相手が5バックに近い形で守っている中で、多くタッチをしてゴール目指す、あるいは完全に相手を振り切ってフリーでシュートを打とうと思っていては、正直言って甘い。 やはりワンタッチ、ツータッチでゴールを目指していく迫力はほしいです。そこの部分は藤野あおばは迫力がありますが、2人はちょっと足りなかったかなと思っています。ただこれも本当に意識の問題で、良いイメージは持っていると思います。こういう試合を通して改善しながら次に繋げていければ、すごく可能性のある選手たちです。そういう意味ではそこのスイッチをこちらで押せるようにしていきたいと思います。

次節勝利すれば決勝進出が決まるという状況ですが、どのような試合をして決勝に繋げていきたいですか。
決勝を考える前に今日の試合で負けた悔しさを次の試合で発揮してほしいと思います。その結果が決勝に繋がるというだけなので、決勝に進出するためにどうするかは正直考えていないです。そして次の試合は、日本女子代表のアジア競技大会にFWの2選手(山本・土方)が行きます。攻撃的な選手がいない状況で我々に何ができるかということをこれから選手と一緒に考えながら取り組んでいきたいと思います。

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選手コメント

DF 03村松 智子

今日の試合を振り返ってください。
(昨季から)戦術が変わったなどそういったことではなく、単純に1人1人の気持ちや戦う部分で全く力を出せていませんでした。試合前に戦う姿勢を言われて挑みましたが、全て負けてしまったことが、今日の結果になったと思います。失点の場面に関しては、1失点目は田中選手が上手だったと思います。ただ2失点目、あるいは3失点目はリスタートなどを含めてもう少し対応できることがありました。守備は相手が上手いだけで終わらせてはいけないので、失点シーンは体を投げ出してでも絶対に打たせてはいけない場面でした。そして自陣深くまでボールを運ばれたという部分も改善しなくてはいけないです。あとは、後半に得点が必要な中であのように自ら不用意な失点を喫したことは悔しいです。3失点はDFとしてチームに対して申し訳ない気持ちしかないです。

松田監督がメンタル面で強くならないといけないと話していました。
メンタル面は今は0に等しいぐらいに弱いと思います。それは若いから、経験不足だからと昨季からずっと言われていて、悔しいです。そこは1人1人の意識で変わる部分です。戦術の前にメンタル面を監督から言われていることを選手全員が本当に悔しいと思わないといけないと思います。自分はイワシさん(岩清水選手)やたくさんの先輩たちから(戦う姿勢を)学んで、そういうところが大事だと思ってきました。そういったことを自分が若い選手たちに示せていないので、もっとやらなくてはいけないと思います。

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MF 10木下 桃香

試合を振り返ってください。
0-3という結果が妥当な試合だったと思います。

0-1の段階で追いつくチャンスがありました。そこで決め切れなかったことが大きかったですか。
そうかもしれませんが、自分たちの中では決定的なチャンスを作れていたという感覚はなかったです。シュートも多くが無理やりな感じがありました。決定力の前にチャンスメイクのところができていなかった印象が強いです。

得点を奪うためにどんなイメージを持っていましたか。
自分たちはフォワードに競り合いが強い選手がいるわけではないので、簡単に放り込んでもカウンターを受けるだけだと思っていました。相手の守備ラインを崩すイマジネーションや技術のところが自分たちは繋がっていなかったのでゴールに迫れなかったかなと思います。

次節勝利すれば決勝進出が決まるという状況です。
切り替えて、次勝つためにやるしかないです。今日の負け方は最悪でしたけど、幸い次に繋げられる状況ではあるので、チャンスを取り逃さないように次節しっかりと勝って決勝進出を決めたいと思います。

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