宮川麻都「ベレーザらしい崩しを見せたい」
相手の守備をどう崩せるかがポイントになる
──前節はアウェイでEL埼玉に敗れ、I神戸戦に続く敗戦となりました。この結果をどう受け止めていますか？
リーグ後半戦が始まってから4連勝と勝ち続けていたので、連敗して悔しいという気持ちが大きいです。ただ、次の千葉L戦は男子チームとのダブルヘッダーということで注目度も高いですし、気持ちを切り替えて良い準備ができていると思います。
──連敗は今季初ですが、敗因については整理できていますか？
I神戸戦はベレーザらしさを出せませんでしたが、EL埼玉戦は自分たちがボールを保持して攻めるという、ベレーザのサッカーができたと思います。敗れた要因は2試合とも違いますが、その後に監督と選手でも、選手同士でも話し合って課題を整理しました。やるべきことは分かっているので、前節の反省を次の試合に活かしたいです。
──首位のI神戸に敗れたことで勝ち点差が開き、モチベーションに影響したということはないですか？
タイトル獲得が厳しい状況にあるのは事実ですが、それによって自分たちのやるべきことが変わることはないと思っています。チームの雰囲気は悪くないですし、全員で気持ちを一つにしてトレーニングできています。
──宮川選手自身は、直近3試合で2得点と調子を上げている印象です。コンディションはいかがでしょう？
個人的には、今季で一番良い状態だと感じています。リーグ前半戦はあまり得点に絡むシーンがありませんでしたが、後半戦はうまく攻撃に加われるようになってきて、2得点という結果にもつながりました。DFとして守備は大切ですが、自分が得意としている攻撃参加からの崩し、ゴールというのは常に意識しているので、今後も狙っていきたいです。
──今節は千葉Lとの対戦です。勝つためのポイントはどこでしょうか？
リーグ前半戦は3-0で勝つことができましたが、昨年末の皇后杯準々決勝では0-3で敗れてしまったので、絶対にリベンジしたいです。千葉Lは守備が固いチームなので、それをどう崩せるかがポイントになると思います。
──千葉L戦はJリーグ・WEリーグ史上初となる男女同日同会場ダブルヘッダーとなります。
今までJリーグしか観たことのない方が女子サッカーを見てくれる良いチャンスだと思います。サポーターの方に喜んでもらえるような、ベレーザのサッカーは面白いなと思ってもらえるような試合をしたいです。
──ベレーザのどんなところを見てほしいですか？
中学生の時からメニーナでプレーしてきて、トラップなどボールを扱う技術を磨いてきました。そのテクニックを活かして、近い距離でパスを交換して、狭い局面を崩してゴールを狙うのがベレーザらしいサッカーだと思います。他のチームにはできないような、ベレーザの崩しを見せられるように頑張ります。