本日の試合総括をお願いします。
首位INAC神戸戦はビッグゲームということを選手と共有して、勝ち点6に値するゲームなので勝利しようという気持ちで入りました。 今週は良い練習ができて、スタッフとともに選手も役割を整理してきたので良い形で入ったのですが、やはりINAC神戸の守備、球際での守備の意識が前半からすごく高くて、簡単に点が取れるというゲームではなかったです。 ただ、60分以降、お互いに集中を少し欠いて足が止まり出す時間からが勝負になると思っていました。やはり先制点を取りたかったんですが、クロスから失点をして追いかける展開になりました。選手交代をしながらコーナーキックで同点にできたというのは非常に良かったです。 もう１点取りにいきたかったんですが、INAC神戸も皇后杯決勝戦の思いもあると思いますし、最後までお互いがファイトしたゲームでした。選手にも話しましたが、引き分けの結果は最低限でした。 今日喜んだのは浦和（レッズレディース）で、引き分けたので首位に立ちました。浦和との勝ち点差が7で後半戦を迎えることになり、次節はマイナビ仙台戦で、リーグ後半戦はチームの得点力がカギになると思います。また勝負強さを上げられるように進めていきたいと思ってます。

失点の場面を振り返っていただけますか。
左サイドのDF木﨑（あおい）とMF北村（菜々美）が対応することで指示をしています。ただ、あの 時は中に行かせたり縦を突破されてしまったので、守屋（都弥）選手の良さを出してしまいました。中盤の競り合いなどを含めてもやはり守備の対応、相手のストロングポイントを出させないようにするということができなかったというのが課題だと思います。 よく抑えていたとは思いますが、あの失点場面はやられてしまったので、そういうワンチャンスというのを止めなければいけないなと思っています。それが1対1の勝負など、その場面の強さに繋がっているので改善していきたいと思います。

リーグ戦が半分終わりました。前半戦を振り返っていただけますか。
勝ち点3が足りないなと思っています。1敗や引き分けというのはやはり勝ちきれないということなので。この西が丘での勝利をもう少し増やしていきたいなという気持ちがあります。

中断期間を経てのWEリーグ再開後、ここまで戦ったチームとしての状態はどうですか？
チームは皇后杯を挟んで非常に成長をしています。ただ、けが人が少し多く、もう少し柔軟な選手起用や役割を担ってもらい、幅広く攻守に戦えるようになりたいです。まだ回復が少し遅いので、松永（未夢）や土方（麻椰）のような若い選手を出しながら、選手層をもう少し戻したいなと思っています。