試合を振り返ってください。
グループリーグの最終戦。試合会場の多摩陸上競技場は、いつも練習をしているグラウンドです。 ホームで勝利すること、グループリーグを突破するにも、勝利が絶対条件なので、それをチームのみんなで確認し、試合に臨みました。 2-0の勝利で終えたことはとてもよかったです。ただ、試合前半の大きなチャンスを決めきれず、ノジマさんの 粘り強い守備を崩す事ができず、後半に入ってやっと先制することができました。 良かったのは追加点が取れた事ですが、できればもう少し点を取って、グループリーグ突破の対象となるINACさんに対して、 プレッシャーをかける状況にしたかったですが、難しかったです。選手が力を出して勝利できたことはとてもよかったと思います。

前戦の選手が流動的に動いていましたが？
練習の中で、永田ヘッドコーチと共に、チームの中で前目の早い選手を使った並びをつくることを意識してトレーニングをしました。 ただ、時間がない中で、受け手の選手が多かったので、パッサーの三浦成美と菅野奏音の2人からのボールを受ける練習をしました。今日は相手のラインが高かったので、オフサイドにかからず相手のラインにどう入るかに苦労しました。 前半はあまりいい内容ではなかったので、そこは改善点です。

藤野あおば選手のゴールについて
とてもシンプルな形でした。タイミングが合って、村松智子選手のパス、視野の広さを褒めたいと思います。 藤野（あおば）が相手の裏のスペースに入れて、シンプルですがあの形で点を取れたことがよかったと思います。

今季はセットプレーに狙いをこめて練習されていますか？
キッカーもいいキックを蹴れるので、練習していきたいと思います。2点目は右のサイドバックを担った西川（彩華）が彼女のストロングポイントを生かし、クロスをあげてくれて宇津木（瑠美）選手のヘディングシュートに繋がりました。自分のストロングポイントが出せるようになるのがチームだと思いますが、チームはまだ発展途上なので、どんどんストロングポイントをつくっていって選手の良さをピッチに出していきたいと思います。

今回の試合の課題は？
先週のINAC神戸レオネッサとの試合はラストプレーで追いつかれてしまい、自分たちでグループリーグ突破を難しくしてしまったので、その点をチームで共有をしました。今日は2-0で勝利したことは、よかった点ですが、先制点をもっと早く取りたかったです。

決勝（10/1）に進出した場合の意気込みを教えてください。
今日は準決勝だと思っていました。決勝はやはり特別なものなので、まだ2週間あるので怪我している選手は怪我を治し、コンディションの調整をし、このグループリーグで出た課題を解決できるように準備していきます。 攻撃については、去年からの課題もありますが、相手のゴールに迫るプレーや、ゴールに向かうダイレクトなプレーの精度を上げて臨みたいです。