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2021-22 Yogibo WEリーグ 第14節  日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs ノジマステラ神奈川相模原
2022.03.19(土)14:00 KICK OFF

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村松智子「2試合無失点が自信になっている」


チャレンジャー精神で試合に挑めている

──前節はS広島Rを2-0で下して2連勝を飾りました。
攻守の切り替えのところで、ボールを失ったら前で奪い返すという意識を持って試合に臨んだので、その形から先制点につながったことはチームとしてすごく良かったと思います。ただし、後半に追加点を奪えなかったことは次の試合に向けての課題です。

──チームの2点目はWEリーグ初先発だった山本柚月選手のゴールでした。
練習後にずっと自主トレでシュート練習をしていたことはチームの全員が知っていたので、練習で取り組んでいたような形から点を取ってくれたことは自分もうれしかったです。チームが盛り上がる得点だったという意味でも大きかったと思います。

──これで後期に入って2連勝。順位も2位まで浮上しました。なかなか結果が出なかった前期と比べてチームの変化を感じますか?
前期はあまり良い結果が出なくて、自分たちの中にも「どうしよう」という気持ちがあったんですが、今は全員が同じ方を向いているというか、「失うものは何もないぞ」というチャレンジャー精神で試合に挑めているのかなと感じます。特に何かあったというわけではないんですが、「このままじゃいけない」という気持ちはありましたし、皇后杯でメニーナが活躍したことも私たちにとってはすごく刺激になりました。「自分たちもやらなきゃいけない」という覚悟を改めて持つことができたと思います。

──ここまで失点5はリーグ2位タイの好成績です。後期に入って2試合連続無失点ですが守備面の手応えはいかがですか?
正直、長野戦も広島戦も危ないシーンやラッキーだった部分があるので、まだまだ突き詰めていかないといけないところはあります。ただ、前期は相手に先制を許すことで苦しい状況を作ってしまうことが多かったので、そこをゼロで抑えられているというのはGKを含めてディフェンス陣にとってはすごく自信になっています。

──よく「ベレーザらしいサッカー」と言われますが、守備面における「ベレーザらしさ」とはどんなものだと考えていますか?
永田さん(永田雅人ヘッドコーチ)が来てから守備のやり方はいろいろと変わりましたし、相手を引き込んで自分たちの思いどおりにボールを取る、みたいな理想とする形はもちろん頭の中にあります。でも、一番大事なのは最後の最後で体を張れるか、集中してボールに寄せられるかどうかだと思います。それはイワシさん(岩清水梓)から学んできたことでもありますし、自分も大事にしていることなので、ベレーザの伝統として下の子たちにもどんどんやってほしいですし、イワシさんがやってきたように自分も伝えていきたいです。


ケガをしないことが目標なので、そこに関しては100点です

──ここまで全11試合に先発していますが、自身のパフォーマンスについてはどうですか?
WEリーグ開幕まで長い時間をかけて準備してきたので、コンディションに関してはいい状態を保てていると思います。でもプレー面については満足していません。例えばビルドアップの部分で、相手がプレッシャーをどうかけてくるかとか、相手のシステムはどうかとか、そういうものを試合の中でもっと早く見極めて、自分たちがどう対応していけばいいかということをやっていかなくちゃいけないと思っています。

──村松選手はこれまでのキャリアで二度の大ケガを経験しています。その苦難を乗り越えてWEリーグ、プロリーグへたどり着いたことに感慨深さもあるのでは?
ケガをしている時は、自分が将来プロリーグに参戦できるなんて想像すらできなかったので、復帰させてくれた方々、治療に関わってくれた方々には本当に感謝しています。プロになって周りの人たちの支えを改めて感じますし、自分たちは本当にたくさんの人たちに支えられてサッカーを仕事にできているんだなというのを実感しています。プロになって体のケアに多くの時間を割けるようになったのは大きいですね。プロになって何が一番変わったかと言ったら、自分の場合はケアに費やす時間です。ありがたいですし、個人的にはケガをしないことが目標なので、そこに関しては100点です(笑)。

──若い選手が増えてチーム内では年長者となりました。年上の選手として意識していることはありますか?
年齢は上ですけど、キャラクター的にちょっとふざけるようなタイプなので、自分がふざけることでチームがいい雰囲気になればいいかなと思っています(笑)。自分が下だった時も、上の人がふざけたり、年下の選手がイジれるような環境、雰囲気を作ってもらっていたので、それがいいなと思って自然とそうしています。下の子たちには「もっと来いよー!」という感じで接していますね(笑)。

──よくイジってくる選手は誰ですか?
(清水)梨紗とか(笑)。そんなに年齢も変わらないので、もう同世代という感じで何でも話します。あと最近は(木下)桃香がけっこうグイグイ来るので、「もう自分を超えてイワシさんに行きなよ!」と言っています(笑)。

──今節は3連勝を懸けてN相模原と対戦します。
前期は3連勝がなかったので、3連勝を達成して勢いに乗りたいです。相模原も新しい選手が何人か入りましたし、アンダー世代の時にずっと一緒にやっていた杉田亜未さんはすごく足元がうまい選手なので、相手に自由を与えず、前でボールを奪うということをチーム全員で取り組んでいきたいです。

──再開後の連勝で逆転優勝への期待も高まっています。ファン・サポーターへメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。前期はサポーターの皆さんを心配させてしまったので、皆さんが安心して見ていられるようなゲームをできるように、ベレーザらしさを取り戻せるように全員で頑張っていきますので、これからも一緒に戦ってください!